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2023年8月の記事一覧

オモ写で使えるジオラマづくり【野道・森・公園編】

こんにちは! 前回に続いて、今回もジオラマづくりについて書いていこうと思います。 今回は、野道や森、公園などについてです。 ※前回までのジオラマづくりについてはこちらをご覧ください。 もうすでに使われている方も多いと思いますが、野道や森、公園など緑が生えているような場所には、100均で販売している芝生調のシートが便利です! 裏側はシールになっているので、好きな場所に貼り付けもできます。 今回はこちらを基本使いながら、制作していきたいと思います。 野道を作るたとえ

繕うこと繋ぐこと、祈りを踊ること。

 服をつくるわたしには「つくる責任」がある。  ドレスのお直しの仕事をしているわたしは、日本各地に伝わる「繕い」の技術を知りたくて、旅をしている。  秋田に行ったのは、西馬音内盆踊りの「端縫い衣装」をみるためだった。端縫い衣装はその名の通り、家族の着物を再利用したり、小さな端切れを縫い合わせて踊りの衣装にしたものだ。  町の人たちは、それぞれの衣装の由来をうれしそうに話してくれた。この裂はお婆ちゃんが嫁入りしたときの振袖で、それを姪っ子の踊り衣装に仕立てたのだとか、母娘

ジャスコのスーツ。

今の地に引っ越してきたのは娘が3才の頃だった。近所のジャスコに遊びに行くと、いつも立ち止まらず通り過ぎるテナントがあった。シュッとかっこいいデザインのビジネススーツや知的ブラウスが並んでいるお店。 3歳の娘と手を繋いで歩きながら思った。 「あ~きっと私はこんな服を着ることはこの先ないんだろうな」 たかがジャスコと笑うなかれ。1万円スーツでも着る機会がなければ買えないものだ。 それはTVに映るアイドルのかわいいフリフリ衣裳に憧れつつ「あ~こんなかわいい洋服を着る機会は一生無い

「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。

2022年8月18日。わたしは35年過ごした故郷の石川県を離れて上京した。 リモートワークになったことにより、東京を脱出して地方移住したというのはよくある話だが、その逆の話についてはあまり体験談やブログがない。 あれから一年が経ったので、30代で上京するまでの経緯から、一年を東京で過ごしてみて現在思うことまで、さまざまなことを思い出しながら綴っていこうと思う。 上京が叶わなかった20代地方出身者が上京するタイミングといえば、進学や就職。そのあとは転勤、転職、結婚あたりが

あの選択をしたから

それは、焼き鳥好きのイギリス人だった。 「アンドリューがね、ディナーはヤキトリを食べたいらしいの。でも私は用事があるし、かといって英語ができないと彼のお相手が務まらないし。だから、お願いしていいかしら」 イギリス人の上司は、お願いとは思えない口調で、そういった。 アンドリューとは、イギリスの本社から数日だけ東京オフィスに来ているシニアバイスプレジデント、要はお偉いさんだった。 日本で使っている業務管理システムが、あまりにヨーロッパの仕様そのまますぎて、日本の現状に全く

国家公務員を退職し、兼業写真家になって丸一年が経ちました。

去年の8月末に国家公務員を退職してから、ちょうど1年が経ちました。 その時、ご報告という形で執筆したnote記事には、現職の国家公務員や国会議員の方々をはじめ、大変多くの方から反響をいただくことができました。 ただ、退職後のその後、私がどのように生活をして、どんなことを考えているのかについては、あまり発信ができていなかったと自覚しています。 退職して約1ヶ月後、写真展の振り返りも兼ねて書いた「国家公務員を退職してからの実際のところ」という題のnoteでは、「今のところ、

医学生、神社に就職します⛩️(本気)

こんにちは!救急が好きな医学生、まっすーです! いきなりで恐縮ですが、色々ありまして神社に巫女さんとして就職することになりました…! もちろん国試は受けますし、そのうち医者キャリアに戻るつもりですし、この経験を医療に活かしたいと思っていることは先にお伝えしておきます。 今回はどのような思考、経緯でこの選択に至ったのか、未来の自分に向けての備忘録も兼ねてまとめておこうかと思います。(今回も長いです。約5,000字。すみません。) ※特に医師のキャリアという観点では意見が分かれ

「与えない」を与える

田舎民の休日の嗜みといえば、やっぱりイオン散策だ。 我が家もご多分に漏れず、その週末は家族4人でイオンに繰り出した。 近隣のイオンは、でかい。とてつもなくでかい。一大アミューズメント施設だ。 イオンのでかさと田舎度は確実に比例する。 飲食店街でラーメンを食べ、夫に誕生日プレゼントのバッグを買い、子供たちの靴下がずいぶん黒ずんでそろそろ役目を終えそうだったことを思い出した。 エレベーターの方に歩いていると、上の娘が「あっ」と言って足を止めた。 視線の先には、ファンデーション

マフラーから顔を出した日

グルグル巻きにしたマフラーから顔を半分だけ出しながら私は迷っていた。 左斜め前にいる女性に声をかけるかどうか。 最初にその女性に気づいた時には、 そのままおとなしく知らんぷりをしていようと思った。 でも… その日、私は大学の就職課からかかってきた電話で目が覚めた。25年前のことだ。 「市内の小中学校、全校に司書を配置することがさっき市から発表されました。ミーミーさんは司書希望だったでしょ?今から近所の学校を調べて、できるだけのことをしなさい!時間がありません!」 世は就職超

あの頃欲しかったおもちゃを100均の材料でつくる

もし、もう一度人生をやり直せるなら何をする? この問いに、あなたなら何と答えるだろうか。 私はずっとこのことについて考えを巡らせており、ついに一つの答えにたどり着いた。 私はおもちゃが欲しい。そして子どもの状態で友達と遊びたいのだ。 昔欲しかったシルバニアファミリーを大人の力(メルカリ)で手に入れたことがあるが、何故か一抹の寂しさが心の隙間を通り抜けていくような気がした。 同窓会の帰り、全然会ってなかった知人とノリで行くカラオケの気まずさのような、決して埋まることの

自宅をコメダにする

――自宅がコメダになったら、最高だと思いませんか? う~~ん………。 今年から、自宅で仕事をするようになったのだけど、まったく全然捗らない。たぶん、環境が悪いのだと思う。 「自分の怠惰を環境のせいにするな!」と思ったかも知れないが、その振り上げた拳を降ろして、ズボンの中にしまってほしい。ほら、不思議と落ち着くでしょう。 こんな主張をするのには、ちゃんと根拠がある。だって、コメダ(コメダ珈琲店)なら捗るのだ。 実は昨年、コメダが好きすぎて、コメダから徒歩5分の部屋に引

ワーママの味方 子どもの発熱で困ったときの「マザーネット」 #推したい会社

「推す」という言葉がこれほど定着するずいぶん前から、推したい会社があった。 その会社への対価以上のものを、その会社を通じてわたしは手に入れた。その会社がなければ、それは手に入らなかったと思う。 それは「特許翻訳者であるわたし」だ。 3人の子どもをもち、キャリアを中断することなく特許翻訳者としてずっと働き続けてこれたのは、オットの協力だけでなく、この会社の助けによるところが大きい。その恩返しとして、その会社のどんなところが好きなのかを「推したい会社」としてシェアしようと思

泊まり、より日本を知れる体験。

素敵な旅館やホテルに泊まることが趣味といっても過言ではないわたしだが、美味しいものを食べて寝起きするだけでない、泊まる以上の価値を提供してくれた、ずっと心に残る経験が出来たお宿がある。 そのお宿は全国に展開する、「NIPPONIA」 のお宿。 「NIPPONIA」とは、「なつかしくて、あたらしい、日本の暮らしをつくる」 そんなコンセプトをモットーに、 「歴史的建造物の活用を起点にその土地の歴史文化資産を尊重したエリアマネジメントと持続可能なビジネスを実施する」という使命を

すべての人に働く幸せを

キーワードは、『障がい者雇用』と『チョーク』。 僕が推したいのは、『日本理化学工業株式会社』という会社だ。 この会社は、学校で使うチョークや、窓にも描いて消せる環境固定マーカー『キットパス』などを製造している。 また、障がい者の雇用に力を入れていることでも有名であり、ホームページによると知的障がい者の社員数が全92名のうち63名(2022年12月現在)ということで、実に7割近くを占めている。 そんな素晴らしい会社と出会ったのは、7年前のことだった。 衝撃の美唄工場2