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患者さんや御家族へ

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患者さん、御家族向けの記事をまとめています。 何かの参考になると嬉しいです。
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#看護師

がんカフェがオープンします!

がんカフェがオープンします!

「がんカフェ」とは、
がんと診断された方や御家族、
大切な方を亡くされた方などが、

病院でもなく、自宅でもない、
第三の場所として、語り合える場所。

私も、法人を立ち上げたあと、
都内など、数ヶ所の「がんカフェ」に
お邪魔して、参加者の方々の声に耳を傾けています。

そして、今回、がんサポートナースのメンバーが
新潟県五泉市で、「がんカフェこころ」を
立ち上げます。

病院でも、御家族にも話せ

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医療のすき間は、色んなところにありました

医療のすき間は、色んなところにありました

がんサポートナースと、がん哲学外来カフェの
初のコラボイベント!

第1弾は、明石市で開催しました。

私と、もう1人のがんサポートナースから
それぞれが感じている「医療のすき間」を
お話しさせて頂いたあと、

参加された方々とグループに分かれて
語り合う時間。

医療職、学生さん、患者さん、御家族、
色んな立場から感じる「医療のすき間」は、
沢山ありました。

もちろん、医療者間での「すき間」も

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緩和ケアは、診断されたときから

緩和ケアは、診断されたときから

5年前に、緩和ケア病棟を最後に、
病院勤務を卒業しました。

その後、ダブルワークをしながら、
個人で患者さんや御家族のご相談を受けたり、

緩和ケアに関する小さなイベントやセミナーを
やってきました。

緩和ケアに関する正しい知識は
同じ医療職でも行き渡っていない印象です。

でも、知っておくと、病と向き合いながらも、
自分らしく生きていけます。

今回は、がん経験者のお二人を迎えて
早期から緩

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患者さん向けLINEスタンプ作りました!

患者さん向けLINEスタンプ作りました!

一般社団法人がんサポートナースの片岡です。

最近、入院中の患者さん(70代女性)の
サポートをしている中で、

面会も出来ない中、LINEでやり取りしたいのに、
抗がん剤の副作用で、痺れが酷くて中々思うように
打てない。。

そういうお悩みを抱えていました。

その時に、少しでも楽に想いを伝えられる方法は
ないかと考えて、思いついたのがLINEスタンプでした。

今回、32個のスタンプの中には、

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がんと診断された方に、まず必要なこと

がんと診断された方に、まず必要なこと

がんサバイバーの方々に
「治療も含め、一番辛かったのはいつでした?」と
質問したところ、

皆さんが口を揃えて言われるのが

「がんと診断されたその時でした。」

告知を受けたあと、頭が真っ白になって
どうやって帰ったのか分からない状況でも、

抗がん剤の副作用で辛い時があっても、
数年経った今でも、

一番辛かったのは「告知を受けた日」に
なっているのです。

そんな辛い状況のまま、
その先の色

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病気とは闘わない方がいい理由

病気とは闘わない方がいい理由

5年前に
適応障害になった経験から

病気とは
本当の自分からの
大切なメッセージだと
気づきました。

つまり
生きる目的とズレた
生き方をしていると

本当の自分が
病気という形を使って
教えてくれるのです。

その
メッセージを無視していると

表面的な治療を
施したところで
根本的な解決には至らない。

思考の癖が
そのまま病気として
強制的に動きを止める結果に
なってしまいます。

病気

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明日がんと診断されても混乱しない心の準備

明日がんと診断されても混乱しない心の準備

「緩和ケア」

この言葉を聴いて
あまりいい印象を持てない方

その理由はなんですか?

私は、4年ほど
緩和ケア病棟で勤務して
いましたが、

地域で
がん治療をされていたり

御家族が、がんになって
支えていらっしゃる御家族さんと
関わっている中で

緩和ケアを正しく理解していない方が
まだまだ沢山いらっしゃることに
医療職として心苦しく感じています。

そこで、
この度、笹川保健財団の
助成

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緩和ケアってやっぱり大切

一般社団法人がんサポートナース 片岡幸子

00:00 | 00:00

がんサポートナースの片岡幸子です。
ある、がん患者さんとの「交換日記」の中で、自分と向き合うこと、緩和ケアの大切さを実感された方のお話しです。

緩和ケアって誰が受けるもの?

緩和ケアって誰が受けるもの?

「緩和ケア」

数年前から、言葉だけは
聞いたことある方も
増えてきたのではないかと
思います。

ただ、

どんなものなのかを
ご存知の方は
まだまだ少ないなと
感じています。

医療職の中でも
理解が乏しい方もいるので

患者さんや御家族が
適切に受けられていない
印象が強く

4年ほど前から
ブログで
情報発信を続けています。

まず、
「緩和ケア」は、

生命を脅かす疾患による
問題に

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