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この人に見つけてもらえてよかった #メルカリで見つけたもの


山道具を買い替えるとき、まだ使えそうなものはフリマアプリを使ってリサイクルしている。

中でも、よくメルカリを使っている。そこで、「この人に見つけてもらえてよかった」と思う出来事があった。

山登りを始めてから4年程経ち、少しずつステップアップしていた頃のこと。同時に、自分に合う山道具もコツコツとアップデートしていた。

新しい道具を使い始めると、今まで使っていたウェアや道具は必然的に使わなくなり、クローゼットに仕舞いっぱなしになる。

それが、なんだかもったいなくて、可哀そうで申し訳なかった。

「どうしようかなぁ〜」と考えていたところに引越しが重なり、物を整理しようと決められた。この時からメルカリを使うようになった。

使ってみてわかったのだけれど、登山道具は、メルカリで需要がある。登山道具だけで、今までに20点は出品した。

「今ほしい」と思っている人と出会えると、物が再び役割を与えられて喜んでいるように感じた。私もその売り上げで道具を新調できるし、嬉しい。良いように循環していると感じた。

ある日、日帰り登山で使っていたカリマーの20Lバックパックを出品した。すぐに買い手が見つかったので、郵送の準備をする。

このときに、1枚の短い手紙を添えた。購入してくれたことへの感謝と、物への想いを綴った。端的に言うと、とても気に入っていたけれど使わなくなってしまったこと。そして、使ってもらえる方に出逢えて嬉しいと書いた。

すると、何日か後にメッセージが届いた。カリマーのリュックを購入してくれた方からだ。無事に届いたとの知らせと、「私もこのリュックが大好きです。もう何個目だろう。」と。

メルカリで出品するようなものって、個人的な思い入れがあったり、捨てるに捨てられないものだったり。とにかく、自分は使わないけれど、誰かにもう一度使ってほしいなぁと思うようなものだ。

ただ、それが必ずしも良い人にあたるとも限らない。購入者が気に入らなければ、捨てられるか、売られるか。

だからこそ、嬉しかった。この方ならクタクタになるまで使ってくれそうだなぁと、安心した。この子を送り出してよかったと思えた。

顔が見えない誰かとのやり取り。けれど、こうして「好き」を分かち合うこともできる。

シェアするって、いいものだよなぁ。


現在海外在住のため、メルカリアンバサダーリンクに登録できません。
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いつも楽しく読んでくださり、ありがとうございます! 書籍の購入や山道具の新調に使わせていただきます。