気をつけてね。
たまに、お仕事のお相手からのメールで、
事務的な内容に一言加えて、労いの言葉とか、定型文ではない、その人自身の感情を教えてくれるような感謝の言葉をくださったりする人がいて。
それだけで救われたような気持ちになります。
ライブで歌うのは30分、長くても2時間。
その瞬間のために毎日毎日スマホやパソコンに向かって10時間も15時間も準備し続けて、
もう慣れたけど、
家で一人めちゃくちゃ孤独になるときがあります。
そんな瞬間に、ふいにそうゆうメールが返ってくると、泣きたくなる。
(それはもう既に、泣いている笑)
たった一言で救われて、
逆にたった一言で傷ついて、傷つけて、
人間って本当忙しい生き物ですよね。
たった一言。
僕は言葉数が異常に多い人間ですが笑、大切なことはちゃんと伝えられているのか、いつも不安です(だから言葉数が多くなるのかもね)。
でも一つだけ、口癖になっていることがあります。
「気をつけてね」
人と会っていて、別れるときに必ずと言っていいほど言っている気がする。
そんなに珍しい言葉ではないし「そんなん当たり前でしょ」と思うかもしれないけど、僕にとっては特別で。
僕基本的に「嫌いな人間」ってあんまりいなくて、
しいて言うなら、僕のことを嫌っている人とはあえて時間を共に過ごす必要はないと思うから(そう感じとったら)なるべく近づかないようにするくらいかな。
申し訳ないし。
(知らんけど)
なので、例えば周りがめちゃくちゃ嫌ってるような、評判激わるな人でも、僕は全然ずっと一緒にいれます。
それは子どものころから。
小学生の頃、
まさに、ちょっと周りの子たちからは嫌われている子の家に、遊びに行ったことがありました。
たぶんだけど、その子が嫌われてた理由は「当たりが強すぎる」「すぐ人を馬鹿にする」みたいな、いわゆる意地悪なところだったのかと記憶していますが、
なおあき少年はそんなこと気にせず「明日暇なの?じゃ家行くわ」と遊びに行きました。
何をして遊んだかなんて覚えてないし、たぶん漫画読んだり、ゲームしたり、そんなもんでしょう。
で、夕方になって帰る時に、その意地悪でお馴染みの彼が僕に
「じゃあね、ありがと。気をつけて帰ってね」
と言って玄関から送り出してくれたことが、今でも鮮明に頭に残っていて。
なんか、
めちゃくちゃ嬉しかったんですよね。
「この人が僕をいま心配してくれた」ということを一瞬で実感したというか。
きっとそれまでも、家族だったり親戚だったり、他の友だちだったりからも、何回も言われてきた言葉なんだと思うけど、
帰り際に寂しそうな顔しながら目を見て言ってくれた一言が、ね。
中学卒業後は一度も会ってないし、連絡先も知らない。
別に連絡をとりたいとも思わないけど、
あの日もらって嬉しかった言葉を、ずっと自分と自分の周りにいてくれている人へのお守りみたいに言い続けている僕がいるから、
彼も僕を作ってくれた一人なので、ずっと感謝しています。
ありがとう。
大先輩から来た嬉しいメールで、そんなことを思い出した一日でした。
前にもこのことを思い出した日があった。
ライブでこの曲聞いたとき。
懐かし(笑)
ノグチサトシさん。
ずっと大好き。
最後に、本日の写真はずっと前に2000円くらいで買ったオールドレンズ
NIKKOR 28mm F2.8 で撮った本日の仙台。
(突然スミマセン笑)
ではでは、明日から岩手に歌いに行きます。
みんなも気をつけて、いい週末を。
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