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【エッセイ】恋愛をすることへの心構え

「恋愛マニュアル」は、
ネットで無数に転がっている。

それらを読めば、
いくらでも分かる事はある。

恋愛は、いろいろな角度で捉える事ができる。
それは、360度どこからでも見ることが可能。

ある人はこの角度で見ており、もう一方の人は全然違う角度から見ているなんてことが多いので、意見が食い違うことも多数。

どれも正解でもないし、
間違いでもない。

また、恋愛というのは精神的なモノであり、
人間の精神状態は多種多様。

その非常に「ややこしい」「恋愛」について、
私の中で一つの結論に達した。

--
先日、私は親友に「縁」を切られた。
原因は恋愛である。

親友と私は、
たびたび恋愛について話していた。

電話やLINEやファミレスなど、
いろんな場面で話し合った。

そして今回も、
親友の彼氏についてLINE通話で話し終えた後
「もう連絡するのやめるね」とLINE。

なぜかというと、
私が「決めつけ」てくるとのこと

私は親友の彼氏の話をするとき、
大体の場合で「男はこうだからこう」と、一般論を話してから、
「まぁでもその事を彼に話して話し合わなきゃ分からないね」というような補足をしていた。

これまでを振り返ってみると、
この「一般論」が、親友の彼氏への「否定」になっていた。

否定をするつもりはなかったのだが、
なぜか否定になってしまっていた。

縁を切られ悲しみにくれる頭で、
これは何故かと考えた。

--
付き合う中で誰かに「相談」というのは、
良いことより悪いことのほうが多い。
その相談相手が納得いかないような事。

良いことであれば、
ほぼ相談なんてしない。

納得いかないというのは、その場面や状況、第三者への不満と言うより、彼氏への不満が多い。

これを「相談」するのだから、
彼氏への不満が中心に決まっている。

その話を額面通りに受け取ってしまうと、
彼氏が悪いというような話となる。

そうして私は、男に対しての一般論を話し「だから止めたほうが良い」というような、否定を繰り返すようになってしまった。

しかし、私はすっかり勘違いをしていた。
 
親友は、一般論を話されたり、
彼氏への否定などをしてほしくなかったのだ。

私に話を聞いてほしくて、
相談をしていただけだ。

私が正論を言う必要もないし、
否定をしなくてもよかった。

ただただ、話を聞いて少し励ましを加えるだけで、親友は楽になる事ができた。

私は何年もこの事に気づかず、これが親友へのアドバイスと思い、勝手に自分の言い分を押し付けていた。

--
今回の「縁切り」された事については、
そもそもの原因が「恋愛」である。

それについても、しばらく考えていた。
一つの結論が、ふと頭によぎった。

恋愛というのは心変わりがある。

ずっと一本調子のまま、
同じ気持ちを持ち続ける、
ということは不可能。

人間の心は変わり続ける、
これはつまり諸行無常ということ。

「諸行無常」は、すべてのものが常に変化し、永遠に同じ状態を保つことができない、という仏教の教えです。

これにより人生の儚さを理解し、執着を減らすことが促されます。

世の中のどんな物事でも当てはまるのだが、
「恋愛」という事象が、よりわかりやすい。

恋愛は諸行無常

私の中でこの結論に至った時、
ものすごく悲しい気持ちになっていたのが、
なぜかスーッと楽になった。
もちろん、悲しいことには変わらないが。

このような思考に達している仏教は、
やはり偉大なものだと思う。

こんな事を気づかせてくれた親友には、
本当に感謝しかない。ありがとう。

人との縁もまた、諸行無常


つづく。


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