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181.生まれるのに時間をかけたのだから、死ぬのにも時間をかけなさい!


ゆっくりと、ゆったりと。


私は、60歳代になってから、ようやくこのことに気づいたんです。

それはね、本当に忙しくとも「忙しい」と思うのを止めることでした。自分の忙しさっていくら人に話しても、人はそのことを知らないのですから無駄なことなのですね。
だから、そのことを悟ると「忙しい」という言い訳や思い込みもなくなりました。

 

「忙しい」は、自分の能力の欠如を見せびらかし、時間の管理が下手だと宣言しているのも同じなのですもの。

 

今も、私の周りには、今までの私と同じ「忙しい病」の感染者が多く、私はその人たちを懐かしく眺めています。その人たちは、かつての私と同じく、人の言葉に耳を貸さない人たちだということがよくわかります。自分の都合ばかりで時間の使い方で、時間の使い方が下手、自己コントロールのできない不安恐怖症の人たちです。

その恐怖症は自らが克服しようとしなければ永遠に続き、この世を去るまで変わらないかもしれませんね。そのことを性分だの性格だのという人がいますが、ただ時間の管理ができないだけなのです。

朝の1時間は何々、午前中は何々、午後は何々に。昼間の8時間はこう使う、夜の自由時間はああ使う、自由時間の1時間を何かに充てる。7日間で7時間分、10日間で70時間、30日間で270時間が、自分の考え方一つで手に入れることができます。

しかし、今日は気持ちが乗らないとか、気が入らないとか、明日に回そうとか、先延ばしを繰り返し、最終的に時間が無くなり追い詰められる。夏休みの宿題を、学校が始まる寸前になってやるのと同じ状態となり、忙しさに振り回されてしまいます。

ですから、

もう少しのんびりと、

もう少しゆっくりと、

もう少しゆったりと生きてみませんか?

 するとまわりの景色が変わります。自然や人の見方も変わります。とても心が静かになります。心が安定し、安心感が生まれます。はらはらドキドキする不安定な毎日から解放されます。本当の幸せはこのように何ものにも縛られない生き方のことをいうのかもしれません。

 

ゆっくりと、

ゆったりと、

のんびりと、

 

もう、自分を許してもいいでしょう。

もう、忙しさから卒業してもいいでしょう。

 

Slow

Slow

Slow life

 

もう、そんなに急ぐ歳でもありません。

そんなに急いでどうするの?

 

Slow

Slow

 

※注ゆっくり・・・時間的・速度的なペースがスローであること。
ゆったり・・・精神的・心理的に余裕があること。

©NPО japan copyright association Hiroaki


 

人が「猫の時間」を生きると、何が起こる?



全仏ベストセラーの猫本が教える、幸せに生きるヒントという本があります。原作者はステファン・ガルニエ(Stéphane Garnier)さん。

1974年、フランス、リヨン市生まれ。レコーディング・エンジニアとして長く働いた後、現在は作家として小説、エッセー、ドキュメンタリーなどを手掛けている。愛猫ジギーとの暮らしを満喫し、その行動から日々得られた気づきをまとめた本書がフランスでベストセラーとなりました。

猫はためらわずにノンと言う

「猫はためらわずにノンと言う」

仏メディアで話題となった全仏ベストセラー、『猫はためらわずにノンと言う』から抜粋しました。

猫は他人の目は気にせず、決して媚びず、欲しいものは欲しいと言いますね。プレッシャーに負けず、何かしら自信があるようなふるまい、ひとりでも平気いられる、寂しくない、自立している…。

そんな猫が常に何かに追い立てられ、せわしく動きまわっている人間たちに、自分らしく生きるために必要な正しい振る舞い方を教えてくれるのです。
何気なく見ていた猫たちの日常の仕草には、猫だけが知る深い人生哲学が込められていたのです。この本を読むと明日から、猫を見る目が変わるかもしれません。

訳 吉田裕美(よしだゆみ)

東京都生まれ。東京学芸大学教育学部初等教育国語科卒。在学中に文部省給費にてパリINALCO(国立東洋言語文化研究所)留学。リサンス(大学卒業資格)取得。日仏両国で日本語を教える傍ら翻訳、通訳に携わる。地域猫ボランティア活動に関わり、これまで多数の猫を預かり里親へ橋渡ししてきた。現在、2匹の愛猫とともに暮らしている。



とにかく猫のような時間を生きてみよう!

「すべての動物の中で猫だけが瞑想的に生きている。」
          (アンドルー・ラング/詩人、民俗学者)の言葉より

猫が座って、じっと景色を眺めている。

気がつくと寝そべっていたりする。

そんな彼らを見ると、一日中とにかく何もしない怠け者にしか見えないし、人間世界の目で見れば間違いなくそんな気がしますね。何事にも動ずることなく自由奔放、ありのまま。

猫のように何もしないでただじっと眺めて息をする生活を人間が真似したら顰蹙を買うかもしれませんね。

とにかく現代は「時間を無駄にしない」ことが至上命令。いつも何かしらの役割を果たして、何も用事がなければ無理にでも作って、バタバタと動き続ける毎日、それが当たり前、そうすることが正しいと思われている。

でもね、これを猫の気持ちになって眺めたら、人間は、この絶え間ないせわしなさを不思議に思うかもしれません。いや、愚かな生き物とみているかもしれませんね。

ですから、少し横から眺めると、ふと奇妙な気持ちになるはずです。

どうしてそんなに余裕があるの?

どうして?

きっと、猫たちは笑っているのかもしれません。

でも、考えてみれば、猫のように「ゆっくり生きる」のは悪いことではありませんね。

時間を大切に、時間を有効に、一分一秒を大切に、と真剣に思うならば「ゆっくり生きる」というのとは正反対になる。人は慌てて、焦れば焦るほど、時間に追われれば追われるほど、「やらなければ~」と思えば思うほど時間を大切には使えなくなりますね。

猫の場合、一見、何もしていないし時間の感覚もないのかもしれません。この世から去ることなども考えたことはないかもしれない。死の概念もなく、ただ生きるという執念は残されている、だから、慌てないのかもしれませんね。

これは、人間と違い、猫時間というのもあるかもしれない。人間の一時間は猫時間にすれば数時間かもしれません。

 「ゆっくり生きる」とは、猫の時間を生きるということです。

「やってしまわなければ」「見てしまわなければ」「やらなければ」
 といった使命感や義務感を捨て去り、今という時間を味わって生きることですね。


さあ、猫さんをまねてみよう!
猫さんのように生きてみよう!
猫さんたちを見習い、尊敬しょう!

彼らは人間たちに無言で教えてくれる!
すると、ゆっくり、ゆったり、静かな時間を取り戻せるかもしれません。


こんなことわざがありました。

 「生まれるのに時間をかけたのだから、死ぬのにも時間をかけなさい」

 「生まれるのと死ぬのと、その間は生きている時間だ。それならその間も、猫のようにゆっくり生きようよ。」


では、またあした!

今日も、最後まで読んでくれて

みんな~

ありがとう~



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