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61.コロナ禍で、とても暇だったので、1年間で100冊の電子書籍を出してみた!

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永遠のバイブル

コロナ禍が続く中で私の時間は完全に止まってしまった。
もう、こんな生活が2年を過ぎてしまう。
外へ出てはいけない、カラオケは駄目、酒を飲み、遊びに出かけてはいけない、つまり楽しい事はすべていけない、という。
さらに仕事をしてはならない、一切の三密を止めねばならない。
スーパーの買い物は3日に1回、東京や大阪には来るな!みんな家の中に引き込もれ、と。
そして、都内の街からは光までも消えた。
こうして私は今までの仕事をすべて失った…。

随分とふざけた話だ。

私の怒りと哀しみは頂点を超えてしまい自暴自虐となった。もう、まともに働く気もなくなった。ハローワークだって生活保護の申請などもワクチン接種と同じでたくさんの人が駆け込んでいる。当然、自分の番までには相当の時間が必要となる。
じゃあ、私はどうすればいい?
どう生きればいい?
何よりも、たかがコロナで日本の経済が崩壊してしまうなど信じられないことだ。だからといって誰も助けてはくれない!何もかもは自己責任だというのか。
ああ、日本はこんなにも理不尽な国だったのだろうか…。

ならば、私は1年間を棒に振り、100冊の本を書こうと考えた。不要不急の外出は自粛、人込みを避けて一切の三密を避ける、その中でできることは自らがパソコンに向かい、この怒りと哀しみを叩き付けるために自分に課した大目標だ。こんなことを他人に話しても「へえ~それでどのくらい儲かるの?そんなことして生きて行けるの?」などと捨てセリフとともに馬鹿にされるだけ。

そう、だから他人は関係ない、これは自分との闘いだからだ。

さて、スタートは令和2年(2020年)6月17日から令和3年(2021年)6月17日までの期間とした。私にしてみれば「儲かるとか、儲からない」などというのは後の話。そんな甘いことを考えていたらこの過酷な目標を乗り切れることができない。(なぜ甘いのかは後に説明)

そもそも私がどうして本(電子書籍)を書こうと思ったのか不思議に感じる人もいるだろう。私は令和2年(2020年)に古本屋で一冊の本と出会った。その本は2012年12月20日発行「電子書籍を無名でも100万部売る方法」ジョン・ロック著(東洋経済)という本だ。

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ブックオフで、なんとわずか110円。この本は8年前の古本である。今、思えば1万円払っても惜しくない本だ。さらに驚いたことは、たかが1冊の本で心が動かされ、私の人生が一瞬のうちに変わってしまったことだ。まさに私のような者だけに向けられたメッセージに感じたのだ。この興奮は1年過ぎてもまだ冷めやらない。

もしかすると私の永遠のバイブルとなるかもしれない。

では、なぜそんなにも感動したのか?というと「自分の世界」「自分のメデイア」「自分の表現世界」を見つけたからだ。もちろん、電子書籍であっても誰からも読まれなければ意味はないだろう。
しかし、誰も読んでくれなくとも、「私の人生記録」は永遠に残り続けるからだ。

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「書き続けるいのち」人生のカウントアップ

令和2年6月17日で、私は24,196日を生きた。
私はいつまで続くかわからない新型コロナウイルス感染症拡大の中で1年かけて100冊の電子書籍を発行しようと考えた。現在は67歳である。
確かに肉体は衰え、高齢者の仲間入りをしたが、精神年齢はまだ30歳以下だと勝手に考えている。誰にも目に触れないかもしれない、誰も読んではくれないかもしれない。

※注 作品№41「わたしは今日で24,613日間、生きてきました」参照。誰でも簡単に自分の人生のカウントがわかります。

でも、チャレンジしてみよう。何といってもすべての世の中の機能は止まってしまったからだ。誰でもこのぐらいの歳になると、年寄りとして扱われ、何よりも世の中の目には過ぎた老人のように映るのかもしれないが、私はこれからの人生をカウントダウンでなく、カウントアップが始まったと捉えている。その理由は、24,196日(6月17日で)という積み重なった日々のカウントが減るどころか増え続けているからだ。当然、人生の経験や体験はさらに増している。

100冊の電子書籍を出してみて気が付いたことがある。

それは100冊分の人生の体験や経験を綴ることで「記憶の旅」に出かけることができたことだ。「記憶の旅」とはまさに生まれてから現在までの人生の縮図みたいなもので、一つひとつの想い出と当時の情景がはっきりと想い出せる内省の旅のだ。私の特技は、おそらく誰にも負けないであろう、膨大な取り返しのつかない失敗と、無限な後悔、友だちや多くの人たちとの悲しい別れ、もちろんかけがえのない父や母も含まれる。
歳を重ねるということは私だけでなく私のまわりの人々も自動的に年を取るのだから別れが多くなるのは当然のことといえる。

令和2年6月17日で24,196日生きた。この日に1冊目の電子書籍「YES。」を出してから1年、令和3年6月17日で24,561日目となる。3,508週と806ヶ月28日目、67年2か月28日目である。

まだまだカウントアップは続く。

しかし、現在も残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大はまだまだ収まらない。もう2年目に突入した。令和2年から令和3年はコロナ元年なのだろうか?さらに、令和4年度もこのまま続くのだろうか?

しかし、それでも私のカウントアップは継続し続けている。私は100冊の電子書籍を書いた先に何かしら見えて来るものがあるだろうと信じていた。しかし、具体的なものはまだ見えない。
ただ、「コロナ禍で、暇だったので、1年間で、電子書籍100冊出してみた!」という長ったらしいタイトルの本として8月に入り、101冊目を書き終えた今、私の哀しみと怒りはまだまだ当分消えそうにもない。その理由は現代社会の矛盾である。

こんな私にも何かしらの使命があるのではないかと感じはじめてきた。それに100冊ぐらいでは私の人生をまるで消化することができないことが分かったからだ。
つまり、もっともっと伝えたいこと、書きたいことが無限に広がってきたことだ。そう、本も人生とともにカウントアップする必要があるのではないか、と真剣に考えるようになった事だった。

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コロナ禍で、暇だったから、1年間で電子書籍を100冊出してみた!次は「2年間で…」

しかし、2年目の状況も変わらないのだ。誰かのせいにすることで解決することなど何もない。政府のように死ぬも生きるもすべてが自己責任だというならば、弱者は死ねというならば、このままいわれた通りに死ぬ気はない。なぜなら、私は人生の最後までカウントアップし続けるからだ。

私にとって100冊の本を書いても「記憶の旅」は終わらない。むしろ、生きている間にどのくらい残せるのだろう?一般的な出版物(紙)の場合の本の寿命は5年から10年ぐらいでカウントダウン(廃版)を迎える宿命であり、時代と共にさらに寿命は短くなっていく。古い本を手に入れるにはブックオフのような古本でしか手に入れることができないが、電子書籍の場合まだ歴史が浅いが、電子媒体である限り永遠に近い保存期間になる可能性が高い。となると50年以上も夢ではない。100年以上もありうるかもしれない。

私は1年後、2年後、3年後を見据えて見た。
3年後は70歳となる。
25,568日間、3,652週4日間、840ヶ月、70年目を迎える。毎日カウントアップは続く。次の1年間に200冊、次に300冊、その次に3,000冊と10,000冊超えも夢ではない。
私はこの与えられた生命、「書きつづけるいのち」を与えられている。

こんなにも楽しく、こんなに面白く、こんなに素晴らしい世界は他にはないかもしれない。

私の次の103冊目の「記憶の旅」のはじまりは、ここからだ。

最後になりますが、令和2年(2020年)6月17日から令和3年6月17日までの1年間で電子書籍100冊(実質104冊)を発行しました。
誰もほめてはくれませんが、このコロナ禍での1年間の私の怒りと哀しみの記録でもあります。

しかし、現実には新型コロナウイルス感染症拡大はまだまだ収まらず、オリンピック・パラリンピック開催と同時にさらに拡大し、もうすぐ2年を過ぎようとしています。

このコロナ禍においては、不要不急の外出を控える人たちは、ビデオやテレビ、オンラインはもちろんのこと、すさましい勢いでスマホやタブレット、PCなどの使用率は増え続けています。私はこの現象が良いのか、悪いのかはわかりませんが、電子媒体は電子媒体、紙媒体は紙媒体として差別化され、それぞれの良さがわかるようになり、差別化ではなく、区別化が図られていくような気がしています。

また、この新型コロナウイルス感染症はなくすことはできませんが、なくなったとしても次なる新型ウイルス感染症は永遠に続くものと思われます。私の私見ですが、いまこそ電子書籍と紙媒体は力を合わせて、それぞれの良さを活かして両輪の輪としての情報発信ができる時代になるような気がします。また、新聞や雑誌がどんなに電子化となっても、紙の素晴らしさ、紙の文化は決して失われることはないでしょう。そもそも、紙媒体と電子媒体は違うものだからです。

私は紙媒体、紙の本も大好きです。


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coucouです。みなさんごきげんよう!

たくさんの人に役に立ちたい、喜んでほしいという思いだけで書き続けています。いつもnoteにそぐわない長い文章ですが、読んでいただいてとてもうれしく思います。

みんな、応援、ありがとう!


※追伸の追伸 今までコロナを「567」と表現することで、厚生労働省の注意書き(検閲?警告?)「新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。」と入るので避けていましたが、今回はタイトルにも入れているので自動的に入ってしまいました。とても嫌ですね!


(coucouのプロフィールから飛ぶこともできます!)





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