昭和なパパさんが家に居場所がなくなったのは、”次工程はお客様”の呪い?
おおかみが働いてた会社では、いっとき「次工程はお客様」という標語が掲げられてた
おそらくはどっかの役員がどっかで聞いてきて”これだ!”と流行らせようとしたんだろう
すんごいアバウトでたくさんの足が上がって取り放題だけど、メーカーの工程はこんな感じ(企画とか、マーケティングとかざっくり省略…)
つまり、研究所にいる人は
”開発部の声をお客様の声だと思って聞くんだよっ!”
ってことである
ついでに言うと企画もマーケもお客様側なので、研究所にいるとすべての声をお客様の声として聴く羽目になる
そのうちステークホルダーとかいう便利な言葉まで出てきて、まあ、あちらこちらの顔色を窺いながらの仕事は窮屈に…
あちらを見ても、こちらを見ても「上官の命令を承ること、実は直ちに朕が命令を承ることと心得よ」的なノリである…
天邪鬼なおおかみ、会社のとある研修で一番前の席を陣取り、一番最初に講師に質問
P社からやってきた講師、ちょっと困った顔をしたが正直に答えてくれた
だよね~♬
…と、これが原因かは分からないけど、おおかみはアプリの店頭販売に立つことになる。某家電量販店で3日間…
「次工程はお客様」は極端なケースだけど、会社ってのはこういう考えかたもあって、社員は必ずしも最終目標のことを真剣に考えている訳ではない
上司、次工程、その他ステークホルダーを見て、そのOKをとることが最終目標になってしまっている人も…
これを昭和な子育てに当てはめてみると、専業主婦を抱え、こどもを幸せにするために稼ぐことがオレのミッションだぜっ!ってパパさんはこうなっていたのかも
家族のために稼ぐとき、次工程は給与をくれる会社
会社の声を聴いて、会社を満足させれば、高い給与がもらえて、こどもは幸せになると…
残念なことにこの場合、「すべての工程がお客様を見ている」訳じゃあない
ママさんはこどもの事を見てるけど、銀行がこどもの事を見てる訳がない
「唯一の例外はすべての工程がお客様を見ている場合」だけど、まあ、この場合、途中の工程はお金だけの話。けれども、こどもの幸せはお金だけじゃない
だから、パパさんもこどもを幸せにするのに、こども(お客様)と直接コミュニケーションをとるのが王道
…だけど昭和平成な会社に毒されていると、ついつい次工程だけ見て頑張ってれば世の中は良くなると勘違いするかも知れない、、、
そして当然”家族のために”稼いでいるパパさんはママさんとも直接コミュニケーションとらないと
パパさんとこどもがつながれば、ママさんもパパさんにつながってくる…
平和だ♬
でも、昭和平成な会社にいたおおかみには、昭和平成なパパさんの気持ちも痛いほど良くわかる
次工程だけみてがんばってるパパさんに、リタイヤしたらハイサヨナラってのは…
悲劇だ…
…そういえば、”tragedy”って単語を習ったその日に、「今日から俺のこと、トラジデーヨシダって呼んでな~」と言ってた吉田ヒデキ君は元気かな…関係ないけど
「次工程はお客様」って言葉は、もともと品質管理活動全盛期の製造現場で生まれたらしい。令和ではどうなんだろうと思って、ここ1年縛りでググってみたけど、まだそこそこ使われてる様子
これに限らず、会社ならではの考えかたってのは多々あるけど、家庭には持ち込まないほうがHappyかな
おおかみは隠居して2年ちょっとだけど、いまだに会社的考えかたに毒されてるなぁと感じることがある
家族と関わる時間をたくさん持って、ON/OFFを頻繁に切り替えることで、その呪縛から逃れられると良いですね~
読んでくれただけでも感謝感激😊 もしサポートいただけたら、年金の足しにします(まだもらえないけど…)