縄文人の遺伝子がロシア西部で発見された話

  たまたまwikipediaの英語版をのぞいていたら興味深い記事をみつけた。

 日本列島に住む我々の祖先である縄文人と共通のY染色体ハプログループをもつ古代人が、ロシア南西部のコーカサス地方(ジョージアの近く)にて複数発見されたと言うのだ。https://en.wikipedia.org/wiki/Haplogroup_D-M55#cite_note-:0-10 

 A study published in the “Journal for archeological science” by Boulygina et al. 2020 analyzed ancient Koban burials and found a high number of paternal lineage D1a2 (D-M55) which is commonly found among the Ainu people in northern Japanand southeastern Russia.(wikiより引用)

 同じグループに属するハプログループD自体は散発的ながらも中央アジアからロシアにかけて見られるものだ。しかし、今回これらの古人骨から発見されたのはハプログループD1a2と呼ばれるものだ。このY染色体ハプログループは日本で三万年から四万年前に生まれたもので、この遺伝子を持つ民族は大和民族、琉球民族、アイヌを除くとほとんどいない。一部韓国人に少数見られるが、これは昔に人的交流があった事実を踏まえればおかしなことではない。ハプログループD1a2は日本発のY-DNAだ。

 この遺伝子がどういうわけか、日本から遥か遠くのヨーロッパにて見つかった。これは壮大な縄文人の大陸への進出が過去にあったことを示している。

 彼らは太古の昔に北海道からロシア極東部に入り、シベリアを横断してコーカサスの地へと向かった。何故彼らがそのような行動をとったのか、今となっては不明だ。

 ただ、これらの情報には疑わしい面もある。これだけ日本の古代人類学にとって重要な発見だというのに日本語による情報がまったく出てこない。さらに英語による情報もこのウィキペディアにあるソースのみだ。 "Mitochondrial and Y-chromosome diversity of the prehistoric Koban culture of the North Caucasus". Journal of Archaeological Science: Reports. 

 この論文は登録された研究者しか見れないようで、私にはどうすることもできない。この情報が本当なのかどうか、どなたか検証して頂きたい。


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