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こころで想ったことを、もっと伝わりやすく、あなただけの表現ができる言葉の魔法のアイテム

おはようございます!
自分の想ったことをなかなか表現できず、
試行錯誤している ふじゆか です。

「昨日、ザーザー降っていました。」

きのう、私の住んでいる神奈川県では、雨が降っていました。
どんな様子の雨だったか、みなさん伝わりましたでしょうか。

「ポツポツ」でも「しとしと」でもなく、「ザーザー」です。

激しい雨の様子伝わりますでしょうか。

「ザーザー」という表現を使った方が、雨が降っている様子がわかりやすい感じがしませんか。

このように「しとしと」「ザーザー」「ポツポツ」という表現をするだけで細やかな様子を伝えることが出来ます。

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このように、音で様子を表す語を語、オノマトペといいます。

この間、お腹が痛くて病院に行きました。
お医者さんに「シクシク痛む? キリキリ痛む? ズキズキ痛む?」ときかれました。これもオノマトペですね。

「オノマトペ」の語源は古代ギリシャ語で、「言葉を作る」という意味です。

オノマトペには、2種類あり、
擬音語(擬声語):物事の音や鳴き声を表す語
*「犬がワンワン吠える」「雨がザーザー降る」の「ワンワン」「ザーザー」です。

擬態語:物事の状態や様子を音声化して表す語
*「心がウキウキする」「ほっぺがプニプニしている」の「ウキウキ」「プニプニ」です。

この誰でも簡単に表現できるのがよいですね。

日本最古の書物、『古事記』にもオノマトペの表現があり、その数、約12,000語といわれています。英国では、約3000語ですので、日本は非常にオノマトペの表現を大切にしてきた国と言えますね。

色々なオノマトペを、みてみましょう。

■人の笑い声を表すもの■
ワハハ うふふ
アーハッハッハ ふふっ
ククッ ふふん
ふっふっふ クスクス
げたげた ニコニコ ニヤニヤ
ころころ にっこり ヘラヘラ

■人の泣き声を表すもの■
子供が泣くときは「エーン!」
赤ちゃんの鳴き声を「オギャー」
「ウッウッ」と、泣いているときに声が漏れる様子を表す。
静かに「しくしく」泣いたり、
涙を「ぽろぽろ」流したり。

■水の音 風の音 火の音■
ピチャピチャ ビューオー ゴォー
ザーザー ヒュー ブゥーブゥー
サラサラ ピューピュー パチパチ

■自然や物の状態など(光っている様子 人の様子 物質の様子)■
キラキラ うろうろ カチカチ
ギラギラ バタバタ テカテカ
ランラン ふらり ツルツル
ピカピカ ぼうっ(と) サラサラ

同じオノマトペでも、「水がサラサラ流れる」「サラサラの髪」など使うシーンや前後の文脈によってイメージされる情景が違いますね。

人の気持ちや感情など、精神面をオノマトペで表すこともできます。

ワクワク ドキドキ そわそわ
ウキウキ デレデレ キュン

これらのオノマトペを聞いただけで、前後の文章がなくてもどんな状態かイメージできるのではないでしょうか?

こんな違いも面白いです。

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ひらがなとカタカナの違い
ひらがなの方が柔らかい印象になり、カタカナは強い印象になります。

ひらがな:星がきらきら光っている
カタカナ:星がキラキラ光っている

ひらがな:アロマがふんわりと香った
カタカナ:アロマがフンワリと香った

どんな印象にしたいのか?によって
ひらがな・カタカナを使い分けるとよいですね。

清音・濁音の使い分け
清音:彼は目をキラキラ輝かせている
濁音:彼は目をギラギラ輝かせている

清音:彼女の髪はサラサラだ
濁音:彼女の髪はザラザラだ

状態を的確に表したいときには、清音・濁音をうまく使い分けるとよいでしょう。

二重に繰り返すもの・繰り返さないもの
星がキラキラ光る
星がキラッと光る

「キラキラ」と二重に繰り返せば、星がその場で光り続けている様子に。一方で「キラッ」と繰り返さない言葉を使うと、一瞬だけ光っている様子になります。

このオノマトペを使って表現をすることで、そのひとらしさが出てくるのではないかと思うのです。


すぐに生かせる使いやすい
オノマトペの「ルール」

●濁音=大きいもの、重いもの、鈍いもの、汚いものを表す
●半濁音=清音と濁音の間のものを表す
●清音=小さいもの、軽いもの、鋭いもの、美しいものを表す

濁音の「ザーザー」、半濁音の「ポツポツ」、清音の「しとしと」、ということになりますね。


オノマトペは実は、「魔法の言葉」」なんです。

こんな効果が期待できます。

①やる気アップ、表現力向上
オノマトペは脳に直接働きかけ、イメージをつくります。勉強や仕事の前にオノマトペを使って行動をイメージするとやる気が上がりやすいのです。
例えば、「これからパッと机に向かって、テキパキ課題を終わらせてササッと帰ろう」といったように。

人の印象に残りやすいので、Appleの創始者スティーブ・ジョブズさんは、に注目してほしい時や素晴らしさを伝えたい時、「ブン」「ボン」というオノマトペを使い、観客を楽しませ、想像力を膨らませるプレゼンを行っていました。「オノマトペの魔術師」とも呼ばれていました。

②訴えかける力 が増す
広告やPOPなどの表現力が上がり、顧客の購買欲を高めることができます。例えば、食品であれば「もちもち」「サクサク」「とろとろ」のような“美味しそうに感じる”オノマトペを、掃除道具なら「ぴかぴか」「ツルツル」といった“清潔感を連想させる”オノマトペを使う、といった感じです。

そして、
③あなたらしさを高める
あなた独自のオノマトペが、大きな魅力になり、あなたの世界観へ読み手をひきこみます。
宮沢賢治。「どっどど どどうど どどうど どどう(風の又三郎)」や「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」など、その独特な世界観が表現できます。

オノマトペは、あなたの世界観をより、あなたらしく、魅力的に、つたえるツールとしてステキなアイテムだと感じています。

あなただけの世界観を、もっともっと待っている人がいます。
わたしもその一人です。

オノマトペという「魔法のことば」いっしょに使ってしませんか。

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こちらは、
我が家の、擬音語、擬態語辞典のご紹介です。
色々なオノマトペがのっていって見ているだけでも楽しいです。
ほんわかした雰囲気の作りになって癒されます。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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今日も魅力がぎっしり詰まったみなさんの記事を読ませていただくのが楽しみです!






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