しかめっ面deレコード収集 第2回「VSシュガー・ベイブ」
給料日がやってくると、多少なりとも経済的な余裕が生まれたのをいいことに、ぼくはレコードを収集する旅へと出る。ひとつレコード屋に入ってみるとだいたい10枚ほどのめぼしいレコードに出会うわけだから、5つのレコード屋に入ればめぼしいレコードの数は、複雑な計算を経た結果、500枚ほどになってしまう。そんな膨大な数のレコードを余すところなく連れて帰ることができれば、そりゃいいのだけれど、いかんせんお金もないし、相変わらず部屋も狭い。なので、膨大なレコードのなかから欲しいものを厳選して手