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#映画 #ドラマ 記事まとめ

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テレビや動画配信サービスのドラマ・映画に関する記事をまとめていきます。
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#映画感想

ドキュメンタリーがおもしろい! 公開中のおすすめ3選!

こんにちは。 最近、立て続けに面白いドキュメンタリー映画を3本観ましたので、今回noteで紹介したいと思います。 ドキュメンタリーってやっぱおもしろいよなーって思ってたら、雑誌BRUTUSの映画特集号がドキュメンタリー特集だったのでそのタイミングも面白かったです。 なので今回はその面白かった現在公開中のドキュメンタリー映画3本を紹介できればと思います。 各作品のポスター画像にFilmarksのリンクを貼っておきます。 『SAYONARA AMERICA』(11/12公開

映画『オアシス:ネブワース1996』とオアシス映画、3選

こんにちは。 オアシスのライブ映画が公開されて、結構話題となっています。 世代としてはもう観ずにはいられないので早速行って来ましたが、意外と若い世代も多くて、やっぱりオアシスはすごいなと思いました。 今回は折角なのでこの新作ライブ映像から過去の作品までオアシス作品を紹介してみたいと思います! 画像にはFilmarksのリンクを貼っておきます。 『オアシス:ネブワース1996』 2011年 イギリス 111分 監督:ジェイク・スコット 出演:ノエル・ギャラガー、リアム・

【映画】アメリカン・ユートピア David Byrne's American Utopia/スパイク・リー

タイトル:アメリカン・ユートピア David Byrne's American Utopia 監督:スパイク・リー 「アメリカン・ユートピア」は身体性を強く感じさせられる映画だった。当然言葉の役割も大きく、デヴィッド・バーンが語りかけるTEDのプレゼンテーションさながらの言葉を観客に投げかけるし、歌の歌詞もBLMや政治など現代の問題提起として主題を持っている。ただそれと同時に体が表現するものの比重もかなり大きい。ダダイストのフーゴ・バルの詩を引用した「I Zimbra」

2021年7月度公開映画BEST3

皆さん、こんにちは。 映画部のリーサル・ウェポン、君嶋です。 「え?あなたは誰?」と思われたの読者の方々は 2週前に鮮烈なデビューを飾った自己紹介記事に目を通して頂ければ幸いです。 今年はジメジメとした蒸し暑い夏が続くなぁなんて思っていたら、あっという間に7月が終わってしまいました。 皆さんは7月はどんな映画を観てお過ごしでしたでしょうか。 私は映画館での映画鑑賞体験を大事にしており、空き時間を見つけてはせっせと足を運んでいます。 今回はそんな私が7月に観た映画

【映画】ライトハウス The Light House/ロバート・エガース

タイトル:ライトハウス The Light House 2019年 監督:ロバート・エガース 去年公開が見送られてしまったため、まだかまだかと待ち望んだ末やっと日本公開となった本作。ロバート・エガースの前作「ウィッチ」はオカルト色が強くて、あまり楽しめなかったのだけれど(ヘレディタリー然りオカルトを楽しめない自分を痛感させられた)、「ライトハウス」は人間の狂気にクローズアップしていて、はちゃめちゃな加減は中々に痛快過ぎて観終わった後はぐったりした。 スクリーンに映し出さ

映画『バクラウ』解説 ─ パンフレットに解説を頼まれたつもりで勝手に新作ブラジル映画の解説文を書いてみた

文●花田勝暁(編集部) ※ブラジル映画『バクラウ 地図から消された村』は、現在、レンタルDVDや、映像配信で観ることができます。 パンフレット 2021年のアカデミー賞の作品賞を受賞することになる作品『ノマドランド』が日本公開された頃、観に行った人たちのSNSで気になる書き込みが散見されました ──「パンフレットが売ってなかった」──。  『ノマドランド』のパンフレットは、公開から遅れて発売にはなりましたが、『ノマドランド』は当初から作品賞受賞に最も近い作品という評判だ

『Don't Breathe』(ドント・ブリーズ)

2016年公開のスリラー。タイトル「息を止めろ」の通り、映画館で観客全員が登場人物と同時に息を止めて見た映画。 ストーリー(ネタバレ無し)留守宅に忍び込んで盗みを働く3人の若者が、ゴーストタウンと化した住宅地に住む盲目の老人の家に盗みに入ると…えらい目に合います。当たり前です。目が不自由な人の家に盗みに入るとかクソ野郎だな。 まじめな映画や小説で必要な事は「必然性」だと思っていて、ちょっと道理が通らない言動や展開があると「そんな事する?」「そんな事できる?」「そんなわ

青春映画っていいですね

友達が面白いと言っていた「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」をNetflixで観た。 いろんなキャラがいて、新時代の青春映画って感じがしたな。 いろんな人種、体型の人が出てくることや監督がオリヴィア・ワイルドであることも含めて。 それでいてストーリーは途中笑えてちょっと切なく、最後は泣ける青春ものの王道。 前半に比べると中盤以降はうまくいき過ぎなんじゃないかって気もしたけど、それも映画ってことで。面白ければそこまで気にはならないですね。 ホープ役のダイアナ・シ

波乱万丈さは面白いけど、内容が薄く感じる『どん底作家の人生に幸あれ!』

【個人的な評価】2021年日本公開映画で面白かった順位:9/12    ストーリー:★★★☆☆   キャラクター:★★★☆☆       映像:★★★☆☆       音楽:★★★☆☆ 映画館で観るべき:★★☆☆☆ 【以下の要素が好きなら楽しめるかも】コメディ 波瀾万丈な人生 文学 チャールズ・ディケンズ デイヴィッド・コパフィールド マーベル俳優 【あらすじ】デイヴィッド(デヴ・パデル)は少年の頃から、周囲の人間たちのことを書

【映画感想/考察】「バーフバリ」の過剰摂取による諸症状【バラーラ期】

この記事は荒唐無稽で「細かいところはいいんだよ!」な作品と思われがちな『バーフバリ』シリーズが実は丁寧な伏線や神話的リフレインや人物描写の積み重ねを重点した血の通った人間のドラマであることをサブキャラクターへの偏愛をピックアップしながら紹介する記事です。二度三度とリピートするたびにマイナーキャラクターの人生が見えてくる。 ジェイ!マヒシュマティ?(訳:こんにちはご機嫌いかが?ブルーウレーイディスクが発売したので毎日マヒシュマティしていますか?私はふるさと納税の返礼品でBDが

映画『佐々木、イン、マイマイン』情熱と繊細さと

28歳の内山拓也監督がやってくれた。しびれました。 内山監督作品を観るのは初めてでしたが、爆発的な情熱と繊細な描写に圧倒されました。 佐々木を演じた細川岳と内山監督のオリジナル共同脚本。2020年公開。 MOVIXにて鑑賞しました。 売れない役者の悠二(藤原季節)とその仲間たちの現在と高校時代を描いています。 高校時代の男子だけで過ごす日常。彼らの素のままで交わす会話が本当に素晴らしく、人間的でした。 ヘンな気遣いなどなく、表面的な優しい言葉はけっして言いませんが、

『愛の不時着』など人気韓国ドラマを量産する気鋭のプロダクション、スタジオドラゴンとは

※インスタはじめました@kinoiglu_junyawatanabe 「愛の不時着」に「梨泰院クラス」、「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」など韓国ドラマにハマった方は多いのでは。 特にコロナ禍で昨年から動画配信で見始めたパターンが多いはず。 はい。自分もまさにそのひとりです。 中でも、話題だったのが「愛の不時着」。 ドラマが終わった際には、ロスで嘆き悲しんだ人が多かったとか。 それに、な、なんと「愛の不時着展」までが開催されるとは。 韓国ドラマってどうなの?若干遠

映画『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』大人あるある満載の共感ストーリー

ノア・バームバック監督作品です。その中でも、この作品は距離感なく共感できるものでした。家族の確執をユーモアを交えて描いています。 ウェブ配信の作品としては初めてカンヌ国際映画祭に出品され、アダム・サンドラーの演技は称賛されたものの大きな波紋を呼びました。監督・脚本ノア・バームバック。2017年製作。Netflix映画。 ニューヨークに住む年老いた父ハロルド(ダスティン・ホフマン)を訪ねるため集まった三人の兄妹ダニー(アダム・サンドラー)、マシュー(ベン・スティラー)、ジー

【たまに映画】『1917』走り抜ける時間

重たい題材の映画を最近は観ないと書いておきながら、戦争映画を観た。 アカデミー賞作品賞にもノミネートされている作品です。 ■1917 命をかけた伝令 作品情報&予告 解説 「007 スペクター」「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」などで知られる名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受け