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言えたよ。がんばったよ。

大学で留学時代に出会って
ずーーーーーーっと好きだった彼に

告白しました。

そして、

フラれました。

。。。。。。。。。。。。。

何から書こうか。

なかなか言葉が思いつかなくて。

留学当時、自分だけが投稿する用に使っていた
インスタの鍵アカを見返してみた。
いわば日記だ。

どの投稿にも彼への淡い気持ち、
未来への不安と、
周りの友達と比べて不安な気持ち、など、
いろいろな気持ちがあった。

彼とは留学先で出会ったの。そうだよ。
私は初めてみた時からとっても素敵でかっこいい、
タイプの男の子だって思った。

状況がいろいろ揃ったタイミングだったの

今回の告白は、色々とタイミングが揃っていた。

11/3-4に一泊二日で彼と金沢に旅行に出かけた。
もちろん出発する時は伝えるなんて思っていなかった。
言えればいいけど、言えないだろう/言わないだろう、なんて思ってた。

思えばなんだか不思議なくらい運が味方しれくれている気がした。

・近江町市場の海鮮丼、ちょうど私たちの分で売り切れになった。
・人気すぎて予約が取れないという21世紀美術館のレアンドロのスイミングプール、運良く予約が取れた。
・千里浜渚ドライブウェイに着いたころはちょうど夕日が沈む時間でとても美しかった。そうだ、3連休は人気すぎて空きがなかったはずのレンタカーが運良く一つ取れたんだった。
・千里浜へのドライブの途中、なんとなく西野カナの『GO FOR IT!』という曲を久しぶりに聴いてみたいと思って流したら、それがめっちゃ後押ししてくれた。歌詞を聞けば聞くほどその時のわたしの状況にぴったりで。カナちゃんに後押しされているみたいで、同時にカナちゃんに顔が似ていると思う私の親友にも応援されている気分だった。
・行きたいと思ってた観光地は全部巡れた。「ルロワと満月とワイン」というお店は前から気になっていて、ダメ元で電話したら、運良く席用意してもらえたし。さすがに朝食で行こうとしたひらみぱんというカフェは人気すぎてむりだったけど笑
・5年前に行った尾山神社に再度行けた。今回滞在したホテルもそこからすぐのホテルで、そのホテルも広くて綺麗なお部屋だった。浴室及びお手洗いのドアがガラスで透け透けでめっちゃ不便だった笑
・記念撮影を撮ってくれたひとたちもみんな親切で、おかげで素敵な写真になった。
・彼から話を聞いていて気難しくてちょっと苦手意識のあった彼のお母さんから、札幌のお土産のお礼に、素敵なお菓子のお返しを頂いた。

この通り、思えば思うほど運が味方してくれていた気がする。
なんだか思いを伝えるための舞台を用意してくれたみたいだった。

ただ、旅行中に感じたこと。

「一緒になる/付き合う未来」が、
やはりどうしても見えなかった。

それもあって、今日言うぞ!と心に決められた。
恋を終わらせる、と終焉に向かう気持ちと、わずかな私の勘違いなのかも(だったらいいな)っていううっすら淡い期待と。
でもなんとなく展開は見えてた気がするんだけどね。

旅行中にそんな風に感じた理由としては、
・彼の私への態度。彼は私を一度も恋人あるいわ恋人っぽい感じで扱わなかった。なんていうか、荷物重いから持つよとか、疲れてない?と気に掛けるみたいな。
・彼からの眼差し。愛情を感じるかどうか、で考えると、そんなものは皆無だった。私が彼にそれを求めるのは、贅沢品すぎたみたい。。という、ちょっと意地悪な気持ちさえ浮かぶ。
・何よりも、二人の間に流れる空気感。どう頑張ってもロマンチックなものにはなりえなかった。1日目もドライブまでは会話が弾んでいい感じだったけど、2日目はなかなか沈黙が増えて。会話もポツンポツンとすぐおわっちゃって、私は正直気まずかった。何話せばいいの、みたいなこと、余程気まずい状況で誰かといる時くらいしか思ったことないんだけどw
・どこにいくにも、何を食べるにも私が主体で「任せるよ・ついていくよ」「僕は写真に写りたくないから撮らないで」と言ってきた。わたしはそういうのも一緒に決めたいし好きなものも一緒に楽しんで欲しいなあ、一緒に楽しめたらもっといいのにってずっと思ってた。

仕事で会った人に、「相手が〇〇してくれないから愛情がない、って判断するのは違うよ」って言われたけど、
少なくともわたしはそういう態度で示すのも愛情だと思うよ。
誰かから向けられるものの中に、愛情と呼ばれる温かいものってあると思うの。

金沢から東京に帰ってくる新幹線。

私は、窓に映る自分に「もう言っていいよね?」と確認した。

そしたら、「うん、いいと思うよ」って言われた。

帰りの新幹線。2時間の移動のなか、隣で彼はずっと寝ていた笑(どんだけ眠いんだよw)
その隣で私は、西野カナを聴きながら「東京駅 告白 場所」を検索した。
これで検索する機会もなかなかないと思ったので笑、
おもしろくてスクショを撮った。
その時には下のサイトが出てきました。よかったら参考にしてみてね、いつか、誰かのために、載せておきます。

私が自分の初めての告白の舞台に、ずーっと好きだった彼に思いを伝える舞台に選んだ場所は「KITTE 屋上庭園」。
夜はライトアップもされるし、暗くて静かでいいなと思った。

結局、彼は東京駅に着く直前まで寝ていた。(まじで一言も話していないwふざけてる。そういう寂しい思いさせるとこもほんとにやだった!!)
なので、到着直前に
「この後すぐ帰らないといけない?ちょっとKITTEに用事があって、一緒にきてもらえない?すぐ終わるから」と言った。
その時、一瞬彼の表情/空気感がほんの一瞬濁り・淀み、「面倒くさい」という感情が伝わってきたのを、私は"感じ逃さなかった"。
そんなことがあったので、ああ、これはやはりダメかもと感づいた。
やはり、いろんな場所にヒントは隠れているもので、、、
こうなのかな?って思うことって、結構当たってるもんだよね。

KITTEに向かう道の中。
私はドキドキハラハラしつつ、
でも冷静だった。のを覚えている。
究極に緊張する状況の中でも、
こういう大事な時であれば、
人はその人の全力の冷静さと集中力を発揮するものなのかもしれない。
なんだか、余計なことは考えずに、
告白に向かって、歩みを進めた。
屋上に、私の舞台に向かいエレベーターで上がって行った。

そして、告白のとき。

私は、これまで思ってきたこと、
一人鏡の前で何度も練習した成果を
発揮した。

KITTEの屋上に着いた。
いい感じに暗い、人はいるけどそこそこ空いてる。
この辺に座ってもらおう。
よし。。。。。
ハぁぁぁぁぁ。心臓はバクバクだった。


もしかしたらもう気付いてたかもしれないけど、

留学してたときから〇〇のことが好き。
もしよかったら、お付き合いがしたい。
〇〇はどう?


ありがとう。
Satieはずっと仲の良い友達だったから、
これからも友達でいたい。
ごめんね、僕はあんまり付き合うとか、思えないんだ。


「そっか、そうだよね。。。」
終わった。私の恋終わった。
終わっちゃった。

けど、言えた。言えた。。。!!!
やっと、言えた。。。。!!!

告白して思ったこと

告白するということは、自分を受け入れる、自分を愛することそのものだった。
あと、告白はしてよかった。すべきだし、みんなの気持ちが伝わって欲しい。片思いしている人、全員が自分の気持ちを伝えられたらいいなって思った。

彼と話をしていて思い出したことがあった。
留学が終わるときの気持ち。
ホストファミリー、現地で仲良くなった人たちと離れるのが寂しかったけど、
私が何より寂しかったのは、
私が何より寂しかったのはね。
あなたと毎日会うことができなくなる、
そういう生活が終わるってことだったんだよ。
当時の私の気持ちを思い出すと。。。
とっても切なくて苦しくて、寂しい気持ちだった。
私は願った、どうか、彼との関係が完全に終わりませんように。
もう毎日会えなくなる、日本に帰ったら大学も違うし、お互いの生活があるし、
もう簡単に会えなくなる。近所じゃなくなる。
ばったりどこかで会うとか、
are you in the library? なんてメッセージが来ることもなくなる。
彼が私の居場所を探して、私に会いにくるなんてことはもうなくなる。
そんなの悲しいもん。。。
でもどうやったらそれを止められる?
私に、そんなことを止める方法があるのか?
力があるのか?
そんな方法はない。私は運命を受け入れるしかなった。
だってただの大学生だもん。

願ったの。
どうにか またあなたに会えますようにと
どうにか この友情が おわらないでほしいと。
どうか これで最後でありませんようにと。

だって 寂しいもん。
わたしはどうしても離れたくなかった。
離れられなかった。
諦められなかった。
こんなにカッコ良くて優しい、
ドキドキさせてくれるどタイプな素敵なひと。
実際、あれから、あなたを上回るひとに出会わなかったんだよ。

何度このことに一瞬のうちに思いを巡らせては、ひとり寂しい気持ちをどうにかやり過ごそうとしていただろう。
留学当時の自分の気持ちを思い返すと、苦しくて切なくて。

好きな人に好きって言えるのって幸せ。
大好きな人に大好きって言えたとき、
とっても素敵な気持ちだった。


隠して隠して、絶対に言えないとおもっていた気持ちを本人に伝えるのって、
とっても素敵な気持ちだった。
今回の告白を通して、
その時の自分の気持ちをcureできた気がした。
当時の、22歳の寂しさと悲しさと苦しさと
どうしようもなくできない気持ちに必死に耐えてるSatieを
ハグしてあげられた気持ちだった。


告白が少し落ち着いてから、
全部彼に話した。
私が留学終わる時にそんな気持ちだったなあってことも思い出して、
彼と話してて唯一涙が出てきたのは、
そんな自分をembraceして、22歳当時の自分の気持ちをハグできた瞬間だった。

流れで、彼と伏線回収もした。
あの時のあれって、、あれってどういうつもりだったの?
この時私こういう気持ちだったんだよ、って言ったけど、
「そんなことあったっけ?/言ったっけ?」という
一番最悪な返しをされた笑 マジで!!ふざけてるw

私の思い過ごしだったのかなあ。。
そう思うと悔しくて悲しくなっちゃうけど。
私が必死に勇気を出して贈ったバレンタインも、
あれは友達みんなにしていることで、自分が特別扱いされていると思わなかった、らしい。
今回の金沢旅行もめっちゃ頑張って誘ったのに、二人で行く旅行なんて私にとってみればかなりの、、それはもうそういうことだと思ったのに、
彼は普通に友達と二人で行く旅行、としか思っていなかった。

激おこぷんぷん丸だし、
なんなんそれ!!www
彼が言っていたのは、
Satieはみんなに優しいから
自分にだけなにか特別なものがあるように感じなかった、
らしい。

告白が終わって思うこと

伝えることって、ちゃんと言わないと、やはり伝わらない。
伝わっているのかもと思ううちの5%くらいしか実際伝わっていないことが多いのだ。
とくに相手がどれだけ鈍感か、今回のケースは特に彼が受け取る気がない/予想だにしない内容だったから特にだけど。。

恋が一つ終わるのってとっても寂しい。いまはあんまりイケメンの写真とか筋肉とか、あれだけ好きだったのに見たくないって思う。マッチングアプリもずっと開いていない。

言葉にできないどうにもならない気持ちは、
音楽が、アーティストが知ってくれている。
そして慰めてくれている。
そして、友達をはじめまわりのみんなの言葉がありがたいし助けられる。

どんなに明るく大丈夫って思っても、やはり心へのショックは大きい。
なにかを失くしたような寂しい気持ちでポッカリ空いてるもんだ。
だって、21歳で出会ってからすぐに惹かれて、その気持ちとずっと一緒にいたから、
温もりのようなものが突然終わって、
そりゃあ寂しい気持ちになるよね。

親しい友達にはすぐにでも電話とかして欲しい気持ちがあった。
めちゃめちゃ仲良いわけじゃないひとたちには、
ある程度そっとしておいて欲しいと思った。
LINEとか、あんまり長くメッセージせず、そっとしといて欲しかった気持ちがあった。

私にとって告白するってことは、告白できるまでの道のりは、
自分を好きになること、自分を赦すこと、認める・受け入れる・許可することを即ち意味していた気がする。

告白するってことは相手や誰かに「私はこう思っています」という自分を知覚される、認識されることだ。
当時の私は、それがどうしてもできなくて。
そんな自分を受け入れられなくて、恥ずかしくて。
彼に思いを伝えるなんて、しちゃいけないって思ってた。

思いを伝えるなんてことをしたら、嫌われちゃうって。前みたいに、仲良くいられないって。思ってた。
だから隠して隠して、どうにかやり過ごそうと、
どうにか忘れようと。表に出てきてはいけない感情だと思ってた。
隠して隠してなかったことにしようとして。
必死に何も感じていないことにした。

どれだけ苦しかったことか。切なかったことか。
とっても悲しかったよね。
だって好きって気持ちを持っても
それを出しちゃいけないって自分自身を堰き止めているんだもの。
自分が自分を押さえつけているのって、とても苦しくてどうにもできない、
恐ろしくて、悲しいことだった。

留学中、自分のなかでの価値観が大きく変わった。
いわゆる男女の中の「男」の中にだけいなくていいって気づけた。
それも、もう一つの答えは必ずしも「女」ではなくて、
自由に選んでいい。自由にいていい、選ばなくてもいい。

でもそれを知っても、
なかなか告白の勇気はなかったし、
自分の恋する気持ちになかなか向き合えなかった。

コロナ生活がはじまって、2021年の1月、転機だった。
占いを受けたのだ。
好きな人がいるんです。。そのことを占い師さんに話したのは初めてで、
そして、会社の同期以外に言ったのがはじめてだった。

ぜひ機会があったら思いを伝えてみてください。
自分が自分を好きになったら伝えられます。
今はだめ、あなたが自分のことを好きになれていないから。
あなたが自分のことを好きになって、趣味ややりたいことを思い切り楽しんだ時に、運気も上がるし、恋愛運も上がる。
容姿端麗だから、恋愛を楽しんで欲しい。

これを言われて、
それから約3年、わたしは少しずつ少しずつ、自分自身を好きになれるように、思考や選択を変えて行った。

だって、自分のことすきな人生の方が良くない?
運気のいい生活の方が良くない?
そしたら恋愛運も上がるんでしょ?彼とのチャンスもあるかも?

思えば、彼としてみたかったことは結構できた。
お付き合いするのはできなかったけど、一緒にデートしたし鎌倉も行ったし、旅行も行けた。

やはり占いで言われたことって当たってたんだろうな。

自分を好きになった時に言える自分になる。
自分を好きになるのって、決心が要るし勇気がいるし、
なかなか怖いことだし面倒だけど、
でもどう考えても私はここ数年の自分の方が好きだ。
自分が好きだ。
私は、私を愛している。
今日も可愛いって鏡を見た時に言う。w
(だって。。事実やし。。w)


さて、長くいろいろ書いたけど、
最後に彼と伏線回収してネタバラシしたなかで、
嬉しかったことを書いておくね。

彼に、「私が女の子だったらちがった?」と聞いてみた。

彼は、「それはないよ。」と言ってくれた。

* * *

KITTEを後にして、お互い駅で別れた。
彼を見送る時に握手と、ハグをしてもらった。
感謝の気持ちを込めて、ちょっとだけ長めで。
多分彼は、周囲二人もいたし、そもそもハグのコミュニケーションは苦手っぽいから、照れ臭くて嫌だったかもしれないけどw

走りきった感じがして、私はカフェに寄ってラテを飲んだ。
なんかそのまま電車乗る気になれなくて。。


告白頑張った自分へのご褒美に
これ飲んでる時やり切った感すごかった。
マラソン大会完走した時に飲むお汁粉的なのだった。

早速友人たちに報告LINEをした。
早い子はすぐに返信くれた。
いろんな返信があったけど、「次だね!」と言ってくれた子には、
申し訳ないけど、共感できなかった。

だって、次ってすぐに切り替えられるほど、
私の感情は軽くないし、簡単じゃないし。
少しだけ沈んでから、ゆっくり行きたいと思った。
ゆっくりね。自分のペースでね。

※12/2追記
彼への告白が落ち着いたタイミングで、「あなた、この私をフッたんだから、もし誰かと付き合うことになったら、私より素敵な人にしなさいよ!!!!絶対に!この私をフッたんだからね!!!!!!」と笑いながら、でも本気で言った。
彼は笑っていた。
なんとなくだけど、やはり彼はあまり誰か・何かを好きになるとか、恋愛をするとか、
好きな感情を抱いたり、それが動機になって何かをする、という考えはあまりしないタイプなんだと思う。
というか、そういう気持ちの部分があまり育まれていないように思った。
そう伝えると、彼は笑っていた。
伝わったかな、私の本気。私の渾身の言葉。


つづく


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