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お気に入りの記事まとめ

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好きだな、とか、また読みたいな、と思った記事たちをブックマーク代わりにまとめています。どの記事もとっても素敵なので、良かったら見てください。
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#旅

3歳のとき彫ることに惚れ込んだ、フィレンツェの若き額縁職人。彼の想う額縁とは?

修復士トンマーゾさんは若き21歳。 絵画と彫刻の修復専科に通いながら、祖父の代から続く工房で仕事をしています。 ダビデ像を展示しているアカデミア美術館の近くに、気をつけないと見過ごしてしまう、貴石博物館(Opificio delle pietre dure) があります。 博物館の奥に続く中庭を抜けると、芸術修復分野の世界的リーダーである修復工房があり、ウフィツィ美術館を始め、世界の名だたる美術館所有の修復を行なっているところです。 修復工房には、併設された専門学校が

「知は、現場にある」を世界の建築を通して学んでいる

ある光文社新書の書籍を購入したときに、挟まれていたしおりに書かれていた言葉が「知は、現場にある」だった。 この言葉を、最近になって、ずっと自分は世界の旅から学んでいたんだなぁーって思うようになった。「建築」というひとつのテーマをもって。そして、その繋がりは、やっぱり後からしかわからない。 国立西洋美術館がル・コルビュジエ氏の建築群のひとつとして世界遺産に登録されたのが2016年。全く関係ないところで、日本の世界遺産についてプレゼンしていたときに、東京にもル・コルビュジエ建

川と暮らしている人たちの街

一枚の写真が、ずっと心に残っています。 一人の男性が、川に浸かって祈りを捧げています。 その奥には、人がたくさん乗った小舟が水面を漂っています。 これは、インドに旅行に行ったときに、バラナシという街で撮った写真です。時刻は夕方の頃だったと思います。空気はむっとして暑かったのですが、なんとなく物寂しい雰囲気と、広大な川に圧倒されました。 毎週月曜日には、旅の記録を書いています。 男性が小舟に関係しているわけではなさそうですが、いま考えると、小舟では「葬い」が行われてい

【世界旅行記】バチカン市国編

2018年9月1日に訪問した世界最小国家バチカン市国についておすすめのスポットを紹介していきます! 使ったお金は、60.8ユーロでした!(宿泊費15ユーロ、食費17.8ユーロ、バチカン市国入場料16ユーロ、フィレンツェまでのバス移動費12ユーロ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 世界最小国家「バチカン市国」にいざ行かん! 同じホステルに宿泊している日本人4人と一緒にバチカン市国に行ってきました! バチカン市国は1929年のラテラノ条約により、イ

旅をつくる、 それが私の仕事

私の仕事は、目に見えない、形のないものをつくること。それは、旅である。 大学4年生、就職活動を始める時、私の第一志望の業界は旅行業界だった。でも、正直なところ、自分が本当に何をしたいのかその時にはわかっていなかった。ただ、海外と関われる仕事がしたい、なぜだかそんな強い思いがあった。それに、私の初めての海外旅行はヨーロッパであった。高校1年の12月、母と姉と3人でツアーに参加したものだった。それまで訪れたことのない建物、人々、町にすっかり魅了された。その経験が、漠然と”海外”

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写真、世界でいちばん小さな窓枠

旅するナースが子どもの居場所を作りたい理由

侑子です。 あなたが今、目の前に掲げている目標。 その、「何かをやりたい」と思ったきっかけは、なんですか? 何かをやりたいと強く思うものがあるとき、その心を動かすきっかけが必ずあると思うんです。 わたし、侑子はその「やりたい」って思う気持ちを、大事にしたいと、常々思っています。 例えば ぼんやりとしていることだとしても、そう思うまでに、その人だけの大事なストーリーがあると思うから。 この記事では、わたしがどん底の気持ちを抱いてから、自分の視野を広くもつことで見えてき

絵画とファッション「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」白いドレスの破壊力について。

突然ですが、「白いドレスを着た少女たちを庭で眺めていたい」という偏愛極まりない私の願望の元となった、美しい絵画をご紹介いたします。 ジョン・シンガー・サージェントの「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」です。描かれたのは1885年。ヴィクトリア時代です。 John Singer Sargent「Carnation,Lily,Lily,Rose」1885-6 「カーネーション、リリー、リリー、ローズ」ロンドンのテート・ブリテンで初めてこの絵を見たときの衝撃は忘れられま

カシミール旅行記⑦「イスラーム文化を楽しむ」

今年の3月にインドのカシミール地方に旅行に行った時の記録… 最初から読む ひとつ前の記事から読む  カシミール旅6日目。 この日は友人と友人のインド人旦那Pさんと近郊の街Pahalgamに行く予定だったのだが、Pさんがまさかの発熱。 一人で行くかどうか迷ったのだが、今日はあいにく朝から雨が降っていて、雄大な自然を楽しむPahalgamに行くのにはあまり適した天候でないこと。 また、手配したドライバーが私が途中どうしても行きたい場所に寄ってほしいと要望を出したのだが、そ

あさごはんで世界一周してます

海外に行けず、世界一周もできない今、何か楽しめることはないかなと思って始めたのが あさごはんで世界一周 世界一周した時にやりたいことのひとつが、いろんな国のあさごはんを屋台で食べるっていうことだった。だから、もう自分で作っちゃう。 どんなことしてるの?毎朝8時に、Instagramの投稿で、朝ごはんの写真と、その朝ごはんのレシピを載せる! こんな感じの、ざっくりしたゆるゆるレシピ。 自分なりに、結構頑張って料理してるから、そこもぜひ見てほしい…🙄 今は、はじめたば

ヨーグルトがピンク色にそまるときの味

白いまちと白いヨーグルト 春の気配がないままに3月のビリニュス(リトアニア)には真白な世界が広がっていた。眼前の景色のような真白なヨーグルトを朝食でたっぷりいただく。 リトアニアは酪農国。 古くから日本同様に発酵文化をもつ国。 塩味でいただく白い世界 ヨーグルトといえばギリシアと思われるが、ご多聞にもれず東欧もヨーグルト国家。そのひとつにヤギ皮の袋に乳と菌を入れて発酵させていたケフィアヨーグルトがある。 キリッとした酸味が特徴で、ジャムなど垂らして食べるのもおいしい

【検証】無人の物々交換所を設置すると、何が置かれるのか?

モノを買うとき、その価値も、決済手段さえも自分で考える必要があったら...人は何を支払うのか?無人の物々交換所を設置すると、何が置かれるのか? 検証しました。 ◇ 先日、「超旅会談」という旅のトークイベントを主催しました。本物のヤギをゲストに呼んだりする一風変わったイベントだったのですが、そこでポストカードを販売することになりました。 登壇者がそれぞれ撮影した、イエメン、南極、トーゴ、硫黄島のポストカード。 でも、ただ売るというのもなあ。というかお金を管理したり、お釣