見出し画像

ZINEの図書館あったらいいナ

帰りの寄り道、三島で。

前回(『ZINEを配る旅路N'』)、「次は、いよいよ”松本編”へつづく…」としていながら、松本の話ではありません…あしからず。
なんとなく、旅路N'(このシリーズでは、旅路たびじ旅路N'たびじで統一)から帰ってきて、いろんな”本のある場所”に実際に足を運んで、今フレッシュに思っていることを優先して書いてみようと思う。

そんなはずじゃなかったけど、

わたしが、青春18きっぷを使って、片道7時間かけて名古屋に行ったのは
4月上旬のこと。
帰りは、そのまままっすぐ帰るか、途中下車するか…
そんなことを考えていた旅支度中の前々日、
絶好のタイミングで気になる記事を見つけてしまった!

ワタクシ、インスタを駆使して、お店の情報収集を全然できないのです。
この記事は、そんな私にとって正に”助け”、
店名も『ヨット⛵』なだけに…。
(おあとがよろしいようで)

ぅわぅっ!行ってみたい!

そうなんです!
この記事の本屋『ヨット』さんが、
東海道線名古屋からの帰り道にあったことが奇跡✨
青春18きっぷは、”途中下車OK”
なので、もってこいなロケーション!
しかも、日曜日はいつもより早く10時OPENというじゃないですかっ!
(いつもは12時OPEN🕛)
早起きな私としては🌅🐓、そのほうがありがたい!

JUST あらいぶど、MISHIMA!

そうしてつきましたMISHIMA!ハロー、三島!

川のせせらぎを横目に、
さえずる野鳥の鳴き声をBGMに歩く駅からの15分間は、
三島をまったく知らない私にとって、新鮮な驚きの旅路N'たびじでした。
春の始りにフサワシイような、
ちょっと駆け出したくなるような。

コンニチハ!

※前掲TWO VIRSINSさん公式note記事より転載
同じく店内棚の様子。

解放感あふれる空間で、本の間にはさまったモノたちにいちいちツッコミたい興味津々な店内で、一番イッチャン心を惹かれたのは、こちらの棚☟
店主さんが旅先や行く先々で集めたZINEやフリーペーパーなどが並んでる!

ご自由にご覧下さい、
ただし”NOT FOR SALE”な面々

陽の光を背中から浴びて燦然と輝く逸品ぞろいなメンツたち!
ワヤヤ~!お初にお目にかかります<(_ _)>なZINEばかりだよ~ん!
垂涎!珠玉!なコレクション!!
いやいや~、これを床に広げて、飽きるまで読みふけりたい…

イメージは、のび太なシチュエーション

もちろんバーコードのついた本のすばらしさは、言わずもがなですが
こやって、どこかで生まれて、はかなく消えてしまうZINEやフリーペーパーの いとおしさったらありません!
素敵なコレクションを拝見させていただきありがとうございました!
末席に私のフリーペーパー『津田沼雑貨狂時代』も加えていただきましたー。
ありがとうございます!

アメリカの公共図書館におけるZINEコレクション

さて、モノの性質上(製本・紙質)耐久性がなさそうなZINEですが
アメリカでは、公共図書館が所蔵(閲覧・貸出)している、というような記事を以前読んだことがありました。
その中でも『Seattle Public Library』が所蔵数3万点以上と最大規模のようですね。今回の扉の写真は、この図書館のコレクションページのものです。

DIY ジン/フードジン/文学的な ZINE とチャップブック/音楽ジン/個人的なZINE/政治雑誌/ライオットガールジン/SF とファンタジーの ZINE/自費出版および小規模出版のコミック/ワークジン/身体と精神の健康についての ZINE
/ポップカルチャーを題材にした ZINE/人種と民族に関する ZINE/スポーツやゲームに関する ZINE/BIPOC*作家によるZINE/クィア&トランス作家による ZINE/青年作家によるZINE/シアトルで生まれたZINE/ワシントン州で生まれたZINE

シアトル公共図書館HPよるZINEカテゴリー

こちらは、翻訳機能を使いました。
BIPOC』が分からず調べてみたら「Black, indigenous and people of color(黒人、先住民や有色人種) を省略した言葉」のことらしい。
知りませんでした。
なるほど…そういうカテゴリーも存在するのかー、と勉強になることがいっぱい。

タイトルを周回する楽しさ

残念ながら表紙を見ることはできませんが、
コレクションリストは閲覧ができます。

タイトルを眺めてみるだけでも、もう十分たのしい!
「背表紙を眺めるのも読書の一つ」と言っていた方がいらっしゃいましたが
本当にそう!
本屋で一棚一棚、背表紙を眺めて一周するだけでも、十分読書欲が満たされますよね?!
このコレクションのタイトルを暇つぶしに(!)眺めるの
どんなSNSの周回よりおススメかも!

こんなの、ありました(一例)

How to Make A Record Player Out of A Bicycle
”自転車からレコードプレーヤーを作る方法”
そそるタイトル

Butter My Butt and Call Me A Biscuit
”お尻にバターを塗ってビスケットと呼んで”
?!この自動翻訳おかしい?

Zen and the Art of Brownie Baking
~Comprehensive Guide to the Brownie Revolution~
”禅とブラウニーの焼き方~ブラウニー革命の総合ガイド”

深淵!なテーマ。
ブラウニーのさまざまな作り方を、政治的考察を交えて紹介する
フードZINE…らしい。

あと、個人的にグッときたのは、
映画『The Goonies』グーニーズの同人誌を見つけたこと!

世界の裏側で作られた手に取ることはできないZINEのつぶやきを
そのタイトルからすくい取るアクティビティー。

ZINEの図書館あったらいいナ!

…と、だいぶ話題がブレてますけれども、
ZINEの図書館があって、それを自由に読めたら楽しいな~って。
そんなのあったら「入館料」払ってもいいな~って思いますもん!

私が知らないだけで、そういう”秘密基地”はひっそりどこかに存在しているのかもしれません。
そうそう、ヨットの店主さんにも教えてもらったけど、
おなじく三島の『CRY IN PUBLIC』(C.I.P)さんはそんな拠点ですね。

そんな場所で、ZINE読みながら自分の好きなZINEについて
終わらないおしゃべりするの、楽しいでしょうね。
近くにないなら、自分でつくればいいのかも?!

…というわけで
いつかそこで会ってお話しましょう!
See you~👋

~おまけ~三島とランチ

最後にSympaサンパな『ヨット』店主さんに聞いた口コミランチを
忘れずに猛烈におススメしておきたいです!

南米ラテンレストラン『ピカパウ』

店主さんが学生のころからある馴染みのお店らしいです。
(☝こちらはOPENしたころのお写真だそうです)
現地に行くことでしか感じられないエナジー✨が店内に舞ってます!
三島神社以上のパワースポットかも?!

『ヨット』さんから歩いていく道すがらに
これまた”せせらぎ”もあってサイコー!
口コミって、サイコーですね!
教えてもらわなんだ、ぜったい見つけられません!
ごちそうさまでした🍴

私が食べたエンパナーダサルテーニャ
南米ボリビアのお料理

⛵『ヨット』さんの記事後編⛵

”よっと乗りこえて すいすいと生きていく”

(はみだし『津田沼雑貨狂時代』#12)


この記事が参加している募集

表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。