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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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#まちづくり

スポーツまちづくり最前線の注目地域!栃木県宇都宮市

最近耳にするスポーツまちづくりとは? 昨今、「スポーツ」と「まちづくり」を掛け合わせた言葉を目にする機会が増えてきました。 noteで「スポーツまちづくり」と検索すると、約200件がヒットします。(2024/2/28現在) また、スポーツ庁でも「スポまち!長官表彰」(正式名:「スポーツ・健康まちづくり」優良自治体表彰)を2021年より実施しています。 スポーツまちづくりは、その名の通り、地域にあるスポーツ資源を活用して、まちの活性化、住民のスポーツ実施率の向上や健康増進・

中心市街地活性化の取り組みと未来

平成30年度から中心市街地活性化事業に取り組み、寄居駅南口が生まれ変わりつつある寄居町。今年度が計画の最終年度となり、ハード整備が終了します。 寄居町の中心市街地の歴史寄居町の中心市街地は、かつての秩父往還の街道筋にあり、江戸時代から物資の集散地として栄えた荒川左岸の既成の市街地です。昭和初期には、中心市街地南側の玉淀河原は、荒川が造り出した奇岩・絶景の景勝地として、多くの客で賑わうとともに、玉淀河原周辺の荒川沿いには、著名人の別邸・邸宅が建てられました。その名残で現在も寄

閉店してしまった、推していた店が、地元にやってきた

お店の名前は『都電テーブル』。7年前、当時ライターをしていた私が取材したご飯屋さんです。 “まちのもうひとつの食卓”をコンセプトに掲げた都電テーブル。 ・子どもと一緒でも、ひとりでも、誰しもが安心して過ごせる ・スタッフは自分にあった働き方ができる ・街の人の身体と心の健康の支えになる そんな飲食店を作りたいと思ったのが始まり、と伺いました。 自宅の次に気がねなく過ごせる「もうひとつの食卓」が近所にあることは、暮らしを豊かにしてくれると考えています。 とサイトに掲載され

「沖縄県コザ」に既にあった!世界の各都市が目指している「まち」のつくられ方。これを壊すことは、経済・健康・成熟を手放すこと。ウォーカブルってそういうことか。

お久しぶりです。純粋なnoteは、7ヶ月ぶりとなります。この間もいろんな都市、まちを訪ねる機会をいただき、その都度さまざまな発見に興奮しながらも手つかずで。しかし、たまに思い起こすように、この沖縄市コザの話は書きたかったのです。 結論から言います。 今、世界の各都市が「こういうまちをつくりたいな!」と躍起になっているインフラとしての風景が、沖縄市のコザ、パークアベニュー通りにすでにあったのです! どういうことかというと、 この数年の海外のまちづくり系ニュースのメインス

小布施を丸ごとビールの原料に? 「よそもの」と町民が共創する、クラフトビール企画が生まれるまで|過去参加者インタビュー(平田憲太朗さん)

小布施を五感で感じ、魅力をビールで表現する新しい観光のかたち「クラフトビールならぬ、“クリ(栗)フトビール”を栗の町・小布施でつくれたら面白いんじゃない?」 そんな妄想から、小布施で始まった前代未聞のプロジェクトがあります。「まちとクラフトビール大作戦」と名付けられたこのプロジェクトは、栗など小布施の風土を原料に、町民と関係人口(注1)が共に創る、小布施発のオリジナルクラフトビール醸造企画。コンセプトやラベルデザインだけでなく、ビールの味覚設計まで、文字どおり0から取り組む

地元の僕がおすすめする【静岡に来たらここに行って欲しい10選】(裾野市周辺)

皆さんこんにちは。 静岡でソファのD2CブランドMANUALgraphを運営している鈴木大悟と申します。 今回のnoteは、「静岡に来たらここに行って欲しい10選」と題して僕の独断と偏見で選ぶ静岡のオススメスポットをご紹介したいと思います。 わかりやすく10選と言うタイトルにしましたが10のカテゴリーに分けて色々ご紹介させていただきます。 僕らのブランド「MANUALgraph」は、 【地域に人々を呼び込むブランドになりたい!】と言う想いで立ち上げました。 ブランドを立ち

Japan Hop Country-ツーリズムで農業の課題を解決する

岩手県遠野市で「日本産ホップの再興」に挑戦しているBrewGoodの田村です。一番搾りとれたてホップ生ビール(遠野産ホップ使用!)が今年も店頭に並んでいる時期に、ホップ生産地の遠野から新しい取り組みを発表します。 2021年11月、TONO Japan Hop Countryという新しいブランドを掲げ、プロモーション動画やWEBサイトをリリースしました。ホップやビールを軸としたツーリズムや体験が楽しめる「観光地」としてのブランド名称です。 まずはプロモーション動画をご覧く

尾道の町には「余白」がある。支局時代の出会いで気付いたこと (報道センター社会担当・田中謙太郎)

 「ここは余白がある町だと思ったんだよ」 ある男性から聞いた言葉が、ずっと頭の中に残っている。  その町は、今年の2月まで4年間、支局の記者として暮らした広島県尾道市。広島市から東に80キロ離れた、瀬戸内の港町だ。自ら選んで住んだわけではないが、確かに余白を感じる町だった。人を引き寄せ、溶け込ませる不思議な力があった。  尾道で私は昨年、「雑居雑感(ざっきょざっかん)」という本を書いた。さまざまな人が寄って「雑居」する町で、人々が思う「雑感」を記録するという意味を込めた。内

豊かで美しい水環境と水に育てられた文化

寄居町は、全国的にも珍しい“水の三冠王”のまちとして知られています。 環境庁(現在の環境省)から「風布川・日本水」が「名水百選」に、国土省(現在の国土交通省)から町全域が「水の郷」に、 林野庁から「日本水の森」が「水源の森百選」にそれぞれ認定されている“水のまち”です。 水のまち・寄居 鮎が踊る「荒川」、清らかな流れの「風布川」、神秘の名水といわれる「日本水」、そして、関東一の水祭りといわれる「寄居玉淀水天宮祭」等々…。“水”の話を抜きに寄居町を語ることはできません。水は命

【インタビュー】 ゴミ拾いをするサッカーチームって?渋谷発、こどもからお年寄りまで楽しめる新しいサッカー体験をつくりたいーSHIBUYA CITY F.C 山内一樹さんー

渋谷を拠点とするフットボールクラブ「SHIBUYA CITY F.C」をご存知ですか?スポーツやサッカーに馴染みがないと、なかなか「サッカークラブ」のイメージがつきにくいかもしれません。 SHIBUYA CITY F.Cは今年から東京都サッカーリーグ1部に昇格を果たした活躍中のサッカーチーム。しかし「ただ試合に勝つことだけが活動の目的ではありません」と代表取締役CEO山内一樹さんは話します。 サッカーで、街のみんなに勇気と活力を届けたい 「スポーツの楽しさって勝ち負けだ

医師が商店街の空き店舗に小さな図書館を作った理由。ケアをまわすエコシステム「だいかい文庫」とはなにか。

2020年12月、家庭医療専攻医である僕は、豊岡市の空き店舗に小さな図書館を作った。だいかい文庫と名付けた図書館は、おかげさまでオープン4ヶ月で400冊程度借りられている賑わう図書館となっている。 この図書館は、「シェア型図書館」である。市立や大学の図書館のような公立ではなく、民間のシェア型図書館だ。まちに暮らす人たちが一口2400円/月から共同出資し、一箱本棚オーナーとなり、自分のおすすめする本を図書館に置いて、交互にお店番をする仕組みである。現在、一箱本棚オーナーさんは

地域にひらいたマンション「第六南荘」。建て替え予定でも場をつくり続ける理由とは

武蔵新城駅の北側にある「第六南荘」。以前は全物件が住戸となっている普通のマンションでしたが、現在は1階に建築事務所や洋菓子店やチーズ屋さん、裏手には茶スタンドやコーヒー豆屋さんなど様々なテナントが入っています。 「第六南荘」は大家さんである石井さん、1階に事務所が入っているピークスタジオが中心となって、リノベーションをしてきました。ピークスタジオは、5年前に石井さんに声をかけられたことをきっかけに、新城に事務所を移転、新城テラスを皮切りに第六南荘をはじめ新城WORKなど、新

デザインが生み出す、三島のまちづくりの新たな可能性 - 「きっかけ」と文化をつくるハレノヒプロジェクトの裏側

両手に収まるサイズ、目に飛び込んでくる鮮やかな表紙。静岡県三島市のまちなかで出会うことができる、“三島のきっかけマガジン”と名付けられたこの『ハレノヒ』マガジンは、実はまちの建設会社である加和太建設から生まれました。 まちを走る鮮やかな黄色が目をひくシェアサイクル「ハレノヒサイクル」。 週末まちの広場で開催されてきた、空色の看板が印象的な「ハレノヒマルシェ」。 これらも、実は私たち加和太建設とハレノヒマガジンを作り上げてきてくれたクリエイティブチームによるまちづくりの取り

これからの近場リゾートの企画を考える3つのポイント

都農町の最大の観光コンテンツといえば、間違いなく都農ワイナリー。 人口減少や経済縮小が進む町において、ワイナリーの丘を近場リゾートとして、町外の人にも来ていただける魅力づくりは必須事項。 現状、インバウンドの道が閉ざされてますが、もともとそんなにインバウンド需要のなかった都農町からすると、逆に、アウトバウンドが減った分の需要代替地に名乗りをあげるチャンスかと思います。 働き方が変われば当然、くらし方やあそび方、泊まり方の選択肢は増えていくはず。 ワイナリーは 「ワイン