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『愛の不時着』など人気韓国ドラマを量産する気鋭のプロダクション、スタジオドラゴンとは

※インスタはじめました@kinoiglu_junyawatanabe

「愛の不時着」に「梨泰院クラス」、「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」など韓国ドラマにハマった方は多いのでは。

特にコロナ禍で昨年から動画配信で見始めたパターンが多いはず。
はい。自分もまさにそのひとりです。

中でも、話題だったのが「愛の不時着」
ドラマが終わった際には、ロスで嘆き悲しんだ人が多かったとか。

それに、な、なんと「愛の不時着展」までが開催されるとは。


韓国ドラマってどうなの?

若干遠ざけていた感はあったのですが、やっぱり観てみるとすごい。
映画『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞の作品賞を受賞し、BTSが全米ビルボードで1位になったように、韓国エンタメ業界は名実ともに今やトップクラスです。

Netflixでも人気ランキングは、韓国ドラマかアニメばかり。
それくらい実力があって、人気があります。

そのクオリティで制作された韓国ドラマが面白くないはずがない!

梨泰院クラス


「愛の不時着」とは

ご存知ない方のために簡単に紹介させていただきますと、
北朝鮮に不時着してしまった韓国財閥の令嬢を匿うことになった北朝鮮将校とのラブストーリーです。

ざっくりいうと韓国版のロミオとジュリエット。
対立する国家同士の中での禁断の愛の物語です。

匿ってしまった以上、見つかるとどんな目に合うか分からないので密かに彼女を韓国に返そうとあれやこれや試みるのですが、いつも見つかりそうになってハラハラドキドキ、一難去ってはまた一難。
そのうち恋敵が登場、さらに新たな敵が登場と休まる隙がありません。

そんな中で北朝鮮将校の部下たちがとってもコミカルで毎回笑かせてくれてホッコリとさせてくれて、スリリングな中にコメディリリーフとしてめっちゃ効いています。

愛の不時着

どのキャラクターにもちゃんとスポットが当たっていてみんなが愛おしくなってきちゃいます。
それに戦前の日本のような北朝鮮の質素で素朴な暮らしぶりも描かれているんですが、これは脱北者の人の証言を元にしているそうでかなりリアルなんだとか。そういうところも含めて本当によくできています。


韓国ドラマの特徴

作品はいろいろとあるのですが、ある程度どの作品にも当てはまるフォーマットというか特徴がありますのでいくつか上げていきたいと思います。

・1話70〜80分、全16話
結構長めです。1話がちょっとした映画くらいあって、1シーズンが大体全16話あります。

・前回まであらすじ&次回どうなるが結構がっつり
観ている方には優しいですが割とちゃんと前後のお知らせをやります。

・盛り上げ要素てんこ盛り

エンタメに振り切っていて、これでもかってくらい盛り上げるために色んな要素をぶっ込んできます。それだけ韓国ドラマ界の競争が熾烈なんだと思います。

・大事なシーンはスローモーション

ここ大事ですよ!っていうシーンは大体スローモーション笑
だから重要なシーンがとても分かりやすいです。

大体この辺りはどの韓国ドラマも共通してそうな気がします。

トッケビ


スタジオドラゴンとは

ここまでかなり引っ張ってしまいましたが、今話題の韓国ドラマのヒット作の多くを実はある一社のプロダクションが手掛けています。

それが、スタジオドラゴン(STUDIO DRAGON)です。

スタジオドラゴン

スタジオドラゴン:
2016年設立のドラマ制作会社。
大手CJグループのドラマ部門として独立。「愛の不時着」をはじめ日本で観れる韓国ドラマの大半を手掛ける。年間30本ものドラマを制作し、ネットフリックスとも契約して売り上げの約3割を海外で稼ぐ。

ざっとまとめると上のような感じなんですが、2016年設立とまだかなり若い会社です。 だけど母体は韓国財閥系大手企業CJグループで、その中でエンタメ事業を手掛ける「CJ ENM」の子会社として、ドラマ制作に特化する形で独立したスタジオです。

ちなみに、CJ ENMは映画製作からケーブルテレビ局運営、番組制作、通販などを手掛けるエンタメ大手で、あの『パラサイト 半地下の家族』にも出資しています。


スタジオドラゴンの主なラインナップ

<制作>
スタートアップ:夢の扉(2020、tvN)
ザ・キング:永遠の君主(2020年、SBS)
愛の不時着(2019年、tvN)
医師ヨハン(2019年、SBS)
ミスター・サンシャイン(2018年、tvN)
空から降る一億の星(2018年、tvN)
<企画>
サイコだけど大丈夫(2020年、tvN)
秘密の森2(2020年、tvN)
ホテルデルーナ(2019年、tvN)
ロマンスは別冊付録(2019年、tvN)
アビス(2019年、tvN)
アルハンブラ宮殿の思い出(2018年、tvN)
キム秘書はいったい、なぜ?(2018年、tvN)
この恋は初めてだから(2017年、tvN)
トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜(2016年、tvN)

Netflixで配信されているタイトルが多くて、そこでよく目にしたりします。
「スタートアップ:夢の扉」は見ちゃいましたが、起業家の若者たちの挑戦する姿や恋愛模様もあって面白いです。

そして、韓国でのtvN放送の作品が多いのが分かりますが、tvNはCJ ENM系列のテレビ局です。なので自社グループで上手いこと回してるんですね。


ネットフリックスと提携

スタジオドラゴンは、2019年11月にNetflixとの提携を発表しています。
その後、2020年から「愛の不時着」をはじめとする人気作を次々と配信していて、そのため日本だと大体がNetflix限定での配信となっています。

Netflixは全世界プラットフォームなので、Netflixで配信されるっていうことは市場が世界になるのでヒットするとそのポテンシャルはとてもあって、監督も役者も知名度の上がってハリウッドや海外で活躍する人たちも増えそう。

日本は、アニメがNetflixで結構制作されていますのでまたちょっと違いますがアジアのエンタメコンテンツが世界に出ていくところに一役買っています。


インスタはじめました

最近、インスタはじめました。
1月11日は、「愛の不時着」で主役のユン・セリ役だったソン・イェジンの誕生日でした。共演者のヒョンビンと交際も認めたりもしてそこも大分話題になっていたようです。

"映画人の誕生日"をたまにインスタにアップしていこうと思ってまして、先日自分のインスタにアップしました。
そのほか映画ネタをこちらで発信していこうと思っていますので、よろしければインスタのフォローもお願いします。


最後に

あまり観なかった韓国ドラマの影にスタジオドラゴンというものすごい勢いのスタジオが牽引していることが分かって、そこから韓国エンタメ界や世界の潮流が知ることができました。

韓国エンタメ界は、映画や音楽だけじゃなくて、やっぱりドラマも強かった。

サントラもOSTと言って盛り上がってるらしいので、そこも注目してみたいと思います。どこかでnoteも書ければ。

緊急事態宣言で在宅が続くと思いますので、海外ドラマも観れる機会がまた出てくると思いますので、気になっている方はこの機会に韓国ドラマデビューいかがでしょうか。


最後までありがとうございます。

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