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164.私たちの人生が、あと100秒だったら、そのわずかな時間に何を思い出しますか?

おしまいのとき

「人類最期の時までの残り時間は あと100秒」だといいます。

私たちの人生が、あと100秒だとしたら、そのわずかな時間に何を思い出すのでしょう?時間はすべてのものには平等でないことはわかります。

人生が50年でも長いという者がいれば、人生は100年あっても200年あっても短すぎるという人もいますね。

時間とは神が定めたものではなく、人間が定めたものであることは違いはありません。

しかし、現実はあと100秒。

そんなことはありえない、と言う人もいる。
では、世界中で1秒間に亡くなる人はどのくらいいるのだろう?

世界の男性は約32億8500万人、女性は約32億3200万人。
世界で1年間に死亡する人数は、約5500万人。
世界で餓死する人数は1日、約2万4000人。
世界の567による死者数は89万3524人(9.1現在)

日本の人口は1億2577万人です
がん 37万3547人 ・・・1日あたり1023人
心疾患 20万8210人 ・・・1日あたり570人
老衰 10万9606人 ・・・1日あたり300人
脳血管疾患 10万8165人・・・ 1日あたり296人
肺炎 9万4654人 ・・・1日あたり259人
交通事故で無くなる方 年間4596人
転んだりして亡くなる方 年間9645人
インフルをこじらせて亡くなる方 年間約10000人
昨年の1年間に亡くなった日本人は137万8906人。
日本の567死者数1398人(9・8現在)

世界の人はわずか1秒のうち2人が死んでいるといいます。


私たちにとってこの死者数を知ったからと言って、まるで他人事なのかもしれませんが、いつ自分がその立場になるかは誰にもわからないはずですね。もし、関東大震災や世界規模の災害、核戦争などが勃発してしまえば、すべての人たちはこの世を去る運命が待ち受けているからです。


さて、1秒が1分だとすると、人類がこの世から消え去るのに、あと100年という計算になります。

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米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」の「原子力科学者会報(BAS)」は本年の1月23日、地球滅亡までの時間を示す「終末時計」の針が昨年より20秒進んで残り100秒となり、1947年の開始以降、最も「終末」に近づいたと発表しました。


「終末時計」は、1947年に日本に原爆が落とされてから2年後に核戦争の危険性を警告する目的で、マンハッタン計画で最初の原爆開発に参加した米科学者たちが創設したものです。(2018年、2019年は「終末」まで残り2分だった)人類の最期の時を表す「世界終末時計」は、最期の時である午前0時の1分40秒前を指しているといいます。

その後、毎年発表され、発表された年は「残り7分」。1953年は「残り2分」に切迫しているのは、アメリカ、ソ連(当時)が水爆の実験に成功したことから縮まったといわれています。それとは逆に、危機状態から一番遠のいたのは1991年の「残り17分」で、この年はソ連の崩壊があり、東西の冷戦が終息したからだといわれています。

この「世界終末時計」は、9時から12時までの1/4部分だけの時計で、終末までの15分間だけを計測するようにできていますので、この年は、人類の滅亡の危機がよほど遠のいたと考えられ、世界が安定した時代だからなのかもしれません。

当初は、核兵器に重点が置かれていたようですが、1989年からは気象変動が加味されるようになりました。

その後も一進一退を繰り返しながら、残り時間は減少傾向にあり、2017年は「残り2分30秒」、2018年と2019年は「残り2分」、そして2020年は「残り1分40秒」と最小の残り時間となったのです。
 驚くべき、終末時計。その背景には、2020年は米中やロシア。北朝鮮などの緊張した世界情勢を垣間見ると、まさに緊迫感のある時代ともいえるかもしれません。

蝉が地上で生きるのは約1週間ぐらいだといいます。犬や猫の寿命は約20年間。私たち人間時間や動物の時間、蟻や虫などの時間はまるで異なるものだといわれているように、この終末時計は明快な答えはありませんが、人間時間ではないと思われますが、どのくらいの長さをいうのでしょう?

この「世界終末時計」は観念的なもので、この時計の「1秒」に対する説明はどこにもありません。

2018年に亡くなった、イギリスの著名な物理学者で宇宙論や未来予言などで有名なスティーブン・ホーキング博士が次のような発言をしました。

彼は2016年にオックスフォード大学で行った講演の中で、
「未来の人類のためには宇宙の研究が必要で、この地球という星で、次の1000年を生きのびることが出来るとは思っていない」と発言。

その主なリスクは、『戦争と遺伝子操作されたウイルスだ』と忠告していました。

さらに、その翌年のドキュメンタリー番組で、「人類に残されている時間は、せいぜい100年だ」と発言していたのです。

この予言?を聞くと2020年に生きている私たちの時代の危機感とあてはまるような気がします。まさに今、世界中が567と米国と中国を含めた世界中の緊張感の中がそう感じさせてしまうからです。

ホーキング博士の発言から計算すると「1秒=1年」という勝手な計算を合わせる事ができます。(実際は違いますが)

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「終末」までの時間。3分未満になったのは1949年(旧ソ連初の核実験)、1953年(米の水爆実験)、1984年(米ソ関係の悪化)、2015年(気候変動や核への懸念)、2020年(気候変動、核、サイバー戦争への懸念)。 出典:原子力科学者会報(BAS)


画像 BASより「終末時計」は史上最短となった
米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は、原爆を開発した「マンハッタン計画」に参加した米シカゴ大学の研究者らにより1945年に創刊された伝統ある科学誌。「終末時計」は、人類が滅亡する人類最後の日を午前零時とし、同誌の表紙に概念的に示す形で第二次世界大戦2年後の47年から不定期に発表されてきた。時刻の決定はノーベル賞受賞学者を含む15人の科学者で構成される委員会で決まりました。

我が国、日本ではこの「終末時計」をヒントに旭硝子財団が「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」結果を基に危機感を示す「環境危機時計」を1992年から公表しています。

                 出典:原子力科学者会報(BAS)より

今年の「終末時計」を発表する関係者
(米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」より)

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さて、私たちに残された100秒という人生をどんな形で終えるのが良いのでしょうね。私たち自身にも終末時計が存在しています。
しかし、その時計の時間は自分が調整し、選ぶことのできる時計です。時間は、人によってすべて異なるもの。あかちゃん時間もあれば、若者時間、そして老年の時間の長さはすべて違うことがいずれわかる時が来るかもしれません、
老人の時間は1日が1週間、1か月間、いや、大切に使えば1年以上の濃厚で深みのある時間へと変わることができます。
時間は命、その命は自分が造りだすもの、使い切るもの。ですから、もっともっと大切なもの、命となります。
また、私たちに時間があるように、相手にも必ず時間があり、互いがその時間を大切に使い合うことが本当の時間の使い方のように思えます。

この終末時計の針を止めるのも戻すことも私たち一人ひとりの時間の使い方にかかっているのです。

では、またあしたね!

みんな、ありがとう!ごきげんよう!




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