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#写真 記事まとめ

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写真や撮影テクニック、写真に関する記事をまとめていきます。
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2020年6月の記事一覧

ポートレートは、モデルが9割。

こんにちは。こやまです。 私といえば、『フィルムで撮るスナップ写真』というイメージの方も少なくないかと思いますが、ここ最近はポートレートを撮らせていただく機会が増えてきました。 もともと、私はポートレートが苦手です。得意ではありません。 何故なら、『相手が人だから』です。 スナップは気楽でいいです。そこにあるものをそのまま撮るだけですから。 頭も使いませんし、ノーファインダーでシャッターを切ります。 そんな数センチずれたところで、あまり気にしていないからです。

色あつめ散歩〜ピンク編〜

『ピンクMIX』 去年の夏、浴衣を着て浅草を歩いていた。一人でも一応着付けはできるけど、実家に浴衣セットを置いてきてしまったのではじめてレンタル着付けを利用する事にしてみた。当日。受付を済ませ、好きな色の浴衣を選び、髪飾りを選んでセットしてもらい完了。気分は最高。 そして、ひたすら歩く。汗がだらだらになる前に喫茶店に駆け込み、涼む。 人が多かったので路地裏へ入り、いつもと違う浅草の風景を楽しんでいたら見つけたピンクの建物。なんかこの風景、浅草っぽくない。カリフォルニアじ

写真は「真似」から始めよう

外出を自粛していた期間、何に困ったかといえばコーヒーを飲み過ぎてしまうことでした。以前そのことをツイートしたところ、コーヒーは飲みつつ、合間に「お茶」をはさむといいとアドバイスいただきました。 お茶にもカフェインは入っているものの、コーヒーばかりを続けて飲むよりは気分転換になるんですね。すっかり習慣になりました。 で、お茶って改めて眺めていると、この緑色がとても綺麗なんです。せっかくなので、写真を撮ってみようと思い立ちましたが、普段は風景や街並みを撮っているので、どのよう

撮りがいのあるギャルに感銘をうけた日

とかく変わったもの、突飛なものはネタにされやすい。 先日の話。成人式の前撮りにいった。前撮りとはいえ、この蒸し暑い時期に振袖とは珍しい。 聞けばおじいちゃんの体調がよろしくないそうだ。元気なうちに振袖姿を見せたいという御家族の心遣い。いい話だ。きっと黒髪で清楚でどこか古風な芳根京子みたいなお嬢さんが、はにかみながら待ってるはずだ。そう思い、ご自宅にうかがった。 芳根はいなかった。代わりと言ってはアレだが気合いの入ったギャルがいた。 撮られることに積極的な子。上のポージ

雨の後、花を見に行く。

つかの間の晴れに気を良くして、 雨上がりの散歩に行くことにした。 そこかしこの水たまりに遠慮なく、 ばしゃん!と踏み込めるように レインブーツをわざわざ履いていく。 『今は雨上がってますけれど さっきまで雨でしたからね、 レインブーツでも仕方ないんですよ』 という顔をするのがコツ。 ♧ 雨上がりの匂いが好きだ。 湿った土と木の葉と空気の匂い。 この匂いには ちゃんと名前がある。 『ペトリコール』 というのだそうだ。 静かな音楽を奏でる バンドの名前みたいだ。 このペトリコ

写真展『ここで種を蒔く』

幼かった頃、両親が共働きだったので、学校から帰るといつも祖父母と過ごしていた。 祖父は、朝早くから畑仕事に精を出し、祖母は夜遅くまで薄暗い明かりの下でミシンの内職をしていて、一日中休むことなく働いていた。 祖父母からはいつも土の匂いがして、僕はその匂いが好きだった。 実家を離れて生活するようになり、写真に興味をもつようになってから祖父母にカメラを向けるようになったことはごく自然なことだった。 あるとき、ファインダーを通して祖父母と娘を見ていると、自分の幼い頃にタイムスリップ

カメラにいざなわれて (#カメラのたのしみ方)

「写真が好きで、旅をしているんです」 そんなふうに説明しながら旅をしていると、カメラは随分と遠くまで連れて行ってくれる。 僕は(意外と)引っ込み思案で、すでにできあがったコミュニティの中に飛び込むのは得意じゃない。粗相がないようにせねばと、誰から話しかけてよいのかも分からない。 でも、カメラ片手に街を歩いていると「すてきなカメラですね」とか「日本人ですか?」みたいな会話が始まることがある。 目的地を決めず旅をするので「どこへ向かっているの?」と聞かれると困るけれども、

SIGMA fp|シネマグラフの作り方

「シネマグラフ」とは、画像と映像が組み合わさったアニメーションで、写真の一部が動き続ける独特な表現が特長です。SIGMA fpではこのシネマグラフをカメラ内で作成することができます。 ここではSIGMA fpでのシネマグラフ作成方法と、主な共有方法について紹介します。 シネマグラフは6月25日リリースのSIGMA fpファームウェア Ver.2.00より実装されています。 ファームウェアのダウンロードはこちら▼ https://www.sigma-global.com/j

レタッチで雨降りの写真を作る

季節がら、note でもアジサイの花の写真を多く見かけるようになってきました。気候の異なる海外に住んでいても(いや、住んでいるから、かな)、雨の中でしっとりと咲くアジサイを見ると、日本の四季の情緒を感じます。 でも、雨って思うように写真に写らないんですよね。 お手本は、どしゃ降りの雨 これは昨日アップした写真ですが、背景に落ちてくる雨粒が白いラインになって写り込んでいます。これはレタッチじゃなく、ホントに降ってます。写真で見ると大した雨には見えないけど、実際にはザァーっと

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporaryを試してみました

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語るコーナーです。 今回は初登場のプロサポート担当社員が、6月18日に発表された100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporaryを一足先に試してみました。 今日の当番|TK こんにちは。今日は先日発表されたミラーレス版「ライトバズーカ」100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporaryを試してみましたので、ご紹介します。 SIGMA 100-400mm F5

はじめてのPHOTOSHOP-ツール編 / 07-切り抜きツール

こんにちは。 札幌を拠点とし活動中のレタッチャーの大谷キミトです。 前回は【自動選択ツール】という記事を書きました。 今回もPHOTOSHOPを開いた時にでてくるツールバーから。 それでははじめていきましょう。 【切り抜きツール】とはPHOTOSHOPをひらいたときのツールボックスにあります。 このツールは何ができるかというと、画像をトリミングする事が出来るというツールです。 トリミングというのは画像の不要な部分を切り落とし、構図を整えるようなイメージです。 【

変わってくいこと、変わらずにいること

昨日は 家族撮影についての内容だったので 今日は 僕個人の家族について。 古き良き時代 今でこそ、こういった機会がめっきり減って しまいましたが 確か、小学生くらいまでは お盆や、正月、旅行にと 当時は親戚一同が 何かとよく集まっていました。 みんなが集まれる、広い家があった訳でもなく 昭和感満載の古〜い おばあちゃんの家で、川の字 どころか いくつもの州になって寝る時代。 もちろん、風呂無しだったので 家のすぐ裏に ある銭湯にみんなで行ったり。 当時 発泡酒なんて

カメラを持って旅に出る日

本屋で見かけたBRUTUSの「いつか旅に出る日」というキャッチコピーで思い出した。 普段から雑誌は買わないのでパラパラとめくっただけで購入はしなかったが、キャッチコピーは僕の記憶に突き刺さった。 「そういえば、海外旅行の計画をしてたんだっけ…」 旅のためにカメラを買い換えようか、レンズを買い足すか考えていたんだっけ。 海外旅行が現実的じゃなくなり、すっかり記憶の片隅に追いやられていた。 普段外へ出かけることが多かった僕はゲームにも飽きて、ボーッとして1日が終わることが多く

私写真集、変わりゆく「変わらない日常」を残すたのしみ方。

今回 #カメラのたのしみ方 をテーマに私が伝えたいと思い浮かんだことは、自分にとっての日常を残すというたのしみ方について書くことにしました。 楽しみ方という表現というよりも、内容としては「その大切さ」を伝えたい方が大きいかもしれせん。ですが、これが写真だからこそできる、年月をかけた楽しみ方、醍醐味のひとつだと確信しています。 1年前にも同様のテーマで記事を書いたのですが、そこからテーマを掘り下げて書き綴った完全版が今回の記事になります。 ゴールとして、私が伝えたいカメ