見出し画像

【映画感想】ゴジラ-1.0 Amazonプライムでー後編


↑創作大賞投稿作品




【映画感想】ゴジラ-1.0 Amazonプライムでー後編





窮地の敷島たちを救った重巡洋艦・高雄。


けど、ストーリーはまだ序盤ー中盤だったので、嫌な予感通り、ゴジラに派手に潰されました。


乗組員が「うわー」とか言いながら死んでいき、ゴジラの凶悪さが描かれているんですけど、戦闘能力が未知の敵に対して、単騎突撃、後ろに救助船なし、は無いわーと、「時代劇演出」にちょいちょい引き戻される。


東京に直撃する前に駆除することに失敗し、ゴジラは上陸しました。


銀座。

避難のラジオは流れているのに、普通に走っている電車。


運悪く乗っている典子。


戦争の記憶は新しいんだから、止めてどこか残っている防空壕に逃げて、と報道すれば良いのに。


それがゴジラに対して無意味な抵抗だとしても、非常に呑気です。


ビルの屋上で「今、銀座に上陸しました!」と決死の覚悟で報道している人たちがいて、案の定死んでいましたね。


ヘルメットくらい付けたら良いのに。


あとで主人に聞いたら、あのシーンは初代ゴジラのオマージュらしいです。


ゴジラによって垂直に持ち上げられた電車のなか、滑り落ちるさなか、驚異の身体能力で手すりに捕まり海にダイブして生き延びた典子。


敷島さんと合流します。

ゴジラが放った熱線の衝撃波で、敷島さんは典子が咄嗟に建物の陰に突き飛ばしたので無事でしたが、敷島さんが失神し、次に目覚めたときには、あたり一面、瓦礫しか残っていませんでした。


どうして敷島さんが隠れたビルだけ原型をとどめていたのか?


そして典子は、敷島さんを突き飛ばす反射があれば、自分も敷島を抱き込みビルのかげに飛び込めば良かったのでは…。


いやはや、イヤらしい突っ込みばかり。


けど!おもしろかったんですよ。


ゴジラを倒す方法が、フロンガスを爆発させてゴジラに纏わせ相模湾の海溝1500メートルに落とし、さらにそれで仕留められなかったときのため、直後に急浮上させ、急激な高圧と減圧で生き物を殺す、というケンジ・オダ博士の作戦。


見ごたえがあって、とても良かったです。















最後、典子が生きていたシーンでは、感動・胸熱ではなく、なんでやねん!となってしまったのだが。



いや、ええねんけど。

けど、典子こそ受け身とか強靭な肉体とか、そういう演出こそないけど、事象だけみると、経験者・特殊部隊みたいなフィジカルだから…。



私、ジュラシックパーク、ジュラシックワールドが好きなんですけど、あのシリーズは「人間の愚かしさ」というメッセージがあるんです。


対して、ゴジラには「ゴジラという生き物の神聖性、完璧さ、残忍さ」


神のごとくというのが、

「シン・ゴジラ」からも汲み取れるように思うのですが、そのメッセージって、私のように少し世代が違うだけで、ピンと来なくなっちゃうと思うんですね。


なんでって、結局科学技術にゴジラがやられるから。


「まだ死んでないで」「復活するで」

みたいな伏線が最後にあるのですが。


ゴジラが、日本の特撮文化の金字塔であることは変わりませんが、

「オマージュ」には私のような古参ではないものからすると、分からないものでもあるので(スターウォーズみたいに)


ひとつディズニーのアナと雪の女王のように、メッセージで冒険してみてほしいな、と思ってしまいます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?