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ひらがなスキャン

前回書いた通り、
「書くことはスポーツ」だとしたら、
どう練習すればうまくなるのか?

たくさん練習して、手に覚えさせる。
それもいいかもしれない。
たくさんやっているうちに、コツを掴んでできるようになる。練習に練習を重ねて、体に覚えさせれば、自然とできるようになるし、血のにじむような努力は裏切らないから。

で、いいのだろうか?
効率が悪い。
そもそも、スポーツは頭を使う
自分の意識とフォームのズレを修正したり、無意識に動いているところを意識的に修正しながら、直していくものではないでしょうか?

ボクのゴルフの師匠はよくこんなこと言ってました。
「よく駅とかで傘でゴルフの素振りみたいのしてる人な。あれ、自分がゴルフしていることを自慢したいだけで、下手くそだ。傘なんかいくら振っても何の役にも立たないぞ。重さもバランスもクラブとは違いすぎるから。フォームを理論的に考えていれば、傘で練習しないはず。」

たしかに。だとすれば、
字を書くことはスポーツなので、理論的に考えてやっていけば効率的に上達していくんじゃないか?と考えるわけです。

先週書いたように、まずは道具を用意して、いわゆる悪癖がでたら自分で気づけて、さらに正しいフォームで書きたくなる環境を作る。
そのあと、感覚的ではなく、理論的にフォームとスイング(字を書くこと)を修正できるように、頭でわかるように説明すること。
つまり、そこでシュッと書いて、ピッと止める!
ではなく、ペン先を〇〇からスタートしてどの方向に持っていくなど、具体的な説明ができるか。

1年生の担任をしているときに思いついたのが、
ひらがなスキャンなのです。

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ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!