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詩です。
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#現代詩

バカ日記 『油面破裂してえのきだけ』

2022.11か10のどちらか 天気たぶん晴れ 『油面破裂してえのきだけ』 見てごらん かつての銀…

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バカ日記:とあるヤゴの乱視界

2022.12.6 天気 雨のちくもり  『とあるヤゴの乱視界』 乱視には 人工の物と 天然の物があ…

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詩:気圧ァ

夜が鉢に植わっている 石ころの密度が高まっている はやく生えかわれ頭よ あれは粥を塗ったよ…

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詩:エンビカンの竜神より

塩ビの灰色のつるつるとした表面に "竜神"と書いてある 養生テープの緑色にサインペンの"竜神"…

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詩:ひこうき雲

飛行物が 水墨画のように 乾いた空の上を走る ったのだろうか 水墨、ミッジュミの 白い煙が空…

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詩:やさしみ

やさしみをおぼえて かえる 無数のきんいろ無数のあなぼこが ああ、こんなところにあったのか …

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詩:元日、南中

元日の南中は低い位置から 30度ぐらいの鋭い角度で 骨の多い傘のよう 光る骨の傘をかぶったドームのよう 光るドームのような公園を歩いた すみれの花壇の隅に 霜柱の縁取り 影が昨日の夜からそこを陣取り 年の明ける前から影が その霜が生える温度が その縁があった 初詣には行かなかった 少し歩いた場所の大きな公園に行った ペダルの無い小さな自転車が 得意そうに横切っていった かろうじて木々に残っていた葉が 視線の先に数枚舞っていて 流れるように葉がきらきらと舞っていて 風の通る

詩:まえぶれ

窓はじっとり汗ばみ 空はくたびれている 丸い草の食われた穴が 命の穴が すぅっと枯れてきた …

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詩:スーパー

スーパー が海になっている それは マーケットなのか、ただの"超"なのか 分からないままのスー…

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詩:どくろの町

どくろの鉢底石 夢遊病者の花が咲く町 枯れ木をぬいぬいこちらに向かう星は 町のぼんやりをま…

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【詩】あぶら、半宙に遺る

ここはどの道 帰り道 プレイを連れて帰る道 石と木の根がぬらぬらと 光るあぶらを浮かせてい…

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歌詞用の詩9:柘榴の木の下には

手は届かね 手は届かね こんにゃろ柘榴の手は もう届かねェ 手は追いつかね 手は追いつかね …

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歌詞用の詩7:ミッジョリ(水堀り)

カンマチャリーヤーナエシー メンマチャリーコョーナエシー ホォーミッジョリミッジョリ (と…

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