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アルビレックス新潟 記事まとめ

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#アルビレックス新潟

『最高の形で中断期間へ』2024.J1 #24 セレッソ大阪×アルビレックス新潟

スタメン 戦前 ・保持にリソースを注ぐ訳ではなく、かといって非保持を強調する訳でもなく。小菊体制発足後のセレッソはリーグ内でも比較的ニュートラルな戦略の下で存在感を示しています。 ・クラブ創設30周年を迎える今季ですが、SBの6番化によって相手のプレスを迷わる「3-2-5」システムに本格的に着手すること、強烈なWGの個人能力と大エース,レオセアラの得点力を結び付けてフィニッシュワークで違いを見せること。これらによって例年より保持ひいては攻撃力の強化に取り組んでいる印象を受け

【J1 24節】セレッソ大阪×アルビレックス新潟

2024年7月20日(土),19:00/ヨドコウ桜スタジアム 《セレッソ大阪 🇯🇵》FW 27 カピシャーバ(🇧🇷)27/L/170 9 レオ セアラ(🇧🇷)©︎ 29/R/178 77 ルーカス フェルナンデス(🇧🇷)30/R/174 MF 25 奥埜 博亮(🇯🇵)34/R/171 10 田中 駿汰(🇯🇵)27/R/183 7 上門 知樹(🇯🇵)27/R/166 DF 6 登里 享平(🇯🇵)33/L/168 14 船木翔(🇯🇵)27/L/177

第24節 セレッソ大阪vsアルビレックス新潟 振り返り

セレサポの皆さんお疲れ様です。 気温・湿度共に高く、見ている側も厳しいコンディションだったとは思いますが応援お疲れ様でした。 30周年記念マッチということで試合以外も盛りだくさんな1日でしたが、今回は試合に焦点を絞って。 怪我人の復帰 なんといっても2ヶ月半ぶりに戻ってきた登里、そして今季初のメンバー入りを果たした進藤両選手の復帰。 この2人をどうチームに組み込むか、はたまたチームを作り替えるのかってところが今後の注目ポイント。 この日は登里が左SBでスタメン、進藤

ビエルサライン:2024 J1 第23節 FC東京×アルビレックス新潟

国立開催でド派手と洗練を見事に調和させた東京シティらしいキックオフ前の演出は本当に凄かった。レーザーと火薬どっちの演出なのか読めなかったのだが自分の直感を信じて設定したカメラがドンピシャでハマった。新潟のサッカーもドンピシャでハマってほしかったがそうは上手くいかなかった。なんでだよ! この試合における新潟の出来事としては決定機ロスになるだろう。そんなのは選手もベンチもサポもみんなわかっている。わかっているのだが新潟が勝手に外しまくったわけではなくて外れる結果となるようにFC

Thank you, Albirex, for seven and a half years.

改めてアルビレックス(シンガポール、新潟)での7年半の簡単な振り返りとお世話になった皆さまへの御礼を書き記したいと思います。 2017シーズンにアルビレックス新潟シンガポールで初めてトップチームの監督を務めさせて頂き、継続して2018シーズンも指揮を取らせて頂きました。 2018シーズンから選手の年齢制限などレギュレーションの大きな変更もあり、編成が大変だった事を覚えています。 2019シーズンは日本のアルビレックス新潟でアカデミーダイレクターを務めさせて頂く事になりまし

サガン鳥栖の(とんでもない)守備戦術:2024 J1 第22節 アルビレックス新潟×サガン鳥栖

鳥栖は対戦するたびに独特かつ屈強な守備戦術をしてくるチームだと思っていたのだが、この試合では今までの鳥栖とは違い意図の読めない守備戦術をぶつけてきた。今回はそんな鳥栖の守備戦術について書いてみたい。 以前の鳥栖の守備戦術については過去の記事を置いておくのだが、本当に洗練されていて戦術と戦術が噛み合う試合だったのに今回はよくわからない試合になってしまった。もしかしたら俺の期待値が勝手に高くなっていただけかもしれない。大量失点で負け惜しみ言ってるわけじゃない! 試合開始の序盤

史上最強の特別指定(稲村隼翔2024):2024 J1 第21節 北海道コンサドーレ札幌×アルビレックス新潟

稲村が凄いとかそういう次元じゃないレベルなので書かざるを得ない。特別指定で正式入団は2025シーズンからなのにあと4分出場するとA契約締結となってしまうのだが入団前にA契約締結するという事例は過去にどこかのクラブであったのだろうか。俺たちは伝説のプロローグを見ているのかもしれない。大学の試合と並行してJ1の試合もこなすとか色々理解できないことをサラッとやってしまう稲村が本当に凄い。東洋大学様、本当にありがとうございます。 そんな稲村、この試合では交代を絡めた左サイドバックに

J1 2024 第20節 広島×新潟(2024.6.26)観戦レポ

J1リーグ第20節。 過酷なアウェイ2連戦を戦い終えたサンフレ戦士はホーム帰還。 平日開催にもかかわらず、スタジアムの入りは減ることはなく、まだまだサンフレを応援しようとするサポーターの熱は冷めていません。 今節は、広島勤務のいわきFCサポとの観戦。 いわきFCといえば、なんと7月に行われる天皇杯3回戦で対戦することが決まりました。 同チームには広島から棚田選手が期限付き移籍をしており、縁のあるチーム。 いわきまで応援に行くのか行かないのか。笑 このゲームが終わった後

『代表以外』あるJリーガーの14年   序

 福田正博は、この男を次のように評している。 「ひと言で言っちゃうと、『いいヤツ』ってやつだよね。 誰に聞いても、彼のことを悪く言ったりはしない、そういう性格のヤツだと思う。人間としてキチンとしてるし、気遣いもできる。一緒に接していて気分を害するような人はいない、そういう人間なんじゃないかな」  だが、そのキャラクターは、サッカー選手としての成功をなにひとつ約束してくれるものではない。  むしろ、ときにはマイナスに作用することすらある。  プロサッカーとは、Jリーグとは、

ディス・イズ・アルビレックス:2024 J1 第20節 サンフレッチェ広島×アルビレックス新潟

アルビレックス新潟を象徴する2分間の動画。スペイン人指導者の知見と信念と誇りと情熱をエンブレムに詰め込み、自分たちを信じて積み重ねてきた4年半。絶対に揺るがないものがそこにはある。完璧なビルドアップ、完璧なトライアングル、完璧なオフ・ザ・ボール、完璧なラストパス。そして完璧なシュート。全てが完璧だったアルビレックス新潟のフットボールが生み出した美しいゴールである。 スローインから始まった1分5秒のプレイだが、ここまで積み重ねてきた時間は4年半である。その前の苦しい時代やビッ

キャプテン・ゴメス:2024 J1 第19節 アルビレックス新潟×川崎フロンターレ

ノーモアヴェルディ!ノーモア川崎! 両者のストロングを全部出し切った試合は劇的な結末を上書きする劇的な結末で終わった。試合終了直後はアレコレ感情の整理がつかなくてプンスカしたりもしたけど、何が足りなかったのかは選手やスタッフが一番良くわかっているみたいなのでプンスカしないことにする。この経験が次の勝ち点に繋がることだろう。 試合内容はメチャクチャ面白くてアディショナルタイム含む100分オーバーを書き出しても良いのだが、この試合で長い調整期間から復帰してスタメンに名を連ねて

奥村とダニーロ:2024 J1 第18節 鹿島アントラーズ×アルビレックス新潟

試合内容は完全に新潟優位で終始新潟がコントロールしていた試合だったが結果は1-1の勝ち点1。 普通に勝ち点3を取れた試合だったし、岩政スタイル監督時代の鹿島に抱いていた「勝てる」という感覚とは全く違う「普通にやって鹿島にちゃんと勝てる」という自信を持てた試合でもあった。スタイルを捨てずにここまで辿り着いた俺たちの新潟が誇らしい。 そんなアウェイ鹿島戦で輝いたのは本来の高いポジションにスタメンで入った奥村と左サイドに後半途中から入ったダニーロである。この試合はこの2人のこと

「タマシイのバトン」 (リーグ第19節・アルビレックス新潟戦:2-2)

 試合時間はすでに100分を超えていた。いつタイムアップの笛がなっても不思議ではないタイミングだった。  ボールを抱え込んだアルビレックス新潟のGK小島亨介が高く、高くボールを蹴り上げる。1秒でも時計の針を進めたい。そんな思いがこもったロングキックだ。  このボールを落下地点で両チームの選手が競り合った次の瞬間、笠原寛貴主審のホイッスルが鳴り響く。  ホームチームを応援しているサポーターのエリアは、試合を告げる笛だと思い込んだのか、大きな歓声が沸いていた。 アディショ

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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第19節・アルビレックス新潟戦)

6月22日はデンカビッグスワンスタジアムでアルビレックス新潟戦です。 リーグ戦の折り返し地点となります。これで全チームと一通り対戦したことになりますね。 アルビレックス新潟は現在は下位にいますが、前節には2位の鹿島アントラーズとドロー。前々節は首位のFC町田ゼルビアに勝利しています。5試合負けなしと尻上がりに調子を上げてきています。  川崎フロンターレは、ヴィッセル神戸に0-1で敗戦。 試合後の佐々木旭が、「単純に相手の方が走っていたし戦っていたので。サッカー以前の問題

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