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【完全公開はnoteだけ!!】しっかり整理整頓!情報収集の素:ゴードンの機能的健康パターン

2024.3.30更新

はじめに

 今回はより良い情報収集を行える様にゴードンの機能的健康パターンを整理しました。ゴードンの機能的健康パターンを次の3つにまとめています。

1.情報収集する項目
2.どんな事をアセスメント(評価)したいのか?
3.関連する看護計画

そもそもなにをアセスメントするんだっけ?
とりあえず情報はとったけど、この情報はどこのパターンに入れるんだっけ?
どんな計画に使えるの?

と迷ったらこちらの表をお使いください。

ゴードンの機能的健康パターンとは

 ゴードンの機能的健康パターンは患者の全体像をアセスメント(評価)するための書式です。ゴードンは健康機能を11のパターンに分類し、それぞれのパターンでどんな内容を情報収集すればいいのかを誰でもわかる様に枠組み化しました。
 ゴードンと同じ様な患者の全体像をアセスメント(評価)するための書式にはNANDA-I(北米看護診断協会)があります。こちらは健康機能を13の領域に分類し、それぞれのパターンでどんな内容を情報収集すればいいのかを誰でもわかる様に枠組み化しています。これらは病院によっては良いとこ取りでミックスされている事もあります。
 ゴードンの健康機能パターンでは、その患者がどんな状態であるか全体像を適切に把握するためのアセスメント(評価)に関する情報が求められます。

ゴードンの機能的健康パターン一覧表

※noteの機能の都合により表は画像となりますが、下記にあるExcelダウンロード特典で同じ内容の表をダウンロードできます。

※情報収集する項目、アセスメントしたい内容、関連する計画はこの限りではありません。また、各項目は患者の状態や状況により違う領域に入る事があります。決してこの表に固執して時間をロスしない様に注意し、患者の状態や状況に応じて臨機応変に調整してください。

健康知覚-健康管理パターン

■関連する看護計画

健康知覚-健康管理

非効果的健康維持

非効果的健康管理シリーズ(標準看護計画一覧【検索】の記事にリンク)

ノンコンプライアンス(リスク状態)

感染リスク状態

感染仲介リスク状態

身体外傷損傷リスク状態:外傷

身体外傷損傷リスク状態:中毒リスク

身体損傷リスク状態:転倒転落

身体損傷リスク状態:誤嚥・窒息

健康管理促進準備状態

栄養-代謝パターン

栄養-代謝パターン

■関連する看護計画

過剰な栄養摂取(肥満)、栄養バランス異常

栄養摂取不足、栄養バランス異常(成人)

栄養摂取不足、栄養バランス異常(小児)

栄養管理健康促進状態

母乳栄養中断

非効果的母乳栄養

嚥下障害

誤嚥リスク状態

体液量過剰

体液量不足

体液量平衡異常リスク状態

皮膚統合性障害リスク状態(成人)

皮膚統合性障害リスク状態(小児)

皮膚統合性障害:褥瘡リスク状態

皮膚統合性障害:褥瘡

皮膚統合性障害:ストーマ周囲の皮膚障害(リスク状態)

口腔粘膜障害(リスク状態)

非効果的体温調整機能

高体温(発熱)

低体温(低出生体重児)

排泄パターン

排泄パターン

■関連する看護計画

排便リスク状態

便秘(成人)

便秘(小児)

知覚的便秘

便失禁

下痢(成人)

下痢(小児)

排尿障害

尿失禁

尿閉

活動-運動パターン

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