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言語の上達だけがワーホリ・留学ではない


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こんにちは!

ドイツに来て早1年が経とうとしております。

現在ビザの申請中で、ドキドキしながら就労ビザが降りるのを待っております。そんな中、2週間ほど前に日本に2週間ほど帰国しておりました。ドイツに移住を決めた際にバタバタして会えなかった友人に会ったり、前職の方やプロジェクトのメンバーと食事をしたり、家族とゆっくり過ごしたりすることができました。

そこで約1年ぶりに再会した友人や家族から揃って言われたのは「たくましくなったね。」でした。(太ったという意味も含めてだそうですが笑)

どうやらドイツに行ってから表情や話し方も変わったようです。

私にとって、ドイツの生活は問題ばかりの1年で、落ち込んだり泣いたりすることも少なくありませんでしたが、改めて現地の言葉が話せるようになるだけがワーキングホリデーや留学ではないことを肌で体験しました。いろんな問題があったからこそ、問題に立ち向かう力がついたのではないかと思います。

この一年を振り返りながら少しまとめていきたいと思います。^^


日本での”当たり前”は海外で通用しない。

家族が日本から送ってくれた荷物が家に届かず、そのまま不在届もなく日本に返品されたことがありました。ドイツについてまもない頃で、貴重な日本の荷物だったのですが残念ながら届きませんでした。配達業社に連絡してみると「アパートの番号+部屋番号(○○号室)まで書かれており、住所が読み取れなかった。」となんとも私からしたら意味のわからない理由でした。

日本だと、不在票がポストに入っていたり、連絡があり、カスタマーサービスに相談すると翌日には再配達してくれそうですが、私が依頼した際にはもうすでにドイツ国内の空港に荷物があるからダメだと、なんの断りもなく日本に返ってしまいました。

またある時は、日本の友人から送ってもらった荷物が届かず、カスタマーサービスに連絡してみると、全然違う近所の人の家に誤って届けられておりました。勇気を出して近所の人に尋ねてみましたが「荷物は受け取ってない」と言われ結局荷物は行方不明のまま。2度も悲しい思いをしました。

それ以降は会社のビルに荷物を届けてもらうことに。会社のビルだと法人相手なので、ちゃんとオフィスまで届けてくれて、受付の人が私まで手渡ししてくれるので問題解決になりました。


時間の流れが違う

日本にいたときは常に時間に追われていました。時間に追われることを手助けしてくれるかのように日本は何もかもが便利で、電車も場所によっては1〜2分単位で次の電車が来るので、自分さえ時間通りに家を出ていれば、遅刻の可能性がかなり低かったなと感じます。

ドイツでは電車が遅れることが当たり前です。遅れるどころかキャンセルになり来ないこともよくあるのでプラットホームで1時間待ちなどもよくあります。そんな時、周りを見渡すと皆、電車が来ないことなんてなんてことないかのように友人同士で笑っていたり、電車が1時間来なくても全然平気な顔をしています。プラットホームが私だけが焦ってイライラしているようにも見えます。ドイツで電車が遅れることは頻繁なので、待ち合わせ相手の友人も理解してくれることが多く、どこかで心の余裕を感じました。


分からないことはそのままにしない

今でもまだまだ苦戦中ですが、アパートの家賃や歯医者での治療など、お金が関わってくることが日々あります。特に最近は色々と光熱費や家賃などの値上げが多いので色々とサインを交わさないといけないことが多々あります。そんな時、自分が納得いかない時は必ず相手に詳細や理由を聞くようにしています。金銭的なことだけでなく契約しているものに変更があれば、細かく理由を聞きます。

現地の言葉でうまく伝えられなくても、英語が話せるスタッフが多かったりするのでゆっくり分かるまで聞くようにしています。

気がついたら内容が変更になっていたなんて悔しいですよね。日本にいた際は人に何かを質問するのが苦手でした。今でも得意ではないし、いい結果になることがあまりないのでエネルギーを消費しますが、黙って承諾するよりいいと思います。この一年で逞しくなった理由はこれが一番大きいのではないかと思います。


自分を守り、問題解決に積極的になる

これから留学・ワーホリを検討されている方や、語学以外に何が伸びるか考えている方もいるかと思います。

私が経験したワーホリの一年は、上記でお話ししたように問題解決力や問題に向かう力が伸びました。異国の地で知り合いも誰もいない所から始めた際に、まず初めに自分を守るのは「自分」です。

日本では母国語の日本語も話せるし、日本のサービスは丁寧で速いので何かあってもすぐに解決できることが海外では何ヶ月もかかり挙げ句の果てに解決しないこともあるということを学びました。

勿論、問題にばかり目を向けて消極的にならず、日々を思いっきり楽しんで思い出を作ることが第一だと思います。私は問題が起きた際はいつも必死な顔で問題に立ち向かいますが、解決した後は話のネタにして笑っていますし、結果的にいい思い出になっています。(笑)


一人で悩まず周りに相談する

私はドイツに来て友人や会社の同僚・先輩に何度助けてもらったか分からないくら支えてもらっています。相談することで、案外相手も同じ問題を以前に抱えていたりもするので、相手の経験談を通してアドバイスをくれることがあります。

又、相談することで相手とのコミュニケーションが測れ、お互いのことがもっとわかったりすることもありました。


発見が楽しくなる

これはおまけですが、問題解決力だけでなく、新たに問題を通して新たな発見をし楽しくなることもたくさんありました。

例えば、最近断捨離がしたく服のリサイクルボックスを探していたんですが、どこにあるか分からずふとトラム(路面電車みたいなの)に乗っていると、電車の窓から度々道端で古着回収boxを見かけました。私の目に入ってなかっただけで、意外に至る所にあったんだな、と(笑)

これからも色々発見していきたいと思います。♪

では良い週末をお過ごしください。


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