本屋は閉まっているのに居酒屋は営業している謎

新型コロナウイルスの影響で、多くの店舗が業種にかかわらず休業を迫られているこの世の中。そんな中でも飲食店は生活インフラと密接に結びついているせいか、営業を続けているところも多い。店内で飲食はできなくとも、持ち帰りや配達には対応しているところも多い。良い判断だと思う。

そんな中、少なくとも私の近所では本屋さんが軒並み閉店、もしくは休業してしまっている。近くのイオンモールでもアパレル店やレストランが開いている中、未来屋書店だけは閉まっていた。おいおい、マジかよ。

私のようなビブリオマニアには今の状況は非常につらい・・・・・。

本屋さんが閉まっていることもつらいが、書店という業種が生活に必要なインフラだとみなされていないという事実もつらい。書店という地域の文化施設はいざとなったら真っ先に足切りされるような場所なのだ。今回の件でそれがはっきりした。

イタリアでは厳しいロックダウンの最中でも規制を緩める際に書店の開放を視野に入れていると聞いたことがある。いいなあ。

私だって別に無理に開けろとは言わない。書店が飲食店より絶対的に優先されるべきだとも思わないし、苦渋の決断で営業を続けている各業種の経営者、従業員の方々を責めようとは思わない。

でもさ、洋服屋や時計屋、フードコートが営業している中書店だけが閉まっていることについては「え、なんで?」と思わざる負えない。

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