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東北楽天ゴールデンイーグルス 記事まとめ

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2021年4月の記事一覧

犬鷲の未来 ~01世代の現在地~    支配下選手編

 皆さん、こんにちは!たまだー(@tama7514)です。プロ野球が開幕し、1か月が過ぎました。開幕から1か月が過ぎると、各チームの良い点や課題となる点などがだんだん出てくると思います。そんな中、イーグルスで奮闘する自分と同世代の2001年世代の5選手についてnoteで取り上げます!ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです! 1. 黒川 史陽 内野手(2019ドラフト2位  智弁和歌山高)   ○昨季  昨年、01世代で唯一1軍の舞台を経験した黒川選手。プロ初打席で初打点

【試合評】3点差を追いついた最終9回表の攻防~4/28△楽天5-5オリックス

意味のある引き分けドローゲームにも勝ちに等しいもの、負けに等しい引き分けがある。 その点で言えば、オリックス4回戦は、石井監督いわく「すごく価値がある引き分け」になった。 3点差を追う9回、鈴木大の適時打、島内の2点二塁打で追いついた。 これで5度目になった楽天の引き分けだが、意味のある引き分けが多くなっている。 ◎楽天の引き分け試合 △4/9E1-1H・・・前半戦1-1のままゲームセット。 △4/10E8-8H・・・7点差を追いついた(後に1点勝ち越したが追いつかれた

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ここに注目したい!楽天ドラ1ルーキー早川 隆久

こんにちは、ごしまです。 本日先発のドラフト1位ルーキーの早川 隆久投手の特徴・個人的な注目ポイントについて、データの観点から紹介していきたい。 1. 圧倒的な"K/BB" ここまで4度の先発登板で2勝2敗ながら、平均6イニング以上の25.2イニングを投げ防御率2.10(パ5位)と、先発としてきっちり試合を作り期待に応えるピッチングを続けている。 特に前回登板では2カード連続勝ち星なしと苦しむチーム状況の中、8回1失点の快投で3カードぶりのカード勝ち越しへ導いた。 (度

【試合評】ただいま再生回数9万超え。華麗に魅せた辰己涼介2補殺~4/21●楽天1-4ソフトバンク

走塁巧者の足を封じた辰己の2補殺3回に重たい先制の3失点を喫した後は、馬なりに敗れたソフトバンク5回戦。淡々と試合が進むなか、楽天側で強烈な存在感を放ったのが、センターを守る辰己だった。 この日はスローイングの精度が抜群。2個の補殺を披露した。 1つめは3点を追う4回だった。もはや1点たりとも許されない戦況で、左中間に弾き返した先頭・松田が一気に2塁を狙ったシーンである。 左中間セブンイレブンゾーンで素早くまわりこみ処理した辰己は、2塁めがけて低弾道の鋭い返球を繰り出し

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【試合評】楽天・石井監督がみせた「10年に1度クラス」の大胆采配~4/18○楽天4-1日本ハム

10年に1度クラス解説・建山義紀さんも驚いてたが、石井監督が採用した采配は『10年に1度あるかどうかレベルの珍しい作戦』になった。 1点を追いかける2回表・楽天の攻撃である。 1,2塁間を射抜いた先頭・鈴木が無死から二盗に成功。続く黒川がアウトコースを見極めてフルカウトから1塁に歩くと、8番・岡島が三塁線へ絶妙なバントヒットを決め、無死満塁を作ったシーンだ。 バッターボックスは9番・太田。 敵軍先発の新外国人左腕アーリンの投球がボール先行2-0した後。 ストライクを取

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【試合評】2年ごしの伏線を回収した意義あるドローゲーム~4/14△楽天2-2ロッテ

開幕17戦で2度の負け戦を引き分けに 開幕17試合で負け戦を2度ドローに持ち込むことのできた意味は大きい。 対戦成績2勝2敗で迎えたロッテ5回戦も敗色濃厚だった。 初回に両軍が犠飛で1点ずつを分け合った戦況は、7回に二番手・宋家豪が勝ち越しを許してしまう。下位打線にチャンスメイクされ、3番・中村奨の懐を攻めきれずタイムリーを弾き返されたのだ。 9回裏、マウンド上は鴎の守護神・益田だった。 キャリア通算防御率2.92の右腕は、仙台で投げると4.97。(本戦終了時で5.13

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楽天イーグルス、開幕一回りを終えて

どうも、コバンです。先日のYouTube対談も1つのまとめですが、noteでも同じく開幕一回り楽天イーグルスについて語っていきたいと思います。 今回も一応投げ銭制の全文無料noteにしたいと思います。(買ってくれる方いらっしゃるので) やはり強みは先発だった改めて思いましたが、田中将大がいきなりのアクシデントとあっても、やはり最大にして最強の強みは先発陣でしたね。 ここまで涌井則本岸の三本柱で負けたのは昨日の岸の1敗のみという状況。早川も好投を続けており、田中将大が復帰

【試合評】ザ守乱。イーグルスのエラー11個全て本拠地・楽天生命パーク~4/13●楽天2-6ロッテ

楽天生命パークでのDER.648にこれが天然芝球場の宿痾なのか── じつは今季の楽天のエラー11個は全て本拠地球場で記録されている。 グラウンドに飛んだ打球がアウトになった割合、守備効率を診る指標のDER。楽天の数値は本戦終了時で.695になったが、楽天生命パークの試合では.648までに下落するのだ。 そして8回2死3,2塁の浅村のエラーは、チーム11個目にして今季初の適時失策になった。 ◎2021年 楽天のエラー全記録 ※3/27田中和の失策は1ヒット1エラー、4/3

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【試合評】コンタクト率57%に抑えた西口直人の快投、長身すぎる弓削隼人の課題点~4/10△楽天8-8ソフトバンク

7点差を追いつき、一時は追い越した!先発・弓削が毎回失点でゲームメイクできず。 序盤3回表までに7点を奪われたときは戦況は決したかに思われたが、よく立て直した。 反撃の合図になった辰己5号ソロが3回裏に生まれると、4回には同期のドラ1に刺激を受けた小郷が4/1●E5-16M以来の2号ソロ。 5回に辰己、島内のタイムリー2本で3点を入れて高橋礼をKO。 翌6回にもホークスのブルペン陣から2四球を絡めて3得点。6-7と1点差まで迫った6回2死3,1塁、五番手・津森の148キ

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【試合評】一歩も譲らなかった2020年最多勝右腕対決!~4/9△楽天1-1ソフトバンク

若鷹軍団の主軸を12打数ノーヒットに昨年は実現しなかった2020年最多勝右腕どうしの投げ合い。 気温8度と冷え込むなか、涌井8回1失点、石川7回1失点、互いに一歩も譲らず。今季の楽天戦で両軍先発がともにHQSを記録する初めての投手戦になった。 両軍の安打数はともに7本。合計14本全てシングルヒットだったのも印象的だった。 ◎涌井秀章 球種別の投球結果 そのなか、涌井の調子はイマイチに見えた。 ストレートの平均球速は141.6キロ。 昨年143.8キロから比べて2.2

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【試合評】鷲バッテリーが用意した「とっておきの切り札」~4/7○楽天6-3西武

明暗分けた5回2死2,1塁森友哉がバットを叩きつけて悔しがったシーンこそ本戦のハイライト。5回2死2,1塁で迎えた、2019年首位打者と則本のこの日3度目の対決だった。 4番・浅村による今季初の初回先制打で先手を取った楽天は、その後も辰己3号ソロ、横尾の適時打で小刻みに得点を重ね、3-0で5回裏の責任投球回を迎えていた。 西武の攻撃は6番・呉念庭から始まる下位打線。開幕の4、5、6番が相次ぐ故障離脱したライオンズは、現在6番以降は経験も力量も劣る若手が名を連ねる。 とこ

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【試合評】早川隆久を追い詰めたオリックス打線の積極性~4/4●楽天0-4オリックス

※本稿はnote全文公開中。最後までお楽しみいただけます。 対照的にみえた両軍のプレー試合開始時、楽天生命パークは雨雲に覆われ、スタンド内のお客さんはポンチョ姿だった。天気予報よりも前倒しで降り始めた雨のなか、両軍はじつに対照的なパフォーマンスをみせた。 楽天先発の早川はプロ初登板とは違い、3回まで毎回ランナーを出す投球。 ピンチも2回、3回、6回と合計3イニングで招く内容だった。 いっぽう、オリックスの宮城は初回こそ得点圏に走者を置いたが、4番・浅村を5-4-3の併殺

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【試合評】大きかった! 小郷裕哉の「三重苦」スクイズ成功~4/2○楽天4-2オリックス

三重苦のスクイズ成功3時間17分の明暗を分けたのは、小技で奪った3点目だった。 桜満開の仙台に今季初めてオリックスを迎え撃った一戦。 初回に楽天が2点を幸先良く先制したものの、2回から戦況は膠着した。 先発・涌井が5回まで散発2単打に抑える快投でゲームを作るかたわら、打線はその後も3回、5回とノーアウトで好機を作ったが、山崎福の粘投を打ち崩せず。 3回は浅村、茂木、田中和が甲子園準V左腕の看板球チェンジアップにそろって凡退。5回は三振ゲッツーで逸機し、ゲーム前半を2-0

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