がんと診断された方に、まず必要なこと

がんサバイバーの方々に
「治療も含め、一番辛かったのはいつでした？」と
質問したところ、

皆さんが口を揃えて言われるのが

「がんと診断されたその時でした。」

告知を受けたあと、頭が真っ白になって
どうやって帰ったのか分からない状況でも、

抗がん剤の副作用で辛い時があっても、
数年経った今でも、

一番辛かったのは「告知を受けた日」に
なっているのです。

そんな辛い状況のまま、
その先の色んな選択をしなければならないのは
本当に酷です。

普通の精神状態ではないのに
告知されたことを、家族や職場に
伝えなければいけない。

親友だと思ってLINEで打ち明けたら
２週間既読無視されて、さらに、
メンタルが落ちてしまった…と
話された方もいました。

そんな状況の方々に対して、
一旦気持ちを落ち着けて、
メンタルを整えながら、

一緒に伴走して、その人らしく
その後の治療などの選択を、後悔なく
ご自身が出来るようにサポートしていきます。

緩和ケアは、末期の方のケアではなく、
がんと診断された直後に、一番必要なケアだと
思っています。