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みんなで考えよう!給食のこと🌱②

札幌市の給食についての話題です。
今回は
『みんなで考えよう!きゅうしょくのこと』
その2になります。
(前々回の投稿のその1から読んで下さいね😊)

では、さっそく
今回、札幌市の給食での
カルシウム米と減塩栄養強化みその採用に至る
詳細な経緯の事実確認からです✏️

まず、発端としては
昨年2021年、文科省において
学校給食摂取基準の改定がありました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/1407704.htm

そもそもこの改定は2020年の厚労省の策定した
『日本人の食事摂取基準(2020 年版)』
(5年に一度見直しがある)と
「食事状況調査」の結果がベースになっています

「食事状況調査」により
現状の食生活では
適切な量を摂取が出来ていない栄養素が多く
また
給食のある日とない日のデータを比べると
給食のない日の方が
栄養摂取は”より”足りていない😥
ということが分かっています。
このことから
子どもたちにとって学校給食が
重要な栄養摂取源である
ということがわかりますよね。
(詳しくは
https://www.mext.go.jp/content/20201228-mxt_kenshoku-100003354_01.pdf )

そうしたデータをもとに
『健康の増進及び食育の推進を図るために
 望ましい栄養量を算出したもの』
が学校給食摂取基準です。
この基準値は
単純に一日の必要な栄養量の1/ 3量でないことも
重要なポイントなので覚えておいてください。
一般に不足しがちで、家庭での摂取が
十分にできていない栄養素に関しては
給食で1日に必要な量の40%、50%を
摂取できるように値が設定されています。

今回の改定により給食に求められる鉄分などの
摂取基準値が上がり、それを受けて、
札幌市では2021年の4月、5月~12月の期間に
3回にわたり検討会が行われました。
(細かい献立などに関する会議は
 この3回以外にも数回、内容ごとに分担して
 係ごとに行われたそうです。)

この検討会は
基準値の見直しなどの際に立ち上げるもので
学識経験者(栄養学科の教授等)や
校長先生たちや現場の栄養教諭、
教育委員会からの2名をあわせた9名で構成された、いわば内部会議で
議事録の公開はありません。

検討会では
今後どのようにこの基準値をクリアしていくかが
話し合われました。

本来であれば色々な食材の組み合わせで
こうした基準値を満たしていくことが当たり前で
札幌市では様々な工夫を凝らして
数値をクリアするべく
努力を重ねて下さっていましたが
これまでの基準値でも
かなり厳しい状況だったそうです。
そんな中での今回の基準値の引き上げは
特に鉄分に関しては打撃が大きかったといいます。

その3につづく

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