戸田江美@デザイナー大家

トダビューハイツhttps://todaviewheights.com | ロジハイツhttps://souzou-kenchiku.com | 大家・デザイナー・イラストレーター。落語好き。

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    「コミュニティ」は重いけど、「関わりしろ」は欲しい

    ひとり時間が大好き。一緒に過ごすのは、本当に気を許した家族や友達とが良い。交流会とか本当にしんどい。 だけど挨拶しあえるご近所さんがいるとホッとするし、馴染みのカフェに行ってオーナーとお喋りしながらご飯食べるのも好き。 「コミュニティ」って呼ばれるような密接な関係性はなんだか重いけど、手を伸ばせば返ってくる「関わりしろ」は欲しいんだ。 と自分の欲求に気づいてから、祖母から継いだ賃貸マンション「トダビューハイツ」では、強制的ではない「関わりしろ」をご用意しています。

      • 地域の個人商店みたいなマンションを建てたい

        私が生まれ育った東京の下町・荒川区には元気な個人商店が並んでいます。 地域に根を張り営まれてきた店構えは、もはやこの地から生えてきたような馴染みっぷり。新参者が一朝一夕で真似できるものではありません。そういうお店はどこかご店主のキャラクターが乗り移ったような雰囲気もあって、消えたら二度と生まれない存在。 これって、個人商店だけでなく、マンションなどの建物にも当てはまるんじゃないかと思います。 私は24歳の時に、家庭の事情もあって祖母から大家の仕事を継ぎました。祖母から継

        • 閉店してしまった、推していた店が、地元にやってきた

          お店の名前は『都電テーブル』。7年前、当時ライターをしていた私が取材したご飯屋さんです。 “まちのもうひとつの食卓”をコンセプトに掲げた都電テーブル。 ・子どもと一緒でも、ひとりでも、誰しもが安心して過ごせる ・スタッフは自分にあった働き方ができる ・街の人の身体と心の健康の支えになる そんな飲食店を作りたいと思ったのが始まり、と伺いました。 自宅の次に気がねなく過ごせる「もうひとつの食卓」が近所にあることは、暮らしを豊かにしてくれると考えています。 とサイトに掲載され

          • 地元民が推す、下町荒川区のグルメ店まとめ

            生まれ育った下町・東京都荒川区。路面電車が走り、地元に根付いた街中華や喫茶店と、新しい個性的なお店が入り混じる、のどかな町です。今までもnoteでこの町のおすすめ飲食店を紹介してきましたが、今日も推しのグルメスポットをまとめてみます。 荒川区にもこんなお店あるんだ、世間が落ち着いたら行ってみようって思っていただけたら嬉しいです。 結局、街中華が最高。『四川料理 中華飯店 一番』 エビが好きで、エビ欲満たしたい時に行く『四川料理 中華飯店 一番』。どうよ、海老チャーハ

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            足元に宝はある

            『宝は、すぐ足元にある』 これは尊敬しているデザイナーのひとり、梅原真さんの言葉。梅原さんは、売上に悩む一次産業のデザインを手がけ、数々のヒット商品を送り出している。 例えば土佐の『藁焼き鰹たたき』。梅原さんは『漁師が釣って漁師が焼いた』とコピーをつけ、パッケージをリデザイン。これが8年で20億を売り上げる人気商品となったそう。 人気番組『ブラタモリ』もこれに通ずるものがあると思う。ただの道も、タモリさんと専門家たちが解説してくれることで、違う風景が浮かび上がってくる。

            おばあちゃんから継いだもの

            おばあちゃんに愚痴を言うと、速攻メンタルが回復する。「こんなこと言われた...」と泣き言をこぼすと「本当のことなら反省して、的外れなことなら言わせとけぃ。外野に構ってられっか。フンッ」って下町かかあ節をかますから。 そんな力強いおばあちゃんが憔悴した姿を2度、見たことがある。 1回目は私の母が亡くなった時。 私は21歳、大学3年生だった。おばあちゃんの震える手を握って「大丈夫、大丈夫」と自分にも言い聞かせるように呟きながら病院に向かった。 その直後、親族内の嫌な揉め事が起

            会話のいらないコミュニティ

            銭湯には、客同士の無言の連帯感がある。喋らないのに、お互いに気遣いあって空間が成り立つ。ローカルの喫茶店や赤提灯も似たような連帯感が発生する。 このような「会話が中心とならないコミュニティの場」は、日本独特である。 といった内容がLIFULL HOME'S 総研『住宅幸福論 Episode3』に掲載されていました。 ちょうど私がいま荒川区に建てている賃貸にも、このような会話のいらないコミュニティの場を作る予定です。 単身で引っ越してくる方が町に愛着を持てる状況というのは

            地域に愛着を持てる住まいの作り方

            こんにちは、デザイナー大家の戸田江美です。去年からドキドキのチャレンジ「生まれ育った下町の荒川区に、新しい賃貸を建てる計画」をしています。 コンセプトは、 「町に長く住みたくなる」 賃貸マンション。 ただ業者さんに任せるんじゃなくて、 信頼できる地域の人と、 自分の手でじっくり建てます。 その物件の詳細が見えてきたので、どんな想いをこめて作っているのか、建築家さんとトークイベントを開催します! イベント概要【日時】 2020年7月11日(土)14:00-15:30

            若いんだから、なんでもできるわよ

            お笑い芸人カラテカの矢部さんの『大家さんと僕』シリーズを読んで号泣した。 「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞したこの漫画。矢部さんと大家さんの優しくかけがえのない日々が描かれている。 1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、傑

            建築家と賃貸マンションを建てるまでのあゆみ

            (2021年10月加筆) こんにちは、デザイナー大家の戸田江美です。生まれも育ちも下町・東京都荒川区。24歳のときに祖母から大家の仕事を継ぎました。 実は去年から新しいチャレンジを始めています。それは、地元に「町に長く住みたくなる」賃貸を建てること。 初めてのことなので右往左往、いろんな方にご相談させていただきながら進めています。 先日、賃貸の完成予定スケジュールがだいたい決まりました。 近い将来お家や賃貸を建てたい方や、私の備忘録のために、現在決まっているロードマップ

            建て壊された、大学時代のボロアパート

            美大時代、月3万、6畳一間、木造アパートを友達とアトリエとして借りていた。 二人で割ったから、家賃は1万5000円。 他の部屋の住人は全員、同じ美大生。 隙間風すごいし、他の部屋の音は丸聞こえだし、バランス釜のお風呂だったし、入居した時は2cmくらい砂埃が溜まってたけど、それ以上に楽しかった。 課題で終電を逃した日は、アトリエに泊まる。 他の部屋の住人も集まって、鍋(いや、クレープだったかな)を囲む。 解散したら、友達と布団並べて、壁紙の剥がれかけた天井見ながら、最近出た

            築42年、おっちゃん物件

            「人馴れしてる」家が好き。来客が多い家という意味では無くて、 お風呂上がりにタオル一枚巻いて炭酸飲みたくなるような、 初めて来てもくつろげそうな、 カッコつけなくて良い、 懐の深い家。 そういう家は写真越しに見ても、暮らしている人が浮かんでくる。 例えばこの物件。 卒業しても付かず離れず一緒にいる3人女子の、期間限定の共同生活。その日々を包んでくれそうな家だと思った。 これは「物件ファン」という不動産を“たしなむ”サイトの記事で、私はライターをさせてもらっている。

            1年間、地元の空き地でイベントしてみた

            2019年、生まれ育った下町・東京都荒川区の路地裏にある小さな空き地で、色々なイベントを開催しました。 突如現れる空き地に「白昼夢みたい!」と言うご近所さんも この空き地には、賃貸マンションを建設予定です。(2022年完成予定) 建設の想いはこちらに書いてます👇 物件のコンセプトを決めるためのイベント空き地でなぜイベントをしたのか。それはここに建てる物件のコンセプトを決めるためです。 空き地を1年間イベント広場として暫定利用し、イベントを通して未来の住人候補さんやご近所

            内見の「道のり」も楽しんでもらいたいから、おすすめルートをご紹介します

            祖母から大家の仕事を継いで5年ほど経ちました。何件ものご内見に立ち会うようになって、第一印象でなんとなく「この方ご入居されるだろうな〜」の予想が立てられるようになりました。 判断材料は色々ありますが、一番は表情。 「ここに来るまでの道が楽しかったです」 「近くに商店街があるの嬉しいです」 とニコニコ仰ってくださった方は、即日ご入居希望してくださり、その後もおかげさまで良い関係を続けられています。 ご内見に案内する、荒川区にあるトダビューハイツは、都内ですがアクセスが抜

            下町の古いお店と新しいお店【かわいくて美味しい荒川区グルメvol.3】

            こんにちは、デザイナー大家の戸田江美です。生まれ育った東京都荒川区のグルメをご紹介するシリーズです。 今日ご紹介するのは、長年町に根付いたお店と、近年オープンしたお店。懐かしくも新しい雰囲気があるのが、この町の良いところのひとつだと思います。 荒川区にもこんなお店あるんだ、世間が落ち着いたら行ってみようって思っていただけたら嬉しいです! 過去の記事👇 1.かわいいレトロ喫茶店『珈琲専科たうん』 https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132

            雨の路面電車

            私が生まれ育った町には路面電車「都電荒川線」が走っている。一車両で、バスくらいの大きさ。 車線と交わり、自動車と並走する区間もある。時には歩行者くらいの速さでトコトコ走る。急な坂を一生懸命登り、カーブも一生懸命ゆっくり曲がる。 一番好きなのは、民家の間をすり抜けるように走る区間。 線路と民家が一枚の扉で直結してるところもある。 中には線路に生えている植物と一体化していたり、線路との境の塀に洗濯物を干してるお宅もある。都電の窓から、一軒一軒の暮らしを覗き見しているようでド