2021年9月の記事一覧
私は自分の感じたことをそのまま外に出すのがこわい ~冒頭の3行~
私は、自分の感じたことをそのまま外に出すのがこわい。
人前でうたをうたって、舞台に立つ人が何を…と思うだろう。
これは手放したくても捨てられず、私が後生大事に抱えている一つのトゲなのだ。
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大盛況のうちに幕を閉じた野やぎさんの冒頭の3行選手権。
楽しかったですよね~!全部読めてはいないけど次から次へと出てくる冒頭の3行たち…。完成作品を書かれた方も多数いらっしゃる
彼らの残した「足跡」を探す。
彼女は「ログインしているかがわかる機能が好き!」と言った。
私は「今かぶってる! やったね!」と言った。
遠く離れた土地にある端末の画面越し、久しぶりの出会いに顔が綻んだ。
突然いなくなった彼女が、戻ってきた。
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ネット上で一言二言交わしただけでも、印象は強く残る。
私が前の職場に着いて少ししてから始めたSNSがあって、そこで知り合った人がいる。私はその人のことを「太陽」と称したことが
嵐の中で乾杯を #冒頭3行選手権
ペットボトルのコーラと、プラカップに入ったビールがとん、とわずかな音を立てた。風はぬるく、観客にまんべんなく吹き付ける。空は淀み、もうひと押しで決壊しそうな予感をはらんでいた。
そんな状態の中、不安とわくわくをいったりしながら待機すること小一時間。
周りからの歓声があちらこちらから上がる。ステージに出てきた今日の主役は、あの有名な4人組だった。
ガラス職人の弁明(完全版)
「あの氷の女王のような図書館が、あたしにそうさせるんでさ」
王様のために数々の、美しい景色を封じ込めたガラス玉を苦もなく作り出した職人は、その技が妖の術だと疑われた時にそう弁明したのでした。
ある王様が、夢うつつに見た「懐かしくて心浮き立つ景色」を家来たちに探してくるように言いつけました。王様はその景色がどんな景色だったかをはっきり覚えていなかったので、家来たちは絵描きや彫刻家、織物師など美し