Miyu

ライター。上京情報メディア『上京タイムズ』編集長。石川県出身、東京都在住。マイナビ×n…

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ライター。上京情報メディア『上京タイムズ』編集長。石川県出身、東京都在住。マイナビ×note投稿コンテストで《「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。》が、7,482作品の中から「入賞」を受賞。

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noteコンテスト「#あの選択をしたから」受賞のご報告。

今日は、夢がひとつ叶ったご報告をさせてください。 わたしが執筆したnote《「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。》が、株式会社マイナビ×note投稿コンテスト「#あの選択をしたから」にて7,482作品の中から「入賞」に選ばれました。 実は、わたしには「自分の書いた作品で何かしらのコンテストで受賞してみたい」という密かな夢がありました。 今回、自分が想像していたよりも遥かに早く、その夢が叶ってとても嬉しく思います。 受賞作品結果発表 記事に込めた想いこの記事

    • 生理にブチギレるブログ

      とにかく生理が憎い。毎月、毎月、毎月、毎月……生理のせいでいろんなことが狂う。 もう怒りが収まらないので(これだってもちろん生理のせい)ここでブチギレたいと思う。 まず、痛い。それはそれは痛い。頭にお腹に腰に、主要な箇所はどこもかしこも痛い。 そして身体中が鉛のように、いや、悪霊でも取り憑いているかのように重だるくなる。倦怠感というやつだが、こいつに効く薬はない。 さらに異常なほどの強い眠気が襲ってくる。書く仕事のわたしにとっては、これはかなりキツい。 しかしそんな

      • Paranavi(パラナビ)で新連載「キャリアに寄り添う名品」がスタートしました!

        こんにちは、ライターのMiyuです。本日2024年9月12日より、トレンダーズ株式会社様が運営するWebメディア「Paranavi(パラナビ)」にて、新連載「キャリアに寄り添う名品」が開始したことをお知らせいたします。 【第1回の記事はこちら】 本企画の趣旨は、以下の通りです。これまでずっと実現したいとあたためてきた企画を、ついに実現させることができました。 わたし自身は、36歳のときに初めての「いい腕時計」を購入しました。 ※腕時計の購入エピソードについては以下の記事

        • キャリアのロールモデルをもちたいけれど。

          先日、株式会社Your Patronum代表取締役の森数 美保さんをインタビューさせていただいたことをきっかけに考えたことを、つらつらと書いて残しておきたいと思う。(インタビュー記事は後日お楽しみに!) わたしにはこれまで、キャリアのロールモデルとなる人物が不在だった。ずっとそんな存在を求めていたものの「こんなふうになりたい」という人には出会うことができず、過去にはむしろ「こうはなりたくない」という人に出会うことが多かった。女性としても、働く大人としても。 そのような中で

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          初秋の「ザ・リッツ・カールトン日光」写真多めの宿泊記【2024年9月宿泊】

          2020年7月の開業以来、ずっと宿泊してみたいと思っていた「ザ・リッツ・カールトン日光」。周りで宿泊した人はみんな「いいぞ」と口を揃えて言うので、さらに気になっていたがこれまでなかなか行く機会がなかった。 しかし今年に入って思いがけず宿泊できるがやって来たので、いよいよ行ってみることにしたのだ。人生は、短い。 休むことが下手くそな限界フリーライターが、意を決して2日間のお休みをいただき、強い意志で仕事道具のデジタルデバイスを置いて日光へ一人旅に出ることにした。 本記事は

          ¥350

          初秋の「ザ・リッツ・カールトン日光」写真多めの宿泊記【2024年9月宿泊】

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          あなたが見ている世界を、わたしにも見せて。

          最近、人の書いた文章を読ませてもらう機会がぽつぽつ増えた。彼ら彼女らの普段の顔を知っている場合もあり、その人らしい一面も、意外な一面も浮かび上がってくる文章というのは、本当におもしろいと改めて感じている。 まぁ「普段の顔」とわたしが思っているものも、本人がもつ顔の中の、とある一面にすぎないのだけど。 そのように、わたしは「人のフィルターを通したもの」を見ることがすごく好きなようだ。 文章、絵、写真、映像、音楽……料理やお酒もそうかもしれない。何かをつくるとき、わたしたち

          あなたが見ている世界を、わたしにも見せて。

          腕時計という小さな宇宙に恋をして。

          わたしは現在、二本の腕時計を所有している。気が付いたときには、腕時計というものに恋をしてしまっていた。 しかしそれはなぜだろう。自分でも、わかっているようであまりよくわかっていなかったので、改めてそ理由について考えてみたいと思う。 「メカメカしいもの」がずっと好きだった思い返すと、わたしは幼い頃から「メカメカしいもの」が大好きだった。 小学生のころは、同年代の女の子がこぞって遊んでいたシルバニアファミリーを欲しがったことはなく、弟とミニ四駆をいじることのほうが好きだった

          腕時計という小さな宇宙に恋をして。

          誰かの断片を集めて、わたしはわたしになってゆく。 〜上京2年記念日の日記〜

          東京で暮らし始めて、今日で二年が経った。 少し前にマンション更新の書類を書きつつ「ああ、生きるってなんてめんどうなのだろう」だなんて思いながら、二年という時の流れをしみじみと噛み締めていた。 上京してから、あっという間に過ぎ去った二年間。 二年前この部屋を内見したとき、窓の向こうに広がる景色を眺めながら 「この部屋に住んだら、人生変わるよ。これまで何年もこの仕事をしてきたけど、東京の単身向けでこれほど眺望のいい部屋はそう出ない」 そう不動産屋のおじさんが言う前に、わ

          誰かの断片を集めて、わたしはわたしになってゆく。 〜上京2年記念日の日記〜

          星よ、わたしに勇気を授けて。

          わたしには、年に一度くらいで見てもらっている星占い師の方がいる。(はじめに言っておくが紹介はしない) 生まれた瞬間の天体の位置を切り取ったホロスコープは読み方もさまざまで、非常に難解なものだ。ホロスコープを読むことは楽しいのでそれなりに自己学習もしたが、あまりに奥深いため限界があると感じ、自分の解釈の確認も兼ねて、その人に見てもらうことにしている。 そんなわたしは何を隠そう「パートナー選びに苦労する」星の下に生まれている女である。あまりにハードで「無理ゲー」なホロスコープ

          星よ、わたしに勇気を授けて。

          東京に消費されない自分でいること。

          東京は、楽しい。これまで35年間、一度も地元から出たことがなかったわたしにとって、憧れ続けてきた東京での暮らしの楽しさは想像をはるかに超えるものだった。 欲しいもの、食べたいもの、行きたい場所。それらはいつだってすべて東京にあった。 小学生のころ、初代たまごっちが爆発的ブームとなったときも、東京ですら品薄のたまごっちは田舎の小さなおもちゃ屋さんに入ってくるわけもなかった。 たまごっちもタピオカも、わたしの地元にやってくるのは東京の女子高生が散々遊び尽くして、もう話題にも

          東京に消費されない自分でいること。

          たとえ通知が鳴らなくても。

          誰からの通知も鳴らない日、誰にも必要とされていないような気持ちになることがある。 もし話したければメッセージを送るか電話をかけるだろうし、会いたければ会おうと言うか、何か口実をつけて誘うものでしょう?と思うけれど…… でもよくよく考えてみると、わたしが誰かを思い、必要としているとき、相手の通知を鳴らしているのかといえば、まったくそうではないことに気がつく。 むしろ大切な相手であるほど、自分勝手なタイミングで相手の時間を邪魔することは気が引けるので、気軽に連絡することがで

          たとえ通知が鳴らなくても。

          膝丈のワンピースが教えてくれたこと。

          大好きなワンピースを捨てた。「大好きだった」ではない。今のわたしが手に取ってもときめく、大好きな服だ。 わたしはお気に入りの服を大切にするあまり、クタクタにしたくなくて、たくさん着ることができなかった。 季節は流れ、大好きな服を満を持して纏いたいくらいの「とっておき」の日など訪れないまま、年齢を重ねてその服がどうにも似合わない顔つきになってしまった。 大好きなワンピースは、今のわたしを素敵に見せるどころかなんともいえないミスマッチ感を醸し出し、わたしを一気に「なんかダサ

          膝丈のワンピースが教えてくれたこと。

          美しき不吉。

          その日、花を買う予定はなかった。 暑い中、コーヒースタンドでコールドブリュートニックを飲んで喉を潤したわたしは、次はなんだかあたたかいラテが飲みたくなって、帰宅する道すがら二軒目のコーヒースタンドに向かっていた。 夕方になると、風が少しだけ涼しい。 その途中で、最近見つけたお気に入りの花屋の前を通る。遠目でちらっと店先を見ると、元気いっぱいの黄色の花束が、がさっとカゴに入れられてディスカウントされているようだった。 なんだかふと、妙にその花が気になった。ぽんぽんと弾け

          美しき不吉。

          ショーケースのアイスクリームみたいな人生を。

          アイスクリームが大好物なわたしが絶対に絶対に行きたかった、サーティーワンアイスクリームのよくばりフェス。好きなフレーバーを最大10個まで選べるという夢のようなキャンペーンだ。 たくさんのアイスクリームの中から、好きなものを自分の好きなだけ選べるって、なんてワクワクするのだろう。 人生ももっとよくばりでいいんじゃない?……しかし「よくばりフェス」は、どうして「よくばり」なんだろうか。 どうやらよくばりという状態は、お祭りになってしまうくらい、喜ばしいおおごとらしい。 も

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          お風呂という処方箋。

          少し前に「風呂キャンセル界隈」というワードがXでトレンドになった。 わたしはお風呂が大好きだし毎日入るけれど、それでもお風呂というものは、どうしてこうもまぁめんどくさいのだろうと、毎日思う。とくに、入る前と入った後がめんどくさい。 わたしの入浴は、バスタブを洗うところから始まる。バスタブを毎回ごしごし洗うのはめんどうなので、それはたまに。いつもはバスタブクレンジングのスプレーをしゅーっとかけて、お風呂上がりに着る服などを準備しながらちょっぴり待つ。 そしてお風呂をためて

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          エンターキーを押す前に。

          わたしはライターという仕事柄、文章を書き発信する機会が多い。投稿数も多いので、簡単にぽんぽん思いついているのだろう、と思う方もいるかもしれない。「よくそんなふうに文章を書くことができますね」と言われることも多い。 わたしの場合、Xの投稿やInstagramのストーリーなどは、投稿するまでに数十分、ときには数時間費やして悩むこともある。そして何度も書いては消してを繰り返して作り込んだ挙句、投稿しないことも実は多い。 これはnoteも同じで、未投稿の下書きを数えたら80投稿ほ

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