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データ人材の採用に注力する企業の採用担当が「NLP若手の会(YANS)」にスポンサーとして初出展するまで

時は遡り、2023年6月末ーー
くふうAIスタジオのCAIO(Chief AI Officer・最高AI責任者)の舘野からお誘いがありました。

「NLP若手の会」というシンポジウムにスポンサーとして参加するので、採用広報担当として山根さんも参加お願いします!

「イベント運営やったことないっすけど是非!👍」とサムズアップしたものの内心は
(シンポジウム…学会?わい文系だし、そんなの行ったことないよ…イベント運営をゼロから…?何から進めればいいんだ…)
と不安でいっぱいでしたが、イベントは大盛況で終えることができました!

この記事について

採用担当(採用広報)目線のイベントレポートです。
こうしたイベントが、参加者としてもスポンサー企業としても、もっともっと盛り上がってほしいという思いを込めて以下のことを伝えたい記事です。

・出展企業として当日までをどう迎えたか、裏側の話
・シンポジウムに参加したことすらない文系出身の採用担当が、イベント参加を通じて何を感じたか
・当日の臨場感やワクワクポイントの共有

※なお、当日の出展デモやくふうAIスタジオで取り組んだ自然言語処理の検証結果の報告など、技術的な詳細については後日共有します。

事前準備をスタート!

イベント開催の約2ヶ月前から準備をスタート。
くふうAIスタジオとして初めてのイベント参加なので、過去の備品等もなくゼロベースからの準備でした。
7月の頭に参加メンバーを集めてキックオフMTGを行い、参加メンバーのおおまかな役割分担と、出展ブースの装飾物やノベルティの検討、ブースでのデモのアイディア出しを行いました。

くふうAIスタジオでは「Notion」というツールを日常的に利用しています。学会参加に必要なタスクをNotionを使って管理・可視化することで大きな問題や抜け漏れなく準備を進めることができました。
メールやチャットだとどうしても流れちゃうので、こういうツールでタスクがストックされていくとイベント後にもKPTしやすいので便利ですね。

当日着るTシャツや掲載用のポスター、ノベルティとして用意したクリアファイルとチラシなどイベントに向けていろんなものが整っていって「うおぉぉ!」とテンションがどんどん上がっていったのを覚えています。

イベントに向けて用意した物たち

問題発生 「チケットが…売り切れた。」

7月頭から販売開始されたチケットですが、実は1週間ほどでチケットが一時売り切れてしまったのです…。

最終的には再販売のご案内があって無事に全員分のチケットを確保できました。
再販開始時間に参加メンバー全員でmeetを繋ぎながらPCに張り付いて各自チケットを買うイベントが発生し、無事みんな確保できてバンザイしたのは良い思い出になりましたw

当イベントは、オフラインでの開催は実に4年ぶりだったそうです。
昨今開かれているオフラインイベントも同様に数年ぶりの開催で参加者数が読めない場合や、イベントによっては人数制限を設けていることも考えられます。

なにより早めにチケットを調達されることをお勧めします。

いよいよ当日!

イベントの朝は早い…。
9時前に会場に到着。ソワソワしていたのか私が全参加者の中で一番乗りでしたw

おそらく私が参加者で一番最初に撮ったと思われる入り口の看板w

入場後着々と準備を進めブースが完成!

参加メンバー

会場の真ん中には発表者の研究結果を紹介するポスターセッションのブースがあり、その両サイドをスポンサーブースが埋め尽くしているような会場図でした。

当イベントでは、140件の研究結果の発表が行われました。
昨年の2倍以上だそうです。この数値からも、NLP分野のブームを感じられますね。

工夫を凝らしたスポンサーブース

総勢19社のスポンサーが出展しており、各社工夫を凝らしていました。

ノベルティとしては以下のようなものがありました。
・会社ロゴの入ったノベルティ(ステッカー、トートバッグ、ウェットティッシュ、うちわ、キーストラップなど)
・部署紹介の冊子や採用職種一覧のチラシ
・ご当地のお菓子(ちんすこうや、八ツ橋など)や名産品
その他、採用ページへのQRコードの書かれたポチ袋の中にチョコが入っているというオシャレなノベルティを用意しておられるブースもありました。

デモや出展内容は、各社が取り組んだ研究や検証についてのポスター展示が中心でした。
オープンな質問の書かれたパネルを用意して付箋に参加者の考えを書いて貼ってもらって議論をしたりと、ユニークなブースもありました。

各社CTOの方や役員の方が参加されていて至る所で参加者とスポンサーが濃い議論をしているのが聞こえてきてNLP分野の盛り上がりを肌で感じることができました。
ブースで20分くらい話し込む方もいて、皆さんの飽くなき探究心に圧倒されました。

くふうAIスタジオでのブースの様子

くふうAIスタジオのブースでは、「家計簿サービス Zaimにおける、ユーザ入力店舗名の名寄せ精度向上」と題して、名寄せを低い運用コストで精度良く運用するための検証結果の紹介と「大規模言語モデルは、絵文字の分散表現をどう見るか」と題して、絵文字の分散表現がマッピングされたものを参加者が動かせる展示を行いました。

この展示はくふうAIスタジオならではのユニークな展示として見てもらえたようで、一時デモ前に行列ができたり、立ち寄って頂いた方々にノベルティとしてご用意したクリアファイル100部を全て受け取って頂くことができました。

当イベントの盛り上がりに少しは貢献できたかな、と思います!💪

皆さんに受け取って頂いたノベルティ

スポンサーを孤立させない、運営さんの計らい

こうしたイベントに出展するのは初めてだったので勝手なイメージで、スポンサーは除け者にされるのかな…と思ってましたが全然そんなことありませんでした。
運営さんがたくさんの企画を用意してくれていました。

・スポンサー同士のパネルディスカッションや、口頭発表
・スポンサーの方も含めたラウンドテーブル
・スポンサーを数社回ってシールを集めたら景品がもらえる企画
・ひとりでスポンサーに行きにくい人を運営スタッフがまとめてブースに案内してくれる企画…などなど

イベント前から参加者全員がSlackに招待されていました。
当日はスポンサーの登壇を聞きながら参加者がSlackで議論を始め、Slackで質問が発信されると登壇者がレスを返したり、Slack内も盛り上がっていました。
写真がたくさんアップされていたり、会場周辺の飲食店情報の共有などもあったりと、スポンサーや参加者が孤立しないような気遣いがたくさんありました。

参加者としてとても安心できる環境だったと思います!

舘野も登壇し、Slackも盛り上がりました!
「Zaim3年間使ってます」と嬉しいメッセージも。

クロージング シンポジウムの受賞者の発表へ

140件の発表の中から、各スポンサーが優れていると感じた著者にスポンサー賞を授与し、賞状とともに各社副賞を用意していました。

くふうAIスタジオでは、「専門家が平易化した記事を用いたやさしい日本語パラレルコーパスの構築」の第一著者の宮田莉奈さんをスポンサー賞として選ばさせていただきました。
難解文と平易文のコーパス作成という新しい取り組みで、我々企業側も易しい日本語文章の活用できるようなモデル作成も行えそうで、とても良いポスター展示発表でした。

各社iPadやキーボードをプレゼントしたり、中には6個のプレゼントの中からサイコロを振って景品を決める余興をされているスポンサーもいらっしゃったりと、最後まで賑やかで盛り上がったイベントとなりました。

まとめ

ChatGPTの登場によって非エンジニアの私ですらNLPの盛り上がりを感じていました。
実際に、去年の2倍以上の件数の発表が行われたり、参加者のみなさんが熱い眼差しでいろんなセッションに参加されている様子を間近で見て、この分野の盛り上がりを再認識しました。
当たり前にAIが生活に溶け込んでいく未来はそう遠くない未来であると思います。

一方で、会社としてAIにリソースを集約しようという会社はまだ多くないように思います。
改めてAI分野に関わる事業展開ができていて、その採用活動に携われていることに誇りを持てました!

最後にこれだけは言いたい。
チケットはすぐ買おう!!

くふうAIスタジオでは、採用活動を行っています。
NLPやデータサイエンスを活用して、AXを活用した未来を一緒に作っていく仲間を募集中です。
ご興味がございましたら、カジュアル面談のお申込み等お気軽にお問合せください!

くふう AI スタジオについて
くふうカンパニーグループでは「AI for User First」を掲げ、経営資源をAIに集約することを決めました。
伴って「AX で 暮らしに ひらめきを」をビジョンに、2023年7月「株式会社くふうAIスタジオ」を新たに設立しました。
(AX=AI eXperience(UI/UX における AI/AX)とAI Transformation(DX におけるAX)の意味を持つ当社が唱えた造語)

毎日の暮らしに役立つツールや住まい・結婚等、ライフイベントのサポートを手掛けるくふうカンパニーグループにおけるプロダクトの企画・開発・運用を担う組織です。

社名に「AI」と付いているように、AI が当然のように浸透した未来を描き、それに応じたサービス体験、そしてそれを実現するためのチームや仕組みを作り出していくことを目指しています。


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