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高校・大学・社会人野球 記事まとめ

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2021年8月の記事一覧

大阪桐蔭の「ライバル」たち

こんばんわ!第三回は趣向を変えて。 近年の高校野球を牽引する「西の横綱」大阪桐蔭。ハイレベルな選手、ハイレベルなトレーニング、ハイレベルなブラスバンドを擁し、近年高校野球の優勝旗を幾度となく掴んでいます。 同校の魅力は既にたくさん語られていると思いますが、今回はその「西の横綱」大阪桐蔭と渡り合った「ライバル校」について語りたいと思います。 なお、常に凌ぎを削りあっている近畿地方の高校及び大阪の高校は割愛いたします。 ふーん、H(ハイレベル)じゃん… 明徳義塾(高知)

高校野球と自分の経験

2年ぶりの甲子園 無観客での開催、出場校の辞退、雨での順延 色々ありましたが無事に閉幕を迎えましたね 高校球児の皆さん本当にお疲れさまでした。 今年の3年生の皆さんは昨年のメンバーの想いを 引き継ぎその無念だった想いをぶつけるかの様な 必死なプレーとても胸打たれました。 去年の3年生のみなさんも今年の3年生の 一挙手一投足必死になって追いかけられたことでしょう。 その中で湧き上がってくる喜び、怒り、悔しさ 色々な感情があったかと思います 是非その感情を大事にしてください 忘れ

自主性と言葉で結果が変わる

今回は、智辯和歌山高校の甲子園優勝により、智辯和歌山高校野球部について、そして、昨年の12月にイチロー選手が練習参加をした際ことについて、私なりに思うことを言わせていただければと思います。 まず、智辯和歌山高校野球部は甲子園に出場すれば、優勝候補に名があがるぐらい、強豪校と認知されている。だから、甲子園に出場すること、和歌山県を勝ち抜くことは、当たり前と周囲から見られ、常にそのプレッシャーと選手、監督は戦っている。このような状況で、結果を出すことは、本当に難しいことだと思う

ゴジキが振り返る2021年夏の甲子園(前編)

熱烈な巨人ファンで、多くの野球マニアや選手たちからフォローされるゴジキさん(@godziki_55)。実は高校野球ウォッチャーというもうひとつの顔を持っています。 2年ぶりに開催された夏の甲子園は、智辯和歌山の優勝で幕を閉じました。決勝戦の分析はもちろん、県予選からどのように勝ち上がってきたか、その強さの源にあるものを探ります。 本連載がベースになっている書籍『巨人軍解体新書』はこちらからお求めください↓↓↓ 「智辯対決」決勝のターニングポイントは4回裏の継投策 2年ぶり

球団ヒストリー24.忘れられた年

少し前に書き始めていた、ホワイトウェーブ第二章。 そろそろ、その続きを書いていこうと思う。 チームの立ち上げに尽力くださった鵜狩監督、斉藤コーチがお辞めになったあと、2007年から末廣昭博新監督が就任。 毎回は練習にいらっしゃらなかった前監督に対し、末廣監督は必ずおみえになり、丁寧に技術指導をしてくださった。 2007年の戦績この年の公式戦の戦績はこんな感じ。 第32回クラブ選手権九州地区二次予選 ・4月28日(土) ★ 【アイビースタジアム(宮崎県)】 北九州市民硬式

甲子園出場校が辞退

 2年振りに開催された甲子園。第103回大会は智辯和歌山が優勝しました。本当におめでとうございました。今年の3年生はあまり野球をやった気がしないんじゃないかな。。。一番伸びる時期に制限されることって本当に辛かったよね。終われば二度とできないから悔いが残ってもしょうがないと思います。残ったままで次のステージへ進み晴らしたらいいと思いました。 そんな大会では恐れていたことが起きてしまいました。努力の末に掴んだ甲子園に出られずに終わる高校と1回戦勝利したが2回戦出場辞退。 擁護

智弁の智弁による智弁対決!

先日、全国高校野球大会の準々決勝の結果により、準決勝、決勝を待たずして早くも近畿勢の優勝が決定するという記事を投稿しました。 昨日の準決勝、近江−智弁和歌山は、智弁和歌山が勝利、智弁学園−京都国際は、智弁学園が勝利、その結果、決勝は「智弁和歌山−智弁学園」の智弁対決となりました。 智弁和歌山は19年ぶり、智弁学園は初の決勝進出となり、最高の舞台での「兄弟校対決」が実現。その興奮冷めやらぬ中、高校野球ファンのミーミーさんが記事を投稿してくれました。

「レイクブルーは甲子園に映える」 湖国球児たちの旋風

こんにちは!二回目の今日は、滋賀県の高校野球について少し触れたいと思います。 2021年大会、滋賀県代表近江高校は、山田・岩佐両投手の継投と強力打線により、20年ぶりのベスト4入りを果たしました。レイクブルーの近江高校の戦いぶりに心が熱くなった方たちもたくさんいると思います。 近畿勢の活躍が多く見られた今大会で強い印象を残した滋賀県の野球について、語っていきます ふーん、H(HIKONE)じゃん…() 1 滋賀県の立ち位置強豪ひしめく近畿地方で、滋賀県はどのような立ち

甲子園での女子野球

男子の高校野球大会も最終日、決勝は「智辯」同士、兄弟対決となりましたね。「智辯」や「東海大付属」対決なんかはユニフォームの見分けがつかないですね。 男子決勝に先立ち、先日、第25回全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝戦が行われていました。 神戸弘陵学園(兵庫)-高知中央(高知) バーチャル高校野球でLIVE中継を見ました。女子高校生たちが、甲子園球場で躍動している姿を。 声出しやベンチ前でも、にぎやかでとても楽しそう。背番号も自由で名前の語呂合わせっぽい子もいてな

【奈良教育大学硬式野球部】~指導の方針と具体的なアプローチ~

奈良教育大学硬式野球部の監督として復帰させていただき、約3ヶ月が立ちました。今回は、自分の中で明確な方針を持って指導することが出来ています。その方針と具体的なアプローチについて共有したいと思います。 プレ-の質=情報量×思考量×行動量 奈良教育大学硬式野球部では、目の前の試合に勝利することを目標に日々練習しています。もちろん、勝利至上主義では無く、勝利追求主義です。そのため、チームが勝つために必要なことも指導者は考える必要があります。  チームが勝つために、僕はチーム全体の

県民としての誇り

最近の僕の楽しみといえば、高校野球である。2年ぶりに開催された夏の全国高校野球。しかも吹奏楽部の応援付き。元高校球児の僕からすると、毎日テレビや野球速報から目が離せない。 特に昨日の準々決勝の4試合は激アツだった。 2試合目を除く3試合が接戦となり、サヨナラで決着。サヨナラで試合が決まる瞬間は、なんとも言えない気持ちになる。勝者と敗者が一瞬で決まってしまう。歓喜と絶望。毎試合ドラマだった。 しかも、勝ったチームを見てほしい。全部近畿の高校。49チーム(北海道と東京は2チ

「野球後進県」の隠れた熱闘

初めまして!京と申します なんか無性に文章が書きたいなあと思い、ちょっとnoteを始めてみました。普段はフェミがー、アンフェミがーとかTwitterで呟いてますが、ここではなるべく趣味のことを書いていきたいなと思います。 記念すべき第一回目は、現在阪神甲子園球場で熱戦が繰り広げられている、「高校野球」について、私独自の目線による魅力をお伝えしていきたいと思います 1 高校野球の「私なりの」楽しみ近年、高校野球の人気は高まっており、テレビ朝日系列「アメトーク」では「高校野

チームメート思いの有、「尊敬する人は?」のアンケートに〝高井先輩〟【若生正廣監督 連載#2】

連載TOPへ / 次の話へ 入学したての公式戦で147キロをマーク 華々しい公式戦デビューだった。2002年4月20日、仙塩地区高校野球春季リーグ戦・対富谷。試合は7回を終えて7―0。大勢が決していた。そんな時、1年生にしてベンチ入りしていた有が急に私の元へ歩み寄ってきた。 「先生、投げたいです」  いきなり言ってきたので「大丈夫なのか。入部以来、そんなに投球練習してないだろ」と尋ねた。この日も試合中にちょこちょこっとキャッチボールをしていただけだ。それでも「ハイ、大丈

守ることもできないこの世界ってやつは

高校球児の晴れ舞台、甲子園。未曾有の事態で泣く泣く中止になってしまったあの日から1年、彼らはようやくあの場所に帰ってきてくれた。 野球のルールすら知らなかった私も、高校時代に野球部が甲子園に連れていってくれたのをきっかけに毎年テレビで観戦している。やっぱり人生を懸けて球を追う球児たちはいつ見ても眩しいし、あの頃のことを思い出して胸がいっぱいになる。 とはいえ、やはり今年もこれまでのようにうまくいく大会ではなかった。 連日の雨による中止やノーゲームだけではない。選手の中に