【いのうえコーチの教育メソッド】#7 生徒の涙
昨日、
岡山県中学校バレーボール総体
が行われました。
私が指導する学校は
結果、初戦突破。
2戦目をフルセットで負けました。
これが結果です。
そして、
終わった後、生徒の数名が
泣いていました。
中学生の熱い涙にもらいそうになりましたが、
私は指導者なので、
我慢しました。
そして、冷静に
試合内容を分析した結果や
試合に至る迄の練習の内容、プロセスがどうだったか、
を伝えました。
すると、泣いていた生徒達は少し冷静になり、
"そう言われれば、練習に何回も遅刻しました"
であったり、
"技術は仕方ないけど、ミスして元気もなくなってしまって雰囲気悪くしてました"
など、気付いてくれました。
又、ある生徒は、
"最終セット、途中から少しビビりました"
と、素直に言ってくれました。
中学校の部活動は
当然、部活動指導要領があり、
生徒達の健全な成長を促すものでなくてはなりません。
勝てれば良い、というものではないのです。
そこを間違うと、
世間でよーく耳にする、
体罰問題、等になっていくのでしょう。
悲しい限りです…。
もっともっと生徒達の成長を考えて行動しなければ、です。
最後に、餞の言葉を、3年生に言いました。
"今日の結果はそれで受け止めて。それはそれで、この結果が今後の人生に活かせるようにしなさい。
高校でバレーボールを続ける人は日々の全力の努力の大切さを学んでくれたはず。
バレーボールをする人もしない人も、自分が好きな事を一生懸命頑張る人、自分が何か行動している事が、誰かの幸せにつながるような、そういう事が出来る人になってください。"
と言う様な事を伝えました。
その試合に負けて引退になる、
それはただの結果です。
大事なのは、
そこまでの努力のプロセスです。
これは、過去の経験から現在まで、
変わらない指導の時に伝える言葉です。
精一杯頑張ったから結果が出るものではない
けれど、精一杯頑張らないと結果は伴わない。
精神論ではなく、
努力を数値化して、
子供達にわかりやすく指導していきましょう。
数値化、見える化は
本当に子供達をやる気にさせてくれます。
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