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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2022年5月の記事一覧

いつか、カフェをやってみたいんだよね

「いつか、カフェをやってみたいんだよね」 立ち並ぶビル群が絵画のように窓枠におさまる、東京駅近くのカフェ。こじんまりとした丸テーブルを挟んで座る友人の手元に向かって、ぽつりとつぶやいた。 3年とちょっと前、まだわたしが20代の頃の話。 将来を熱く語るでもなく、自分のことなのに他人のことを話すような温度で口から出たその言葉は、所在なくふわふわと漂っている感じがした。 「へえ、そうなんだ」と呟いて、カフェラテを一口飲んだ友人が続ける。 「でも、意外かも。たくさんの人と関

高校新卒1年目で、ヤマチク「納豆のためのお箸」を作るまで

こんにちは! ヤマチク入社2年目、19歳の松嶋 里利香です。 今回は、私が開発したお箸の魅力をお伝えします。 そのお箸が、こちら! そう、納豆をかき混ぜる専用のお箸!『納豆のためのお箸』です。 ちなみに私自身、朝ごはんは納豆派!冷蔵庫には納豆パックのストックも切らしません。(ちなみに詳細は割愛しますが、納豆が好きすぎるがゆえにヤマチク随一の納豆偏愛派と呼ばれています...!) そんな私が開発した『納豆のためのお箸』には、いつもの納豆をさらに美味しくする工夫をこれでも

【カタリベ】ACTUS京都店のスタッフさんに家事問屋をつかってもらうと…

5/14(土)~6/12(日)、ACTUS京都店にて大日本市のパートナーブランド家事問屋がポップアップイベントを開催致します。 新宿店、六甲店に続き早くも3店舗目となった家事問屋のPOPUPですが、各店舗でたくさんのお客様にご来店頂きました。 新宿店、六甲店に引き続き、京都店のスタッフさんにも家事問屋のアイテムを使用して頂き、使い勝手や、使い心地、良かった点、もう少しここが…!という点を取材させていただく「カタリベ」企画にご参加いただきました。 カタリベとは?普段ライフ

「続けていく事」は「思い込みをなくす事」

お店やブランドを始めて本当に大事なのは「続けていくこと」だと気づきます。 当たり前のことですが、これが実に難しい。 「続けていく」ためには、1日1日、一見わからないくらい小さい変化でも変化しないといけないと学びました。それを怠ると、いつか続けられなくなる。変化をやめるとジワジワと終わりが近づいてくるのです。「続けていく事」ために必要なことををMinimalでの実際の事例で考えてみました。 なぜ板チョコ原理主義者の私がガトーショコラを売ったのか?Minimal - Bean 

求む! あなたの「偏愛文具」 今週末はオンラインとオフラインで「#偏愛文具展」を開催します!!

「どっちかというとニッチですよね」 そう言われてハッとすることがある。 もちろん指摘した人には悪意はない。 むしろ、ニヤリと嬉しそうな顔で言葉を投げかけてくる。 でも、本人としては表通りのど真ん中、つまりは「王道」をルンルン気分で歩いているつもりだ。周りの人に話をすると全然そんなことはなかったりする。 そんなことはないだろうか? でも、指摘されると確かに、周りのみんながやっていないことを自然とやってしまっていたりする。 確かに、うちのお店は立地が悪いところにあるので、は

ソーダのある暮らし

ちょっと一息つきたいときや、リフレッシュしたいとき。お気に入りの飲み物が家にあると、気軽に気分転換することができます。夏はシュワシュワと爽やかなソーダが飲みたくなるところ。わざわざではご自宅でソーダを楽しむためにぴったりな商品を多数ご用意しています。お気に入りのシロップや涼しげなグラスを揃えて、冷たいドリンクと一緒に季節の移ろいをお楽しみくださいませ。 まずはシロップと合わせてお気に入りのシロップがあれば、あとは炭酸と合わせるだけ。いつでもソーダを楽しむことができます。

Amazonの会計レスなテクノロジーを導入したスタバ「Starbucks Pickup with Amazon Go」

目的外食チェーンによる最新テクノロジーの店舗体験リサーチ 概要2021年11月にスタバとAmazonがマンハッタンにオープンした新型店舗(世界でこの1店舗のみ)。基本的にはスタバで、コーヒーなどはアプリでの注文のみ。Amazon Go のゲートを潜った後に客席があり、スタバのペーストリーやスナック、Amazon Fresh のサラダなどを会計なしでそのまま食べることができる。 2019年に Starbucks Pickup というアプリ注文のみのピックアップ店舗をオープン

#190 昔の嫌な自分をさらけだす

 好きな日に働くエビ工場、パプアニューギニア海産代表の武藤北斗です。  先週の『もしものマネー道』見て頂けたでしょうか。まだの方は本日までTverで無料で見れます、急いでください!(10分あたりから始まります)  再現VTRでは人を縛る経営をしていた頃のありのままの私の姿を表現して頂きました。テレビとして分かりやすいよう少し手を入れ事実を短絡的に進めている感じではありますが、大きな問題ではない程度です。  あ、でも一つだけ。『大阪人だから耐えられなかった』というのは違う

自分らしく働くためには

最近「働く」ってなんだろうって思うんですよね。 朝の満員電車とか、就活がうまくいかないTweetとかを見たり、でもその中で好きなコーヒーを仕事にしていて、いわゆる「働いている」実感はなかったりして、何のために働くんだろうとか、より良く働くってなんだろうとか考えたりしてました。 働くとは働くってなんなのかって考えると、何かしらの生産活動を行って対価をもらうことなのかなって思います。それはある意味自分の存在意義を人から認めてもらうことだと思っていて、アルバイトであってもどんな

vol.012 シロと見上げた夕空で

「どこまでもあきんどでありたいんよ。横の繋がりより何より大切なのは、私を食べさせてくれる目の前のお客さんじゃけん」 岡山県出身の大野華子は、2018年に沖縄へ移り住み、宜野湾市内に2店舗の飲食店を開業した。 海を望む閑静な住宅街に佇む「ソウエイシャ喫茶室」では、ナポリタンやオムライスなど、昔ながらの喫茶メニューを様々楽む事ができる。白を基調とする店内にはアンティークの木製家具が並び、壁一面のガラス窓からは燦々と陽が差し込む。 一方、廃れた社交街の雑居ビルに佇む「月を詠ム

見積もりと向き合うコツ

「見積もりについて教えてください」 前回の「形」に続いて うえださんから、そんな質問をいただきました。 1.まずは見積もりだ ウエダ けっこう前の話になるんですけど、アオキさんが「夢を夢で終わらせないためには、まずは見積もりだ!」って話をしていたじゃないですか。 アオキ 「ググって工場探して、資料や図面送って、見積もりと納期を聞こう」っていうやつですね。 ウエダ 僕はその通りに行動してみたんですけど、工場から出してもらった見積もりが「高い!」ってなってしまったんです

バリスタの意味とコーヒー屋の採用

僕は東京でコーヒー屋をやっています。 バリスタという仕事はとても意味があって、本当に楽しい仕事だと思います。 コロナもあって飲食を目指す人の流れは変化しているかも知れませんが、いつかカフェをやりたい、バリスタになりたい、コーヒーの仕事に関わりたいという方はたくさんいると思いますし、そうじゃなくても普段カフェなどでバリスタの仕事に触れる機会は多いと思います。 今回はバリスタの意味について、そしてコーヒー屋の立場としては採用含めてどう思っているのか、ということを書いてみたい

小さな文具屋が挑む「初めての東京進出」が、『元とんかつ屋』に決まった件について

「東京でやったら成立するかもね」 お店を初めて間もない頃、立ち寄ってくださったお客様がつぶやくようにそう言ったことを未だに覚えている。 その方にも、決して悪意があったわけでもなんでもないと思う。 大阪……といっても、中心からは離れた問屋街にお店はある。 最寄り駅まで上り坂を30分。 バスもあるけれど、わかりやすい場所にあるわけじゃない。 そんな場所で、駅ビルに入っているおしゃれなお店にも置いてなさそうな文具や雑貨をセレクトして販売を始めた。 せっかくわざわざお店に来てく

#189 Tさんが退職します

 好きな日に働けるエビ工場・パプアニューギニア海産代表の武藤北斗です。本日は皆さんに報告があります。  うちで働くTさんについてはこの記事を読んでくださった方も多いかと思いますが、彼が退職することになりました。  心配しないでください。新たな門出と思って頂いて大丈夫です。あまり詳しくはお話しできませんが、まだ20代の彼は英語の勉強と新たなチャレンジをするということで海外への道を探り行動をはじめました。