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しがない研究職。日々の覚書など。

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記事一覧

Raspberry Pi 4B + BME680 + Ambientで実験室環境をモニタリングする

Raspberry Piを買ってみたはいいが、何をするでもなかったので、とりあえず実験室(とデスク)の環境をモニタリングしようと思い立った。 ということで覚書。 モニタリン…

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3年前
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【QIIME2でメタゲノム解析】⓪Docker上でQIIME2を動かす

前の記事でQIIME2のDockerイメージをpullしている状態で進めます。 ローカルのワーキングディレクトリに移動した後 $ docker run -t -i -v $(pwd):/data qiime2/core:201…

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4年前

【DRY解析環境構築】⑦Ubuntuにスワップメモリを設定

実際にQIIME2でメタゲノム解析を進めているのですが、系統解析でkillされる事例が発生(Silvaを使った時のみ)。 コンテナの動きを見ているとどうもメモリが足りない様子。…

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4年前

【DRY解析環境構築】⑥Ubuntuにリモートデスクトップを設定してMacからGUI操作

基本的にsshで操作したいわけですが、技術的に追いつかなくてどうしてもGUIで操作したい場面が出てくる(エピソード⑤参照)。 そこでリモートデスクトップでMacからGUI操…

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4年前
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【DRY解析環境構築】⑤Ubuntuに接続したHDDをMacと共有【追記あり】

せっかく常時起動しているUbuntuがあるので、NGS解析データなどはUbuntuに接続した外部HDDに保存しておき、Macからも触ったりできるようにしたい。 ということでUbuntuとMa…

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4年前

【DRY解析環境構築】④QIIME 2のセットアップ

QIIME 2はメタゲノム解析パイプラインです。 としたり顔で書いていますが、一昨年メタゲノム解析を頼まれた時はQIIME(チャイム)の読み方すらわかりませんでした。 Wetし…

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4年前
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【DRY解析環境構築】③Rのセットアップ

ここにきて「インストール」とは言わないよな、と気づく。 このエピソードからセットアップという名前に変更します。 さて、次はRです。参考サイトは以下。 おっしゃる通…

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4年前

【DRY解析環境構築】②Jupyter Labのインストール

前回(エピソード⓪)でUbuntuにDockerをインストールし、メインマシンのMacからssh接続で操作できるようになりました。 いよいよ解析用にセットアップしていきます。まず…

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4年前
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【DRY解析環境構築】⓪使わなくなったMacBook ProにUbuntuをインストールして解析専用マシンにする【追記あり】

①でメインマシンにDockerをインストールしたんですが、思った以上にメモリを食うようだったので、使わなくなったMacBook ProにUbuntuを入れて解析専用マシンにしようと思…

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4年前
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【DRY解析環境構築】①Dockerのセットアップ

これまではローカルRやPythonを動かしていましたが、次世代シークエンサーDRY解析教本[改訂第2版](以下 #NGS_DAT )でDockerが紹介されていたので導入することに。 覚書の…

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4年前
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Raspberry Pi 4B + BME680 + Ambientで実験室環境をモニタリングする

Raspberry Piを買ってみたはいいが、何をするでもなかったので、とりあえず実験室(とデスク)の環境をモニタリングしようと思い立った。

ということで覚書。

モニタリングするもの
・室温
・湿度
・大気圧

ということで、ラズパイマガジン2020年12月号に載っていたセンサーBME680を使うことに。
BME680はガスセンサーでもあるが、今回は使用していない。
配線もラズパイマガジン通り

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【QIIME2でメタゲノム解析】⓪Docker上でQIIME2を動かす

前の記事でQIIME2のDockerイメージをpullしている状態で進めます。

ローカルのワーキングディレクトリに移動した後

$ docker run -t -i -v $(pwd):/data qiime2/core:2019.10 --name o2u_qiime2 /bin/bash(qiime2-2019.10) root@XXXXXXXXXXXX:/data#

でQIIME2が使え

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【DRY解析環境構築】⑦Ubuntuにスワップメモリを設定

実際にQIIME2でメタゲノム解析を進めているのですが、系統解析でkillされる事例が発生(Silvaを使った時のみ)。
コンテナの動きを見ているとどうもメモリが足りない様子。
どうせ内臓SSDはOSくらいしか入っていないので、スワップメモリを使うことに。
参考記事は以下。

作業は記載の通り。今回は内臓メモリ16GBの倍、32GBを当てることに。

# スワップファイル用ディレクトリ作成$ su

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【DRY解析環境構築】⑥Ubuntuにリモートデスクトップを設定してMacからGUI操作

基本的にsshで操作したいわけですが、技術的に追いつかなくてどうしてもGUIで操作したい場面が出てくる(エピソード⑤参照)。
そこでリモートデスクトップでMacからGUI操作しようという試み。
参考記事は以下。

基本的にはこの通り進めれば繋がりはするのですが、なぜか画面が切れて表示される。
いろいろググった結果、元がMacBook Proで画面を閉じたまま使用しているため、Ubuntuがモニタを

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【DRY解析環境構築】⑤Ubuntuに接続したHDDをMacと共有【追記あり】

せっかく常時起動しているUbuntuがあるので、NGS解析データなどはUbuntuに接続した外部HDDに保存しておき、Macからも触ったりできるようにしたい。
ということでUbuntuとMacのファイル共有を設定しました。
参考記事は以下。

そもそもUbuntuとMacで読み書きできるHDDを作るところからなので、その辺は以下の記事を参考に。

Macのフォーマット(HFS)で作成すれば認識する

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【DRY解析環境構築】④QIIME 2のセットアップ

QIIME 2はメタゲノム解析パイプラインです。

としたり顔で書いていますが、一昨年メタゲノム解析を頼まれた時はQIIME(チャイム)の読み方すらわかりませんでした。
Wetしかやったことのない私に頼んだ人も、引き受けた私もどうかしています。
他の先生が解析されたログを見ながら、必要なツールを1つ1つググりつつインストールしていって…懐かしい。
昨年QIIME 2をインストールする際にはDock

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【DRY解析環境構築】③Rのセットアップ

ここにきて「インストール」とは言わないよな、と気づく。
このエピソードからセットアップという名前に変更します。

さて、次はRです。参考サイトは以下。

おっしゃる通り

$ docker run --rm -p 8787:8787 rocker/verse

ではエラーが出る。何かパスワードを入れるということらしいが、どこで設定するんだ?
とりあえずパスワードを入れて実行。

$ docker

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【DRY解析環境構築】②Jupyter Labのインストール

前回(エピソード⓪)でUbuntuにDockerをインストールし、メインマシンのMacからssh接続で操作できるようになりました。
いよいよ解析用にセットアップしていきます。まずはJupyter Lab。
参考記事はこちら。

Dockerfileを作る。今回はVimで。

$ mkdir ~/Documents/ds_python$ cd ~/Documents/ds_python$ vi Do

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【DRY解析環境構築】⓪使わなくなったMacBook ProにUbuntuをインストールして解析専用マシンにする【追記あり】

①でメインマシンにDockerをインストールしたんですが、思った以上にメモリを食うようだったので、使わなくなったMacBook ProにUbuntuを入れて解析専用マシンにしようと思い立ちました。
ついでにメインマシンからsshで接続してDockerを操作できるように。

マシンの紹介MacBook Pro Retina, Mid 2012
2.7GHz/L3 Cache 8MB クアッドコアIn

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【DRY解析環境構築】①Dockerのセットアップ

これまではローカルRやPythonを動かしていましたが、次世代シークエンサーDRY解析教本[改訂第2版](以下 #NGS_DAT )でDockerが紹介されていたので導入することに。
覚書のために、インストール手順などを記録します。

1.Docker hubへのサインアップ以前(昨年?)Dockerをインストールした時にはなかった気がする。
とりあえずdocker.comのサイトから必要情報を入力

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