マガジンのカバー画像

高校・大学・社会人野球 記事まとめ

1,897
運営しているクリエイター

2023年7月の記事一覧

第105回選手権大会 ゾウさん的見所

後攻有利?強豪校の早期敗退が目立った地方予選だが、終盤にもつれる好ゲームも多かった。 サヨナラ勝ちで優勝を決めたチームは11校、その内タイブレークで5校、特に決勝戦タイブレーク先攻で逃げ切って勝ったのは八戸学院光星だけ。甲子園でも延長即10回から無死一二塁のタイブレークが採用される為、戦術的にも精神的にも後攻が… 連覇?前年優勝校 仙台育英 準優勝校 下関国際 選抜優勝校 山梨学院 準優勝校 報徳学園 昨夏選手権大会、今春選抜大会の優勝、準優勝校で唯一参加するのは『2度目

坊主頭でない出場校に注目を〜夏の甲子園2023

2023年夏の全国高校野球選手権大会の予選が終了し全出場校が決定しましたね。 今年の予選から?導入された延長10回からのタイブレーク制(ノーアウト1.2塁から開始)によって間違いなく野球が変わりましたね。 今後各校がタイブレーク用に作戦を練ることになると思いますが、先攻か後攻か、打順が何番から始まるか、表の攻撃で何点入ったかによって心理面戦術面含めガラッと変わるので今後も番狂わせが起きるような気がします。 注目校は"坊主頭でない"高校 さて、今年の夏の甲子園、皆さんは

夏の甲子園に出場決定…東海大熊本星翔“強打のショート”百崎蒼生にスカウト陣が熱視線! 東海大相模から“転校”した有望株

夏の甲子園の出場校49校が7月30日に出揃った。今年の地方大会は、大阪桐蔭をはじめ強豪校が次々と敗退するなど、“波乱の夏”と呼ばれた。そんな激戦を見事に勝ち抜き、5年ぶり3回目の出場権を掴んだ東海大熊本星翔にプロ注目の“強打のショート”がいる。 2023年7月20日 全国高校野球選手権熊本大会 準々決勝 秀岳館1-8×東海大熊本星翔(8回コールド) 百崎蒼生(東海大熊本星翔) 3年 遊撃手 178cm74kg 右投右打 東海大熊本星翔が中盤以降に突き放してコールド勝ちを

¥100

【新入生自己紹介ブログリレー】商学部2年 齋藤直人

こんにちは!笑顔の絶えない期待の大型ルーキーである福田くんから紹介に預かりました、商学部2年の齋藤直人です。私自身は群馬県出身なのですが、出身高校は埼玉県の本庄東高校です。 私は1年の11月(or12月)から弊部に途中入部したのですが、入部のきっかけは所属していた準體育會野球部の練習頻度があまりに少なかったことです(10月までで練習が3,4回しかありませんでした笑)。そのためもっと野球をやれる団体に入りたいと考えていたところ、SNSでこの部活のことを知り、10月末に体験練習

重圧と死闘を越え、横田悟がたどり着いた「5度目」の甲子園/高校野球ハイライト特別編・近江

「近江でまだ誰も成し遂げたことのない5季連続の甲子園。これを達成できる存在が横田だったんです」 多賀章仁監督の願いを一身に受け、近江の主将に就任した横田悟。しかし去年の秋、夢は彦根東に敗れて儚く消えた。 「早い段階で負けて、自分たちが弱いとわかった。これまでは先輩に優勝させてもらっていただけ」 横田が掲げたチームスローガンは「下克上」。あえてチャンピオンのプライドを捨て、一番下から這い上がる気持ちで厳しい冬を越えてきた。 それにしても、本当にしんどい役回りだったと思う。 先

第105回選手権大会出場校紹介

西東京都代表日大三 2年連続19回目 《戦歴》 16-2国士舘 10-0立川 7-4拓大一 3-2駒大 14-4明大中野八王子 3-1日大鶴ヶ丘 小倉監督から引き継いだ最初の夏に結果を出した三木監督。ずっと二人三脚で小倉監督を支えてきた参謀が陽の目を浴びて嬉しい。 猛打の日大三では無いけど2年連続の経験値を活かして上位進出を目指す。 富山県代表富山商 9年ぶり17回目 《戦歴》 8-1砺波 3-1富山東 6-0不二越工 8-1高岡第一 7-3富山北部 準々決勝以降、

炎天下での高校野球

 石川県の馳浩知事は今月28日の記者会見で、その前日に行われた全国高校野球選手権・石川大会の決勝について、「この暑い中、午後0時半開始はおかしい」と疑問を呈した。   馳知事といえば、アマチュア・レスリングの選手として1984年のロサンゼルス五輪に出場した後、プロレスラーへ転身して活躍。その後は政治家として文部科学大臣も務めた人物であるだけに、この発言は大きな波紋を呼んでいる。  今夏の暑さは史上空前だとも言われており、この時期に開催される高校野球はその影響をもろに受けて

波乱の夏。相次ぐ強豪校敗退のワケ

相次いだ強豪校の敗退 高校野球ファンなら承知かもしれないが  今年の夏は強豪校の予選敗退が相次いだ。 山梨学院(今年センバツ優勝・山梨) 報徳学園(今年センバツ準優勝・兵庫) 盛岡大付(岩手) 鶴岡東(山形) 日大東北(福島) 花咲徳栄(埼玉) 春日部共栄(埼玉) 國學院久我山(西東京) 二松学舎大附(東東京) 関東第一(東東京) 帝京(東東京) 横浜(神奈川) 東海大相模(神奈川) 帝京長岡(新潟) 静岡(静岡) 大阪桐蔭(大阪) 報徳学園(兵庫) 創志学園(岡山)

過去最高レベルの甲子園へ

全49代表が出揃った。 各地方予選でジャイアントキリングのニュースが飛び交ったが 出場を決めた学校は高校野球界を引っ張ってきた顔ぶれが多かった。 2年連続は11校 八戸学院光星(青森) 仙台育英(宮城) 聖光学院(福島) 日大三(西東京) 星稜(石川) 愛工大名電(愛知) 近江(滋賀) 社(兵庫) 鳥取商業(鳥取) 九州国際大付(福岡) 明豊(大分) 春夏連続も11校 クラーク国際(北北海道) 仙台育英 専大松戸(千葉) 慶應(神奈川) 北陸(福井) 大垣日大(岐阜)

練習試合込みはNO!「公式戦限定の高校通算本塁打」オフィシャル化のためのフローとは⁉

 今回は高校野球の話です!全国高校野球選手権、夏の甲子園が8月6日から開幕しますね!7月までは甲子園出場を懸けた地方大会が行われ、30日に全49代表が出そろったところです!  さてさて!今年の地方大会で、実に気になる選手を発見しました!それは…… 鹿児島城西の明瀬諒介内野手です!  今秋のドラフト候補として注目を浴びる右の大砲です!投手としてもMAX152キロを誇る二刀流ではありますが、スカウトからは打者として高く評価されているとのこと!7月1日の鹿児島大会開幕の段階で

履正社が大阪桐蔭に「5度目の正直」。東東京は九回2死から共栄学園が逆転劇。初出場は6校。甲子園49代表決まる。新たなドラマの予感

強豪が続々と負けた夏の高校野球。49代表が出そろったが、最後まで「波乱」続きだった。ラストを飾る大阪大会と東東京大会の決勝。履正社が「5度目の正直」で大阪桐蔭を決勝で下し4年ぶりの夏切符をつかんだ。東東京では、共栄学園が九回2死からの逆転劇で春夏通じての初の甲子園出場。今年は甲子園で歴史に残るドラマが生まれそうな予感がする。 大阪決勝は大阪桐蔭-履正社。ともに5年以内に夏の全国制覇を達成している強豪だ。「大阪を制する者が全国を制する」といっても過言ではない。 その「黄金カ

【新入生自己紹介ブログリレー】経済学部1年 福田大樹

こんにちは。 会食の際には鮮やかなカード支払いで会計をまとめる深澤くんに続き、本日は福田大樹がブログの執筆を担当します。親族や友人含め多数の方の目に触れると思うと少し書きづらいですが、できる限り頑張ってみようと思います。 私の出身校は慶應義塾志木高等学校、言わずと知れた学内で最も“強い”附属高校です。良い意味で。生まれも志木なので、小中高と市内で完結する非常にコンパクトな人生を送っていました。大学に入り、定期券で様々な場所に行けるようになったことが幸せでたまらない今日この頃

トヨタ自動車の嘉陽宗一郎は“令和のミスター社会人” 「全盛期の涌井秀章と同等レベル」とスカウト陣は評価

トヨタ自動車の7年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた今年の都市対抗野球。昨年秋の日本選手権に続く優勝でチームとしての充実ぶりを感じさせた。その中でも圧倒的なパフォーマンスを見せたのが、嘉陽宗一郎だ。 2023年7月25日 都市対抗野球 トヨタ自動車4-2ヤマハ 嘉陽宗一郎(トヨタ自動車) 28歳 投手 187cm87kg 右投右打 松山聖陵→亜細亜大 亜細亜大では1年春からいきなりリーグ戦で勝利投手となるなど大器として期待されたが、学年が進むにつれてまとまりは出てきたものの、

¥100

ホームラン最多の「守備型」チーム! 意識を変えた合言葉/高校野球ハイライト特別編・滋賀学園

「そうは言っても、打線強いでしょ?」 春から夏にかけ、何回聞き返したかわからない。チームの特徴を聞くたびに、滋賀学園の選手は「守備型」というキーワードを繰り返した。 「バッテリー中心の」という冠がつくならまだわかる。ただ、セカンドの多胡大将もショートの岩井天史も十分に打撃を評価された2年生。滋賀トップクラスの破壊力を持つチームとして、「守備型」の表現には滋賀大会を終えた今も違和感しかない。 「結局のところ、精神的な問題だった」 夏の甲子園から遠ざかること14年。山口達也監督