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165.木は木、空は空、人は人。

オオカミ少年

村はずれの牧場で羊の世話をしている羊飼いの少年が、いつも一人ぼっちで淋しいし退屈なので、 いたずらして大人たちを脅かしてやろうと考え、狼が来てもいないのに、「狼が来たぞ~」 と叫ぶ。

 その声に驚いて、大勢の村人たちが手に棒を持って駆けつけてきたが、どこにも狼は居ないので、やがて帰ってゆく。

 面白がった少年は、来る日も来る日も嘘をついて 「狼が来たぞ~」 と叫ぶ。 初めのうちはその度ごとに村人たちが駆けつけて来たが、そのうちに、村人は少年を信用しなくなり、 「狼が来た」 と叫んでも、どうせまた嘘だろうと思って、誰も駆けつけて来なくなってしまう。


 ところが、ある日、本当に狼がやって来た。 少年は 「狼が来た」 と必死で叫ぶが、村人は誰も来てくれず、少年は狼に襲われて喰われてしまった。

 
                  ─イソップ童話「狼少年」より─

©NPО japan copyright association Hiroaki


これは皆さんもご存じイソップ物語の「狼少年」という童話ですが、どこか現代社会と似ていると思いませんか。

もし、メディア情報がオオカミ少年だとしたら…
「戦争が始まるぞ!」「核爆弾が襲ってくる!」「大地震が起きて世界中が滅びる「史上最大の大不況、金融恐慌が起こる!」「高齢化で国が破産してしまう」と、人々の恐怖心をあおり叫び続けています。

アメリカのトランプの時代と北朝鮮の金正恩とのやり取りもオオカミ少年化しています。(アメリカも北朝鮮もオオカミ少年になるしか生きる道はないのですが、オオカミにはなれないのです)。
ロシアも中国も同じく、両者がオオカミ少年となりましたが、オオカミにはなれません。

それでも歴史は動き続けます。

市場というメカニズムがそうさせているのです。
世界をコントロールし世界を動かすもの、それが市場経済であり、市場は私たち人間なのです。

いま、市場経済こそが「オオカミ」なのです。

もし、オオカミ少年が次のようなことを叫んだらどうなるでしょうか?
「世界から戦争がなくなる」「世界から核が廃絶される」「大地震は起こらない」「景気は必ず良くなり、国民はみな幸せになる」「高齢者は元気に120歳まで長生きできる」

良い情報だからといって、はたして信用する人はいるでしょうか?

人類は、ほんとうの「オオカミ(大神)」にお任せするしかありませんね。

567は、まさにマスコミが作り上げた現代のオオカミ少年のようですね。

©NPО japan copyright association Hiroaki


木は木、空は空、人は人。

フラクタル(自己相似性)とは、「どんなに微小な部分をとっても全体に相似している図形のことをいいます」(広辞苑)。

(フラクタル(仏: fractale, 英: fractal)は、フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念。ラテン語 はfractus 。 図形の部分と全体が自己相似になっているもの。)

フラクタルな構造は、自然界の様々な場面で目にすることができます。

例えば、樹木の枝分かれ。大きな幹から枝が分かれていくパターンは、小さな枝からさらに小さな枝が分かれていくパターンに似ていますね。

このようなパターンは地図、図形やデザインなどに活用されているものです。空から見た海岸線は近くで見てもパターンが変わりません。雪の結晶などを顕微鏡で見ると結晶全体の形が類似します。

人間でいえば、血管や腸の内壁などもフラクタルな構造であることがわかります。雲の一部をいくら拡大しても、やっぱり雲の形に見えますね。


このように、いくら拡大しても、元の図形と似たような形になることを、自己相似性といいます。 実は、自然界(大宇宙)は自己相似性なのです。同じしくみやルールのもとに、何らかの構造物を作り上げようとすれば、そこに「自己相似系」のパターンが現れるのは当然の結果といえるでしょう。これは人間の心理も同じかもしれません。

自分の周りに起きているできごとは、自分の思考の結果であると考えます。 つまり、周りのできごとは自分の思考が創り出したのです。

フラクタル流にいうと、同じものを違う角度から見て、同じことを繰り返しているだけにすぎません。物事に「原因=結果」があるように、すべてに意味があり、いま起きている現象は、自らが生み出しているということです。

人の心はすべてフラクタルなのです。


「一切のうちに一切がある」

「一切のものは、一切のものの部分をもっている」
                      アナクサゴラスの言葉より

「決して終わることのない二極性のダンス」「美しく変幻する一連の曲線、渦、レース模様へと成長し、進化して、自然におけるバランスとカオスの果てしないダンスになるのです」                 
               「祈りの法則」グレッグ・ブレイデンより

フラクタルとは、任意の一部分が常に全体の形と相似になるような図形のことである」「各構成要素は相互に作用を及ぼし合いながら全体を造り上げており、その全体はまた各構成要素に個別の影響を与えることになる。それは、まさに曼荼羅の世界を彷彿とさせ、大宇宙(自然界)と小宇宙(生物個体)が、本来は一つのものであるというヒンドゥー教の聖典タントラを思い起こさせるものである」       

                 「こわくない物理学」志村史夫より

「曼荼羅・・・諸尊の悟りの世界を象徴するものとして、一定の方式に基づいて、諸仏・菩薩および神々を網羅して描いた図。四種曼荼羅、両界曼荼羅など多くの種類がある」                                      
                       曼荼羅(広辞苑)より

「天にあるものは地にもあり、中にあるものは外にもある」
          エメラルド・タブレット「ザ・シークレット」より

「自然は、似ているが同一ではないパターンによって自らを組み立てる。そのような相似性を『自己相似性』とよぶ」「自然はいくつかのシンプルで似たような反復パターン(フラクタル)を用いて原子を組み立て、元素や分子から岩、樹木、わたしたちに至るまで、なじみのパターンを持ったあらゆるものを作り上げる」「もし、宇宙が反復パターンで作られているとすれば、あることを小さなスケールで理解することで、それを類似したパターンを持つ壮大なスケールのものを理解する強力な糸口を提供してくれる」
            「宇宙のマニュアル」グレッグ・ブレイデンより

「人の肉体と心と魂は、小宇宙です」「大きな宇宙と小さな宇宙は同じような仕組みであり、エネルギーの法則や自然の法則もまた、そうした宇宙の仕組みのなかから生まれてきているのです。そして同じ仕組みが、自分自身にもあるということです」 
  「ヒマラヤ聖者の超シンプルなさとり方」ヨグマタ相川圭子の言葉より

「人間は宇宙の縮図です。人間の心と体に、この宇宙のすべてがすでに詰まっていると感じます」                       
                  「内在神と共に」伊勢白山道より

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coucouです、みなさまごきげんよう!

本当は、オオカミ少年は悪者ではありません。人より危険を察知したり、安全な場所を知らせたり、注意をします。ただ、満月の夜になると月に向かって警笛のように吠え続けるために人は恐ろしさを感じてしまうようです。

米ワイオミング州イエローストーン国立公園の上席野生生物学者ダグ・スミス氏によると、オオカミの遠吠えには3つの理由がある。 まずは他の個体に自分のなわばりを知らせ、近づかないようにさせるため。 2つめは群れからはぐれたときに仲間を見つけるため(オオカミの吠え声は数キロ先まで通る)。

このように、仲間の安全ために吠えるのです。

567は心配しなくていいよ!病室をしっかり確保するよ!ただ、注意すればいい。経済だって世界中で日本だけが他国からの借金はない、経済崩壊なんてないよ!

まだ見ぬ未来、まだ何も起きていない現在に怯える必要はないよ!何よりもこうして平和に生きていることに感謝して、差別や区別など失くして、みんなで支えあおうよ、という仲間を大切にする、オオカミ少年、オオカミ中年、オオカミ高年になろう!


では、またあした!


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