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映画 記事まとめ

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映画の感想文や、おすすめ映画について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#映画」「#映画感想文」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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#映画感想

お題企画「#映画感想文」開催中!受賞者は映画『マイ・ダディ』を輩出したTSUTAYA CREATORS’ PROGRAMの公式ライターに!

映画をみて感じたこと、考えさせられたこと、考察、振り返りなどを「#映画感想文」で募集します! 映画を愛するクリエイターを応援します!今回のお題企画は、2022年1月27日から2月28日の間、クリエイターの発掘コンペティションを運営する「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」に後援いただくことになりました。 後援期間中に「#映画感想文」をつけて投稿された作品のうち、TCP担当者が最優秀賞、優秀賞を選定。受賞された方には、公式ライター就任などのすてきなプレゼント

仲良し親子の手作りパペットサメ映画!ここまでくると低予算とかそういう次元を越えている「パペットシャーク」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(595日目)

「パペットシャーク」(2022) ブレット•ケリー監督 グレイソン•ケリー監督 チャンス•ケリー監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 超常的な能力をもつ巨大人食いザメの伝説がある湖畔の森を訪れた二人の少年、グレイソンとチャンス。二人はキャンプをしながら人食いザメの伝説を語り合うが、背後には怪しげな影が迫っていた……。(DMMTVより引用) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 低予算にも関わらず、ありえないくらいに壮大なストーリーを展開し

認識したらもうアウト!鼻歌混じりにやって来る“あのコ”は誰なのさ「あのコはだぁれ?」現在上映中【ホラー映画を毎日観るナレーター】(592日目)

「あのコはだぁれ?」(2024) 清水崇監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夏休みに臨時教師として補習クラスを担当することになった君島ほのかの目の前で、ひとりの女子生徒が突然屋上から飛び降りて不可解な死を遂げる。教室にいるはずのない生徒の謎に気づいたほのかは、補習を受ける三浦瞳や前川タケルらとともに、生徒たちの間で囁かれる“あのコ”にまつわる驚きの真実にたどり着く。(映画.comより引用) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ジャパニ

ジョン・カーペンター監督 『マウス・オブ・マッドネス』 : 地上に堕ちた「狂気」

映画評:ジョン・カーペンター監督『マウス・オブ・マッドネス』(1994年・アメリカ映画) 気になりながらも、ずっと見る機会のなかった作品のひとつである。 このところ、「ヌーヴェル・ヴァーグ」関係のお勉強で、正統派の古典映画ばかり見てきたから、たまにこういうのを見ないと「頭がおかしくなってしまいそうだ」と、本作を見ることにした。 本作が気になっていた理由は、主に次の二つ。 (1)については、とにかく私は『遊星からの物体X』が好きなのだ。 クローズド・サークルのメンバーの

【映画感想】ゴジラ-1.0 Amazonプライムでー後編

↑創作大賞投稿作品 【映画感想】ゴジラ-1.0 Amazonプライムでー後編

スピルバーグの怪獣愛が炸裂した最高傑作「ロストワールド/ジュラシックパーク」について

いやー今年の夏はクソ暑い。 こんな蒸し暑い季節はビール?コーラ?はたまたバーベキューなんて人もいるんじゃないだろうか。 だが、個人的に夏というと思い出すのは…金曜ロードショーで毎年のように放映されていた「ロストワールド/ジュラシックパーク」であったりする。 色々あった本シリーズだが、ぶっちゃけ本作こそがシリーズ最高傑作だったのではないかと個人的には考えている。 それどころか、スピルバーグ作品でも最高傑作の部類に入るのではないだろうか。 本作の概要・解説 そんな本作だ

息子と映画「キングダム 大将軍の帰還」を鑑賞。

*ざっくりながら少しネタバレありです。ご注意を。 +++ 今日は、息子と映画「キングダム 大将軍の帰還」を鑑賞してきました。 ”轟音上映”で迫力満点。 映画「キングダム」シリーズは、今作で四作目となりますが、初めて劇場で観ました。 結論、劇場で見るべきですね! 普通に3シーンほど、泣きそうになるシーンがありました。 主人公・信と、同郷・尾到の別れのシーン、摎が王騎の言葉に感涙するシーン、そして王騎の最期・・。 しかし、隣の息子は泣く気配はなく、私も目うるっ、ぐ

アルフレッド・ヒッチコック監督 『ロープ』 : 「現場視点」の快楽と陥穽

映画評:アルフレッド・ヒッチコック監督『ロープ』(1948年・アメリカ映画) 本作『ロープ』は極めて特徴的な作品である。 そのため、通り一遍の紹介や評価で良いのなら、その特徴を挙げて誉めるだけでいいのだから、これほど容易いことはない。まただからこそ、それ以上のことを言おうとすれば、それなりの見識が必要ともなる。 その意味で本作は、「評者の試される作品」だと言っても良かろう。 本作の「基本的な性格」は、「Wikipedia」の紹介文冒頭の、次の一文に尽きる。 この紹介文は

どーもくん似の殺人ソファが激ヤバ野郎どもを一掃!意外と人間みたいな殺し方なのね「キラーソファ」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(588日目)

「キラーソファ」(2019) バーニー•ラオ監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー フランチェスカは事件に巻き込まれ行方不明になった知人の所有する一人掛けソファを譲り受けることに。だが、そのソファは呪われていて、変わった男たちを魅了するフランチェスカに恋をしてしまう。殺人鬼と化したソファは彼女の身も心も独占しようと家を訪れる人間に次々と襲いかかる!つぶらなボタンの瞳、快適な座り心地からは想像できない残忍な手口、そして想像を超える機動性。果たして悪夢の

低予算サメ映画へ宣戦布告!どんぐりの背比べなZ級ワニ映画「ワニゲーター」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(584日目)

「ワニゲーター」(2022) ポール•デール監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ワニが多く生息しているティボドー市は6日後に50周年を迎えるゲーターフェスティバルで浮かれていた。そんな時トレーラーパークに暮らすフランクがトイレで何者かに食い殺される事件が発生する。すぐに保安官のミッチェルは駆けつけ、ワニが下水から襲ったものと断定した。その後、町中でワニが目撃され被害者も増していた。州立湿地調査員のローラが駆けつけ事態に対応するも、既にワニが大量発

感染するカニバリズム!一口かじったらダッシュで逃げろ!「地獄の謝肉祭」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(585日目)

「地獄の謝肉祭」(1980) アンソニー•M・ドーソン監督 ◆あらすじ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ベトナムの戦場でカニバリズム(人肉嗜好)に取りつかれた2人の兵士。帰還後、彼らは忌まわしい記憶から逃れようとしながらも人肉の味が忘れられず、生肉を求めて大都会を彷徨する。彼らに襲撃された人間は次々と食人鬼と化し、大都会は地獄絵図となる。(Filmarksより引用) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『カニバリズム(食人)が感染する』 というあ

映画感想『フェラーリ』

原題「FERRARI」 エンツォとラウラの夫婦が創業したフェラーリが経営難に落ち込んだ1957年の数ヶ月を描いた伝記物。 世に知られるフェラーリのイメージとは大分異なった背景だ。 愛人との子の認知問題も抱え公私共に頭を悩ますエンツォ・フェラーリ。 ことごとくマセラッティに勝利を奪われなかなかレースの覇者になれないフェラーリは次のレースに向けて策を練るうちドライバー達の命をも軽んじる言動を放つ。 そんな彼の冷酷とも思えるレース必勝へのこだわりを情熱からの執念や男のロマンと

チャールズ・チャップリン 『キッド』 : 素朴なヒューマンコメディ

映画評:チャールズ・チャップリン『キッド』(1921年・アメリカ映画) チャップリンの初長編作品である。無論、モノクロ・サイレント。 本稿のタイトルを、いつものように「○○監督『×××』」という具合に、「監督」を付けなかったのは、チャップリン作品の場合、監督・脚本・主演のすべてをチャップリン自身がやるのは当たり前のようなので、ただ「監督」とだけ付けるのに違和感があったからだ。つまりチャップリンの作品は、チャップリン作品以外の何物でもないと、私にはそう思えたためである。

映画『フェラーリ』 マイケル・マン、老いてなお健在(ネタバレ感想文 )

イタリア人たちが英語しゃべってるのはどうかと思いますが、まあ、吹き替えみたいなもんだと思いましょう。 私はマイケル・マンが好きです。 きっかけは『ラスト・オブ・モヒカン』(1992年) マイケル・マンの監督作は8年ぶりくらいなのかな? 私は『パブリック・エネミーズ』(2009年)以来なので15年ぶりくらい。 あの映画は、強盗専門の脚本家と社会派好きな脚本家とガンマニアの監督が全員バラバラな方向を向いている印象でしたけどね。 私はマイケル・マンを「無精髭と銃を描く作家」と