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【現状把握からの行動選択】

 皆さん、こんにちは。
ようです。
 今回は『現状把握からの行動選択』の"落とし込み"について、具体的な行動プロセスを話します。

 ※過去記事を読んでるor相応の知識がある前提で話しますので、まだ読んでない方は過去記事のリンクを貼っておきますので一読していただくとわかりやすいと思います。


▼『落とし込み』とは

 【落とし込み】とは目標を必ず達成するために必要な具体的な行動を自問自答し、一つの行動として選択・決断するまでの一連のプロセス

 【落とし込み】という言葉は違えど、一流の営業マンやビジネスパーソンには共通の概念であり、必要不可欠なセルフマネジメントの技術です。
 過去に挙げた『意思と選択』『行動力』の記事ではその『体系的な考え方』を取り上げて説明しました。しかし、『体系的な考え』を実際の行動に移すことは非常に難しい。
巷に溢れる自己啓発本の良くないところはソコにあります。
『意思と選択』『行動力』その他多くの知識を体系的に学んだところで、私やあなたの現実の行動は外部環境や思考に左右されてコントロールが効きません。いつまで経っても現実の成果に結びつく具体的なアクションを取れないままです。

 【落とし込み】とは実際の行動を取るまでの道標であり、目標達成するための行動そのものです。


▼現状把握からの行動選択

 ここからは一つ一つのプロセスについて解説していきます。

①《現状把握》
 今自分が直面している状況を把握する。どんな問題に直面しているのか、超えられないと錯覚している壁はなんなのかを認識する。
"間違った認識"は全てのプロセスを歪ませます。自分に誠実に、状況を観察して受け入れる必要があります。


②《客観評価》
 
今置かれている状況に対しての『客観的な評価』をする。当事者としての私情を一切持ち込まずに第三者として自分の結果(成功も失敗も)を観察し、評価する。
第三者視点を用いれることで問題の本質を捉えやすくなる。
場合によってはこの時点で「そもそも問題(失敗や"壁")ではない」と気づくこともある。


③《自己評価》

 今置かれている状況に対しての『主観的な評価』をする。結果(成功も失敗も)を自分なりに解釈し受け止める。この時の受け止め方に正解はない。(感情的であろうと感覚的であろうと問題ない)
とはいえ、前項の《客観評価》があるために冷静な自己評価をすることができる。自惚れも過度な過小評価も起きづらくなり、結果をすんなり自分の中に納得して受け入れられる。


④《目標設定》(マジで"やる"と燃える目標)

 ①②③から自分のやりたい目標を設定する。(目的を達成するための目標設定)
大事なのは"やりたい"と本気で思えるかどうか。自分の目的のために何がなんでも絶対"やる"と魂が燃えられるかどうか。


⑤《問題発見》
 目標を達成するための障害となる問題点を見つける。問題点は複数出ることがほとんどである。問題点が一つしか見ならないというのは考えが足りていない証拠だと思うこと。
問題は解決の難易度が低くかつ問題を解決した時の効用が大きいモノから優先度をつける。


⑥《解決のための作戦・計画》(具体的な行動設定)
 
問題を絶対解決するための具体的な作戦と行動を考える。このフェーズでは大事なことが複数あるため、さらに強調しておく。

ⅰ)⑤でつけた優先度が高いモノから解決する。

ⅱ)問題が外部環境(お客さんや市場など自分ではどうすることもできない要因)に依存する場合はその問題には着手せずに他の優先度が高いモノに注力する。

ⅲ)"行動"は『絶対に問題を解決して、目標を達成できるものか』を自問自答する。少しでも「できないかも……」となる"行動"は選択しない。自問自答を繰り返す。また"行動"は自分がやれるモノに限る。"やれない"行動は"行動"ではない。
"行動"はいつだって具体的なものである。


⑦《決断》
 "行動"を自らが選択し、やる意思を固める。
責任をつくる。

※オマケ(私が使っていたノートの一部です)

▼"自動落とし込み"と『自問自答』

 一連の"落とし込み"は毎日行います。
特に夜が効果的です。夜に"落とし込む"ことで寝ている間に潜在意識へインプットされ、『信念』と強く結びついて高い『行動(力)』を発揮させます。
 "落とし込み"の練度を高めることは難しいです。毎回四苦八苦することで手応えを掴んでいくことが大事です。
また、"落とし込み"に慣れることが必ずしも良いとは限りません。
 『慣れ』は①〜⑦の"落とし込み"を無意識に簡略化する"自動落とし込み"(ルーティンとは異なる)と隣合わせでもあります。
"自動落とし込み"は『無意識選択』であり、行動力も責任も"絶対やる"という強い意志も存在しません。『自問自答』はそんな『慣れ』にストップをかける各プロセスにおける大事な問い掛けです。①〜⑦を進めるにあたり「本当にそうなのか?」と意識を働かせて、"落とし込み"してください。


 今回もお読みいただきありがとうございました。
記事について(それ以外でも)質問・相談がありましたら気軽にコメント/メールいただければ何でも解答しますのでご利用ください。

 では、また次回。

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