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2021年6月の記事一覧

人は読書によって幸福になると同時に不幸になる

あまり深くものを考えないで生きている方が幸せなのか、いろいろ考えられるようになる、というか「考えてしまう」人である方が幸せなのかというのは難しい。 今回、読書の効用について、というテーマを考えたのだが、それでまず上のように思った。読書をすると、考える人になる。多く読書をこなしていくと、世界への向き合い方が変わってくる。読書は大きな変化をもたらし、それは瞑想といった修行にも似て、魂のあり方が変わると言っても大げさではない。 先日、大澤真幸さんと『勉強の哲学』をめぐる対談をし

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独身男性の平均資産額が急に「500万円」も増えた理由

統計やっている人からするとなんら特別な話でもないのかもしれませんが。知人がこんなことを言っていたんですよね。 ワシントン州の独身男性の平均資産が急に500万円ほど増えたと。 なぜだかピンときますかね。 他にもあるかもしれませんが、抽象度の大小あれど色々原因の仮説は浮かびます。 が、 上記はどれもはずれです。 正解は何だと思います? ビルゲイツの資産額はググった数字ですが、14兆円とのことです。 離婚したので、その数字が平均値を一気に押し上げたと。 一つの突出し

ニッポン移民の町ツアー【第1回:千葉県北東部のスリランカ🇱🇰】

千葉県には、多くのスリランカ人が住んでおり、現地ならではの味付けのスリランカ料理店が、いくつも散らばっています。さらに、写真を見ても分かる通り「蘭華寺」という日本初のスリランカのお寺まであるのです。 「ニッポン移民の町ツアー」では、私が巡った日本にある様々な移民のコミュニティで体験したグルメスポットや外国人の集まる場所などを楽しんでる様子を紹介していこうと思います。 記念すべきこのシリーズ第1回は、いくつものスリランカ料理店とお寺がある千葉県北東部のスリランカスポットの紹

韓国人義母直伝!美味しいキムチの作り方

こんにちは、しぃです。 今回は韓国人である義母に教わった美味しいキムチの作り方を記していこうと思います。 義母は遠く離れて暮らす私たちにキムチやお惣菜などを作って送ってくれます。 以前から辛いものが大好きだった私は、特に義母から送られてくるキムチをいつも楽しみにしていました。 義母の作るキムチは今まで市販で買って食べてきたどのキムチよりも美味しくて、酸味も少なく食べやすいものでした。 義母曰く、韓国のキムチ作りは各家庭で味付けや入れる材料が変化するためその家庭ごとに

江口寿史が語る、「パクリ」と「模倣」を分かつもの

2021年3月30日、新宿LOFT/PLUS ONEにて江口寿史美人画集『彼女』(2021年3月10日発売)の刊行を記念して、江口寿史先生、美術評論家の楠見清先生、タレントのぱいぱいでか美さんによる配信トークイベントを開催しました。 漫画家・イラストレーターの支持を多く集める江口さん。 そういったフォロワーたちの作品は、「江口寿史の影響を受けている」と肯定的に受け取られることもあれば、「パクリ」と否定的に呼ばれることもあります。 はたしてその違いはどこにあるのか? 江口さん

"なんにもやる気が出ない日"のママの本音と、そんな日の過ごし方。

「今日はコレをやって、アレをやって・・・」 家族が食べた朝ごはんの片づけをしながら、頭の中で今日やりたいことを巡らせる。 旦那さんが家を出て、息子を幼稚園に送って、シンッとした家に帰る瞬間が好きだ。 猫たちの歩く音がきこえるくらいに、カタツムリたちがキャベツを食べる音がきこえるくらいに静かで、いつもはその静けさの中で、今日やろうと頭で巡らせていたことをやり始める。 でもたまに、どうしてもやる気が出ない日がある。 昨日の私は、ソレだった。 あ、今日はココにいちゃダメ

おにぎり猫のものがたり 第八話 商売敵

第八話 商売敵

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なぜキャンプに行くの?と問われ、人生には遊びが必要だと気づいた話し。

なぜ、あなたはキャンプにいくの? そう聞かれて、改めて考えました。 生きていることを感じるために、 と答えました。 普段の生活では生きていることを感じれていないのでしょうか。キャンプではなぜ生きていることを感じるのでしょうか。生きていることを感じるってどういうことでしょうか。生きるってなんでしょうか。 その質問をいただいてから自問自答が続きました。 ▫️キャンプに行く理由私はキャンプに何を求めているのか。自然に触れること、おひさまの光を浴びること、鳥や海、山、雨の

【都内】1人で訪れたい、夜の読書スポット7選

こんばんは、TAGABOOK編集部の令です。 本日は都内の1人で訪れたい、夜の読書スポットを7つ紹介させていただきます。 1.the 3rd Burger 青山骨董通り店(表参道)1人で読書を楽しむのに、オススメの時間帯は、休日の夜19時以降です。 Burger店ということで、Take outもできるからか、予想に反して夜の時間は空いており、BGMに揺られてゆっくり読書を楽しむことができます。 本を読んでいて、お腹がなりそうになってもお手頃な価格で、美味しいハンバーガーを頬

【TOP INTERVIEW: 建築家 青木 淳】あるべき真の豊かさを求めて。穏やかに戦う建築家

「デザインするときって、できあがるまでずっと結果はみえていないんです」 ― オープンしたばかりの「ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店」を見てきました! 街の風景を受け止めながら、浮遊しているというか、静かに溶けているような様子が何とも不思議で、思わず外壁を触ってしまいました。後から「水の柱」がコンセプトと知り、納得しました。 不思議な物体ですものね。波打つように曲げたガラスでできていて、なにやらヌメっと揺らいで見えます。触りたくなりますよね。同じところから見ていても、天気や時

あきらめのススメ

あきらめ、漢字で書くと、諦め。またの名を諦念。テイネンテイネンテイネン〜♪ (『宝島』のメロディに合わせてどうぞ) 語感としては、「あきら」のあたりにピカピカした明るさがありつつ、さらに「らめ」でまばゆさがプラスされ、音だけを聴いたらなかなかのキラキラ感である。 アキラメと書くと、海底に住む扁平フェイスの魚を思わせる。アキラメは、白身魚で煮付けにすると大変美味しい。 あからめる、と入力ミスを犯すと、ほんのり頬が桜色に紅潮する感じが甘酸っぱくてよい。 今日はあきらめにつ

アナウンサーには、なれなかったよ/僕の就活トラウマについて

<1>「そう!それだよ!」 トントン、と右手でノック。 「失礼します!」といいながら、僕は扉を開けた。 六畳間ほどの広さの部屋に長机が二つ。着席している男性が3人。 その真ん中にいるのは北海道で活躍中のMアナウンサーだ。 僕は一礼して自分の氏名と出身大学を述べる。着席を促され、部屋の中央のパイプ椅子に座るが、ふわふわして、どうにも落ち着かない。 199X年の6月。民放A社のアナウンサー試験。その1次面接の会場だ。 奇跡的に書類選考をかいくぐった僕。だが、いわゆる「マスコミ研

親の心子知らず、は永遠で。

#あの失敗があったから 父の日。というのは、分かっていた。 SNSを何気なく見ていても、街中を何気なく歩いていても、「父の日」とか「Father’sDay」の文字が飛び込んでくるから、意識しないでも認識させられる。 ただ今年は、事前にプレゼントも買ってあって、7月の帰省時に渡す事も本人に伝えてあったから、特に何もしないで良いかなって思っていた。 けれど、何もしないのはなーと思って家の中を見渡せば、祖母が送ってくれたスイカのダンボールが目に付いた。 そうだ、スイカの種

余裕がない日もあなたの音になりたい

初めて会ったのは夏の日。彼女はカラフルな絞り染めのTシャツにデニムのショートパンツという姿でベンチに座っていた。無防備に投げ出された足は程よく日焼けしていて露出が多くても官能的には見えない。あどけなさの残る横顔が追う視線の先には見慣れぬ少年がいて、あぁまた随分かわいらしいお母さんが来ちゃったなと思った。 こういう時の私がとても嫌いだ。仕事が好きだからと結婚話を反故にしたのは自分でしょ、心の中で吐き捨てる。20代後半、次々に苗字を変えて行く友に同調できず、好きなことをやり続け