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読書感想文#34 〜いい人といいリーダーは別?〜

今回は、安藤広大さんの『リーダーの仮面』を読みました。


タイトルの問いに関して、この本を読んだ感想からすると別であるというのが結論です。

「素顔」のままで、疲れ果てるか。
「仮面」をかぶり、生まれ変わるか。

"仮面を被る"最初読み始めた時はなかなか尖った表現だなと感じました。

しかし、読み進めていくうちに、納得する部分もあり、まぁこれはどうなのかな、自分には取り入れられないなぁという部分ももちろんありました。

ですが、自分が読んだ本だからといって全てを鵜呑みにしなければいけないわけではないし、自分に合う考え、大事なところを抽出していく作業も読書の一環です。

今回も大まかな内容については触れませんが、自分が気になった場所を少し紹介したいと思います。

1.自由ってルールがないことなのか?

ルールがあるからこそ、人は自由になれる。

自由とは、ある程度の縛りがあるからこそ生まれる物だと思います。

自由にしていいってかなりストレスだったりしますよね。

例えば、学校のレポートの宿題。だいたいお題が決められていることが多いでしょう。

しかし、これがお題はなんでもいいとかだったらどうでしょうか。

なかなかに厳しい課題になりそうです。そのようにある程度のルールがあるほうが人は自由になれるのです。

リーダーはこのようなルールを決めてあげなければいけません。

また、ルールを作る上での注意点は例外を作らないこと。

・Aさんって営業成績がいいから多少遅刻しても何も言われないよな
・あいつはプレーが上手いからラントレサボってても怒られないよな

こういうことが他のメンバーから指摘されたら終わりです。例外を作ってしまうと、途端に組織は脆くなってしまいます

誰についても平等で守れるかどうかに差が出ない、そんなルールが理想です。

今自分が所属しているチームにも、さまざまなルールがあります。

自分たちの代になってそれらを改めて考えていく時、ここに挙げたことを考えながらルールを決めていきたいと思います。

2.リーダーはお願いをするな

平等とは、対等という意味ではない。

「時間があるときで構わないので、資料をまとめておいてくれない?」
「やりたくなかったら断ってくれていいんだけど、この仕事できるかな?」

これらは典型的な平等と対等を混同してしまっている、つまり「位置」を間違えたコミュニケーション。

これがなぜいけないのか。

1つは決定権が部下にあるということ
→嫌であれば断ることができる

1つは責任の所在が曖昧なこと
→うまくいかなかった時の責任を曖昧にしてしまう

言い切り口調にすることが大切。

なかなかサークル内では、年齢以外で上下関係がないので、すぐにここに書いてあることを取り入れることはできないのかな。

けど、社会に出てから、部下を持つのはだいぶ先かもしれないけどその時にここに書いたことを生かすことができたらなと思います。

3.プロセスよりも結果

最初に他者評価を得ないと、自己評価には何の意味も生じない。

例えば、レストランの店員が「この料理は手間隙かけた自信作です」といってきたとします。

しかし、一口食べてみて、美味しくなかったら、もう一度食べに来ることはないでしょう。

これは、何事においても同じです。

では、フットサルにおける他者評価とは何だろうか。

やはり、試合のメンバーに選ばれるかどうかかなと思います。

どれだけ、自主練をした、筋トレをした、ランニングをしたと言葉にしたところで

実力が足りていなかったらメンバーに選ばれることはないでしょう。

もちろん、自主練などが意味がないといってるわけではありません。

そういったことも大事ですが、結局は上手か下手かで試合に出られるかは決まると思います。

だからこそ、早くうまくなりたいという思いでいっぱいです。

4.終わりに

読書する時に、その本一冊全部が良かったと思えることはとても素晴らしいことですが、

合う合わないがあっても自分にとって必要な部分をいくつか抜きだすことができたらかなりの収穫かなと最近思うようになりました。

その面では、読書量を増やすことも大切なのかなと思います。今は春休みで特に時間があるのでこのペースで続けていきたいなと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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