侑子 ︴わたしの山時間とセルフラブ✎𓂃

運動音痴の山好きです|「山で過ごす時間って、いいな」「自分で自分を愛するって、いいな」…

侑子 ︴わたしの山時間とセルフラブ✎𓂃

運動音痴の山好きです|「山で過ごす時間って、いいな」「自分で自分を愛するって、いいな」をエッセイにしています|登山歴8年、山小屋スタッフ経験あり|セルフラブ探究家として活動中|noteから生まれたKindle書籍出版▶︎https://x.gd/C6PmX

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【自己紹介】noteを5年続けた先にみえたこと

 侑子(ゆうこ)です。初めましての方も、いつもの方も、読みに来てくださりありがとうございます。  この2月で、noteを始めてから5年が経ちました。今回は、改めて「侑子って、どんな人?」「どんなnoteを書くの?」の2点をお伝えできればと思います。 プロフィール侑子(ゆうこ) 看護師/セルフラブ探究家&ファシリテーター 1992年生まれ。京都出身、在住。 運動音痴の山好き! ■ 「書くこと」のはじまり  「どんなnoteを書くの?」の前に、書くことの原点についてお話

    • この人に見つけてもらえてよかった #メルカリで見つけたもの

      山道具を買い替えるとき、まだ使えそうなものはフリマアプリを使ってリサイクルしている。 中でも、よくメルカリを使っている。そこで、「この人に見つけてもらえてよかった」と思う出来事があった。 山登りを始めてから4年程経ち、少しずつステップアップしていた頃のこと。同時に、自分に合う山道具もコツコツとアップデートしていた。 新しい道具を使い始めると、今まで使っていたウェアや道具は必然的に使わなくなり、クローゼットに仕舞いっぱなしになる。 それが、なんだかもったいなくて、可哀そ

      • 潮風に包まれて歩く旅|みちのく潮風トレイル・石巻市(後編)

        ▼前編はこちら みちのくの「自然」いただきます、海の恵み 海の幸が、とにかく美味しすぎる。 「めちゃくちゃ美味しいから食べてほしい!!」 今回の旅のお供であるAちゃんが紹介してくれたのは、ホヤだった。 見たことのない生き物。貝なのかな?と思ったけれど、どうやら貝ではなく、原索動物の一種で、かなり高等な生き物なのだそうだ。 女川駅の近くの鮮魚店で「蒸しホヤ」を買い、夜ご飯のメニューにした。ぷりぷりした歯応えがあり、パクパク食べてしまう美味しさ。 そしてもうひとつ初

        • 潮風に包まれて歩く旅|みちのく潮風トレイル・石巻市(前編)

          いま、「みちのく潮風トレイル」がおもしろい 1週間かけて旅をするのはひさしぶりだった。今回は、山歩きと街歩きのmix。なので、いつも通りザックに山道具を詰めていく。 春の東北は、肌寒そう。荷物の取捨選択に自信がないまま、とりあえずのパッキングが完了。 旅の行き先は、宮城県石巻市。 5年前に開通した「みちのく潮風トレイル(MCT)」の一区間を、歩いて旅しようと思う。 MCTは青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦まで、全長1000kmに及ぶロングトレイル。その道が「おも

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        • セルフラブの探究記録
          10本
        • みちのく潮風トレイル記
          2本
        • 山歩(さんぽ)の話
          21本
        • お気に入り文庫
          16本
        • 月1絵本だより
          2本
        • 本の話
          8本

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          駅チカ低山ハイキング|神戸・摩耶山へ

           春の陽気が感じられる頃に行きたくなるのが、低山ハイキング。  関西を代表する低山と言えば、神戸・六甲連山の西に位置する『摩耶山』だ。標高702mの山で、徒歩はもちろんのこと、ケーブルカーとロープウエイを使って山頂へアクセスすることもできる。  2月の立春を過ぎた頃のこと。春のように暖かな気候だった。ひと足早い春を体感したいなぁと、久しぶりに神戸行きの電車に乗った。  目指すは摩耶山。どんな山旅になるだろう。柔らかな風に胸を高鳴らせて、新神戸駅からスタートした。  

          駅チカ低山ハイキング|神戸・摩耶山へ

          保育園の帰り道を、どう充実させるか

           保育園に、近所の子どもを迎えにいく。それが、週1回の定例行事。  いつものように保育園の門をくぐり、扉を開ける。玄関で待っていると、「誰のママかな?」と確認する園児たちが、ひょこひょこと顔を覗かせる。  「ゆ~こちゃ~ん!」  帰り支度をしたAちゃん(4歳)が、教室からやってきた。  「おかえり~!」  Aちゃんとハグ。  「あのね、Aちゃんディズニーランドに行ったんだよ。」と、靴を履きながら唐突に話が始まる。それは何回か聞いた話だなぁと思いながら、「そうなんだ

          保育園の帰り道を、どう充実させるか

          運動音痴の山好きが、登山を8年続けられている7つの理由

           「もともと運動が得意なんだと思ってました」  山で埋め尽くされたわたしのInstagramをみて、このように勘違いされる方々が少なくない。確かに8年登山を続けているけれど、ただ山が好きなだけで、わたしは根っからの運動音痴。  走るのも、泳ぐのも、歩くのも、人より遅い。わたしの早歩きで、母の歩くノーマルスピードくらい。子どもの頃から「遅い、遅い」とよく言われていた。  だから、「わたし運動音痴なんですよ」とカミングアウトすると、大体驚かれる。  そんなわたしが、思えば

          運動音痴の山好きが、登山を8年続けられている7つの理由

          長い旅の前に「こんなことして意味あるのかな?」と思ったら。

           春からの海外駐在生活に向けて、少しずつ準備を進めている。  行先は、東南アジアの国。少なくとも半年間は滞在する予定なので、必要なものを修理したり、買い足したり。(なぜ電化製品は同時期に故障するのだろう…)  とりあえず、スキンケア用品は自分の肌に合うものがいいなと思い、持参することを決めた。旅先での肌トラブルは、萎えるもの。  こうして、『どうしても必要なもの』を優先的に決めて、荷物をリストアップ。あとは現地調達で、なるようになるかなぁと。  これから長い海外生活が

          長い旅の前に「こんなことして意味あるのかな?」と思ったら。

          冬山の音色|日本百名山・蓼科山

           山歩きで出会う音色は、長く記憶に残る。    わさわさと木の葉がこすれる音。ザクザクと土を踏む音。そこで鳴り響く音色に注意深く耳を澄ませていく。すると“わたし”という存在が「ここに在る」ことを体感させてくれるように思う。  冬のある日、八ヶ岳に出かけた。百名山の蓼科山は、冬山の入門として知られている。『諏訪富士』とも呼ばれている火山だ。コースタイムは4時間半。蓼科山の麓に前泊して、翌朝に登山口を目指した。 音のない世界  宿泊施設から蓼科山登山口まで、車で20分以内の

          冬山の音色|日本百名山・蓼科山

          写真アプリから見つけた、わたしの「連作」|モネ展「連作と情景」の余韻

           大阪にある中之島美術館で、モネ展が始まった。(開催期間:2024/2/10〜5/6)  今回の巡回展は、「モネ『連作の情景』」というタイトルが付いている。モネと言えば、『睡蓮』などの「連作」が有名だ。  そもそも「連作」とは。  同美術館のHPによると、  同じ場所やテーマに注目し、  異なる天候、異なる時間、  異なる季節を通して  一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりを  カンヴァスに写しとった絵画のこと  を言うとのこと。  確かに、同じ視点から見た景色

          写真アプリから見つけた、わたしの「連作」|モネ展「連作と情景」の余韻

          お金をもらわずに働いて、何になるというのですか?

           大学生の頃、ある人と大阪で待ち合わせをしていた。  場所は、大阪メトロ谷町線の「天神橋筋六丁目」という駅。京都に住んでいると、大阪なんて用事がない限り滅多に行かない。初めて降りたその駅で、ソワソワしながらその人を待った。  「こんにちは!」  駅で無事に出会えたその人は、学生が運営する海外ボランティアサークルに所属する女性。快活な方だった。  「こんにちは」  わたしは遠慮がちな声で応じた。今日この方と待ち合わせた理由は、ボランティアサークルに参加するための面会だ

          お金をもらわずに働いて、何になるというのですか?

          慣れないカメラを使う愉しみ|京都・三条通

           京都は、多様な街歩きが楽しめる場所だ。  建築物に着目してみると、煉瓦造りの建物が多いことに気がつく。中でも三条通は、それが密集している。京都文化博物館や、その博物館の別館、郵便局などは、やさしい赤茶色。  雑居ビルが所狭しとひしめく中、煉瓦造りの建物が、街に「温かみ」や「まとまり感」を感じさせてくれているようだ。  この日の散歩のお供は、FUJIFILMカメラ。GOOPASSというカメラのサブスクサービスでレンタルした。  カメラを最短1泊2日から借りられるので、

          慣れないカメラを使う愉しみ|京都・三条通

          【月1絵本だより】心の存在を感じられる絵本|『世界でたった一つのおうち』

           クタクタになって仕事から帰ってきたら、ご飯を食べて、溜まっていた家事をして、溜まっていた勉強をして、日付が変わる頃に寝る。翌朝、疲れたが溜まっているままに起き上がり、時間に追われながら身支度をして、出かけていく。  数年前までの生活は、タスクも、疲れも、やりたいことも、どんどん溜まっていく一方だった。    整理しようにも、時間は待ったなしに過ぎてゆく。やることリストでスケジュールがパンクしそうだとわかると、げんなりして溜息が出た。疲れて、体が思うように動かない。  そ

          【月1絵本だより】心の存在を感じられる絵本|『世界でたった一つのおうち』

          絵本作家になる未来、叶えませんか?|絵本アンバサダーからのご案内

          突然ですが、この度ご縁に運ばれて、 Clover出版の絵本アンバサダーとして 活動させていただくこととなりました。 「絵本アンバサダー?なにそれ?」 と思いますよね。 簡単に言うと、 出版社と未来の絵本作家さんの 架け橋となる人です。 今回は、絵本出版に興味がある方、 あるいは身近に絵本出版をしてみたい人がいる という方に向けて、 このお話が届いたらいいなと思い、 記事を書きました。 最後までご覧いただけたら嬉しいです。 あなたは、絵を描くことやストーリーを創るこ

          絵本作家になる未来、叶えませんか?|絵本アンバサダーからのご案内

          リラックスしたい時は。

           やることが渋滞している時こそ、そこから離れる時間がつくれると、ホッとできる。  「やらねば」で思考がいっぱいになるなら「やりたい」と思えるようになるまで待ってみる。5分でも、10分でも。日付を越えてもいい。  これって、焦る気持ちと真反対をいくような選択だけれど、それでいいんじゃないかなぁと思ったり。  だって、「やらねば」がたくさんある時ほど、リラックスしたい時なのだと思うから。緊張した状態を、緩めたいときなのだから。  そういう時こそ、やらなくてもいいようなこと

          私は『時間』と、どう向き合いたいか|『暇と退屈の倫理学』読書ノート

           私は迷子だった。 「時間がない」と焦っていた20代後半。無理やりにでも「時間がある状態にしよう」と決めて、仕事を辞めた。それが30歳の時だった。  その後、無力感と無気力感に襲われた。持て余した時間とエネルギーをどう使ったらよいかわからず、何をやっても満足感がなく、空回りしまくった。  あんなに日々の生活に疲弊していたのに、何故かエネルギーが有り余っている。「時間がない」と焦っていたのに、時間ができたらできたで、それを上手に扱えない。  有り余るエネルギーをどこに向

          私は『時間』と、どう向き合いたいか|『暇と退屈の倫理学』読書ノート