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お気に入りの記事まとめ

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好きだな、とか、また読みたいな、と思った記事たちをブックマーク代わりにまとめています。どの記事もとっても素敵なので、良かったら見てください。
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2021年4月の記事一覧

縄文ファン分類

鉄道ファンが、「乗り鉄」、「撮り鉄」、と、細分化しているように、縄文ファン自体もまた細分化している。ここでは、どこに注目しているかの「推し」と、どうやって楽しんでいるかの「型(スタイル)」を紹介する。もちろん、ほとんどの縄文ファンはいくつかの「推し」や「型」を併せ持つことが多く、極端に偏っている人は少ない。いや、縄文ファンというだけで既に偏っているのだろうか…。前にあげた流入ルートにかなり紐づいた属性になっていることは言うまでもないだろう。 丸の大きさがジャンルの中でのボリ

僕がヒトであるために

修業時代、仕事場にはパワハラモラハラその他もろもろ多種多彩なハラハラが満ちあふれていた。手も足も言葉も飛んでくる、それはそれは華やかなハラスメントの見本市であった。 スタジオ内で一番社歴が浅い上に落ちこぼれだった僕は的(まと)にするには最適だったようで、毎日、罵詈雑言をぶつけられていた。そんな悪口の中でも一際忘れられない言葉がある。先輩女性事務員から頂いた珠玉のフレーズ。 「あんたの彼女ってあんたのどこがよくて付き合ってんの?なんの取り柄も無い役立たずなのに。彼女馬鹿でし

書くのがうまくなりたかったら

2,3年前までは毎日のように長文を書いてFacebookに投稿していたのだけど、最近は仕事以外で書くことが減ってしまっていた。noteもそんなに高頻度で書くわけでもなかった。 しかし、ぼくの書く力を磨いてくれたのは紛れもなく、日々の出来事を思うままに綴っていたあの時間の積み重ねだったと思う。書くことで流れや幸運を引き寄せるような感覚もあった。 4月から仕事が整理されて、やりたいことに使える時間が生まれた。だけど、まだ明確にこれをやる、というのが決まっていない。海外に行きた

お人好しの会社員が不思議な世界に迷い込む話【スパあんこうの胃袋 第1話】

妊娠中に席を譲ってくれたあの人、落とし物を届けてくれたあの人、そっと仕事をサポートしてくれたあの人… 今まで出会った親切な人みんなに、良いことがあればいいな〜と思って書きました。 初めての創作漫画&初めてのnote投稿なので、いろいろ見辛い箇所などあったらすみません!

『カクヨム』を1か月使ってみた感想

ちなみに私の初日PVは「1」でした。 note以外のサイトを使ってみよう企画第2段。(第1弾『Monogatary』と第3弾『NOVEL DAYS』はこちら。マガジンも作りました。 大手小説投稿サイトの一角、『カクヨム』です。総括からいきましょう。 流石の大手投稿サイト。書き手、読み手として様々なサービスが行き届いている。カクヨムリワードという収益に関するサービスも実装ずみ。異世界ものが強いのは諦めるしかないけれど、そうじゃない人も少なくない。 長い物も読まれる文化があ

同人小説を書いたら小説を書けなくなってしまった話

小さいころから小説を書くことが好きだったことは、前の記事で書いた。 その小説を書く、といった趣味が今ではできなくなってしまった話を書こうと思う。   当時私は大学3年。いよいよ卒業論文を書く準備段階に入った。 その頃の自分は某作品にドはまりしていた。大変人気なため沢山のグッズがでており、一番くじをロット注文したり、コラボカフェに何度も足を運んでいたりする毎日だった。pixivも当時全盛期で、毎日ランキングを見てはブックマークボタンを押し、さらには好きなカップリング名を検索して

「ごめんね」の後に「いやだ」って言った話

確か小学校の3年生くらいだったと思う。 細かい理由は忘れた。だけど、クラスの男の子と喧嘩しただか悪口言われたかなんかそんな感じで、担任の先生が、彼に私に対して「ごめんね」を言わせた。 小学校で習いますよね?「ごめんね」って言ったら「いいよ」って言わないといけないんですって。優等生だった私に、先生は「いいよ」と言ってこの件を終わらせることを望んだ。 だけど、私は「いやだ」と言った。 確か、続けて 「本気で悪かったって思ってる?」 みたいなことを聞いた気がする。要は、彼が先

【検証】無人の物々交換所を設置すると、何が置かれるのか?

モノを買うとき、その価値も、決済手段さえも自分で考える必要があったら...人は何を支払うのか?無人の物々交換所を設置すると、何が置かれるのか? 検証しました。 ◇ 先日、「超旅会談」という旅のトークイベントを主催しました。本物のヤギをゲストに呼んだりする一風変わったイベントだったのですが、そこでポストカードを販売することになりました。 登壇者がそれぞれ撮影した、イエメン、南極、トーゴ、硫黄島のポストカード。 でも、ただ売るというのもなあ。というかお金を管理したり、お釣

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インクイラスト1/ギャラリー一覧

ペンネームに恋をして 正体が分からない方がなんかワクワクする

「ビジネスをするなら名前は本名で顔出しした方が良いですよ」 ぐうも出ない正論。 正に仰る通りでございます。 そうですねぇそうですねぇと相槌を打ちながら、じゃあなんで私はそれでも匿名で活動しているんだろうなぁとぼんやり考えたのであります。 こんにちは、Okakiです。 私は現在個人でデザインやら文章やらを書いたりしてお金をいただき暮らしている人間です。表向きには本名ではなく、匿名で活動しています。 個人で仕事をするのなら「本名で顔出しした方が良いですよ」とよく耳にしては

ショートショート63『ひとりごとごと愛してる』

俺はひとりごとを言う。 かなり言う。 らしい。 らしいというのは、その、つまりあれだ。 本来、ひとりごととは無意識に言うもので、 言った瞬間は無自覚で、 たまたま聞かされた相手は無関心で。 けれど、そのひとりごとの内容次第では、聞かされた相手もおよそ無関心ではいられなくなる。 そうなると、ひとりごとを言ってしまったことに初めて気づかされる。 ーーーこの前のひとりごとは恥ずかしかった。 ショッピングモールのエレベーターに乗っていたときだ。 もうここで勘のいい人な

遠くの誰かさんにありがとうを。

きっかけは、100円ショップでスケジュール帳を買ってあげたことだった。いつもは行かないショッピングモールの中にある、ちょっとだけオシャレ系の100円ショップへ娘と出かけた。春らしく新学期応援のコーナーが設けられていて、お弁当箱やらペンケースやらノートやらが心踊る感じでディスプレイされていた。パステルカラーのグラデーションが綺麗なスケジュール帳を見た途端、娘のハトちゃんはいたく気に入って、買いたいと手から離さなかった。 文字を書くのに時間がかかるハトちゃん。 文章を書くのが難

私がスペインで「出張美容師」になったのは、お客さまの「あなたが私の美容院」って言葉がきっかけだった

わたしは今、出張美容師をして生計を立てている。と、同時にライターの仕事もぽつりぽつりとしている。 以前読んだ、充紀さんの美容師について書いた記事の言葉が素敵で、ずっと頭に残っていた。 実際に今まで美容師として、卒業、結婚、成人、プロポーズなどたくさんの「特別な瞬間」に携わってきた。 「美容師は、美容院という舞台に立つ役者だ!」 大阪で働いていたときの先輩が、「どやさ!」とばかりに言っていた言葉。 わたしも少し前までは、美容師には美容院という舞台が必要だと思っていた。

いきたーい!…ってならんやろ

今日はちょっと、話題になっているこちらの記事の感想を書いてみようかと。 というのも、賛否両論というか、否定的な意見も数多くある状態で、私自身、考えるところがあったため。 * 内容は、「西成地区に飛び込んでみたら、とても人情のある町で、一人のホームレスに色んなもん奢りながら時を過ごしたらすごく良い時間だった」みたいなことで、その書きっぷりが、貧困をキラキラコンテンツとして消費していると指摘されており、しかも実は当該記事は電通、ひいては行政から依頼されたPR記事だったという