マガジンのカバー画像

AI×デザイン知見まとめ

47
AI×デザインの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio.com/r/1/c/note/pag… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

UXライターがAIと一緒にUXライティングやってみた

生成AIの発展により真っ先に淘汰されるというウワサのUXライターという仕事をしているものです、こんにちは。 遅かれ早かれ淘汰されるであろうとは思いつつも、自分が発揮するバリューにそれなりの自信もあるので、奪えるもんなら奪ってみろや!というスタンスで生成AIとは少し距離をとっていました。 なのですが。 先日「AI4D Gathering デザインプロセス大解剖 -実務での生成AI×デザインが丸わかり-」というイベントに参加したところ、ほとんどの登壇者の方がUXライティング

イラストレーターがAdobe Fireflyでイラストを作ってみた

こんにちは。LINEヤフーコミュニケーションズ クリエイティブ部OPSチームに所属している、下川です。 昨年まではイラストレーターとして、イラストチームに所属していました。 ▼イラストチームで書かせてもらった記事 みなさんは、生成AIを活用していますか?クリエイティブ部でも生成AIの活用が推奨されています。 が、イラストレーターの私は、画像生成系のAIはあまり使ったことがありませんでした。 というのも、「欲しいイラスト、描いたほうが確実じゃない?」とついつい思ってしまい…

AIの価値を最大化するデザインの役割

木浦幹雄です。エクサウィザーズのデザインチームとともに、デザインの力でプロダクトやクライアントとのプロジェクトの価値を高めながら、ミッションである「AIを用いた社会課題の解決」に取り組んでいます。私自身はかれこれ10年以上にわたりデザインの領域で仕事をさせて頂いており、最近はデザインの中でも特にデザインリサーチやUXリサーチと呼ばれる領域を専門としています。 デザインリサーチやUXリサーチはプロダクトやサービスをデザインするためのリサーチのことです。残念ながら日本国内におい

UIデザイナーにAIは取って代わるのか Midjourneyを使って現役UIデザイナーが試してみた

はじめに最近、AIによる画像生成サービスが多く出てきて、デザインを含めたクリエイティブにかかわる方は関心があるのではないでしょうか。 議論が起こっている、AIの学習元データの著作権の問題も気になります。 ただ、今回は純粋に、自分の専門スキルであるUIデザインをAIは行うことができるのか気になり、実際に試したことをまとめました! 結論「取って代わることはない。専用の学習をさせれば、グラフィックのアイディエーションに使うことができそう。」 上記の結論に至った理由を、検討過程

AIは名建築をデザインできるか

こんにちは。santas代表の宮崎です。 今回の記事は、画像生成AIと建築デザインについてです。 建築業界でもAIの活用が急速に普及し始めています。最初はエンジニアリングでの使用が主で、利用者数を予測した空調制御や、構造設計で用いられていました。昨今ではChatGPTを筆頭にAGI(汎用型人工知能)に近いAIが公開され、エンジニアリング領域のみならず、デザイン領域においても活用方法が模索されています。 今回は注目されているAIの中から、画像生成AIのMidjourney

AI-UXとAX(AI Transformation)というLayerXの挑戦

どうも、すべての経済活動を、デジタル化したい福島です。 年末恒例になりました未来予測+来年の意気込みシリーズ。2021年末は「SaaS+Fintech」、2022年末は「コンパウンドスタートアップ」に関する記事でした。2023年末は「AI-UXとAX(AI Transformation)」を取り上げます。 LayerXにとっての未来予測は、評論家的な予測ではなく、自分たちが実践し、体現するものです。 SaaS+Fintechの文脈では、バクラクビジネスカードが好評で、決

【ウェビナー参加の感想】AIとUIデザイン

海外のクリエーターさんの話を聞いてみたいなと思い、”ジェイコブ・ネルソン”さんの無料ウェビナーに参加しました。 AIとの共存、今後より注力して学ぶべきことを説明してくれていました。 英語でのウェビナーなのかと思いましたが、同時通訳もつけてくれており日本語での説明も聞くことができて、わかりやすかったです。 ■テーマ:AIに置き換えられないUIデザインのスキルとは?未来のAIのできること まず説明いただいたのが、2027年・2030年・2040年の未来AIはUIUXの分野をど

生成AIの進化によって「デザインの単位」が変わり、「顧客体験の構造」も変化する

生成AIの発展によって、インターフェースやインタラクションは大きく変化するだろう。 その結果、ユーザー体験(UX)の在り方そのものも大きく変わっていくはずだ。 現在予約販売中の拙著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」では、そんなユーザー体験それ自体の変化についても1章を割いて解説しているが、本noteではその中から1つの変化をピックアップして紹介したい。 デザインの単位が "User" から "You" へ変わる「ユーザー体験」「ユーザー中心デザイン」「ユーザ

AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用しています。 これらAIを活用していますが、AIで全自動で作成してはおらず人とAIが協業しながらやっています。 色々この辺り試している中で、個人的に考えているAIとうまく協力するポイントである「できることを分類しておく」ということと「ブランドを守る」の2点について今回はまとめたいと思います。 1 分類して使い

「生産性」を上げる生成AIの力

column vol.1163 今週、KDDIが、国産の生成AIを開発する東京大学発のスタートアップ企業「イライザ」の株式を取得し、子会社化すると発表。 〈NHK NEWS WEB / 2024年3月18日〉 イライザは、アメリカのメタが公開した大規模言語モデル「Llama2」をベースに、経済産業省が所管する産業技術総合研究所の支援を受けて生成AIを開発。 先週、国内最大規模の国産の生成AIを完成させたと発表していました。 そうした流れの中で、KDDIは、自社の通信

美大生にとっての生成AIの話

※当記事では生成AIの是非(適法性/違法性)について言及しない。 かつてはコップに入った猫を「猫である」と判断できなかったAIが、本格的に絵という分野に進出してから数年が経った。 初めこそよくわからない抽象画のような風景やラーメンを手づかみで啜る樋口円香を笑っていた私達に、現在の混沌とした状況は想像できただろうか。 よりにもよって、そんな絵という分野の過渡期に美術大学のデザイン科に進学を決めてしまった大馬鹿者がいる。私だ。 入試対策のデッサンをしながら、自分が目指す分野は

ChatGPTをフル活用したUI勉強会!プロンプトも大公開

はじめにこんにちは!つむです🐈 8月より社内で実施するchatGPTをフル活用したUI勉強会を実施しています📚 開催までの背景や内容決定までのプロセス、プログラムをご紹介します🚩 使用するペルソナ・ユーザーストーリー・情報アーキテクチャ図を生成するプロンプトも公開しますのでぜひご覧ください✨ 自己紹介 2022年KDDIにUXデザインコースで新卒入社(KDDIアジャイル開発センターに兼務出向中) auショップ向けDX施策やワーケーション施設検索サービス「タビトシゴト」など

Feedly + ChatGPTで、毎朝 自分専用のポッドキャストを自動生成する仕組みを作った

昨年こんな記事を書きました。 毎朝、デザイン系の英語記事を10件ほどおすすめしてくれるSlackボットです。このボットは現在も問題なく稼働し続けていますが、毎朝のニュースは文字で読むよりも音声として聞いたほうが負担が少なく続けられそうです。 そこで、このSlackボットを拡張して、毎朝デザインニュースのポッドキャストを自動生成する仕組みを作ることにしました。 成果物はじめに成果物について。完成したポッドキャストは毎朝SpotifyとApple Podcastで配信してい

【海外記事】2024年版 UX/UIデザイントレンド2

本日もこちらの記事を読んでみます。なお、画像なども以下から引用しています。 前回はBentoデザインや、ついに来年きそうなAR/VRの話題が取り上げられていました。 今回はまた別のトピックが取り上げられていますので見ていきたいと思います。長い上に地味に英文が難しく読解に時間がかかってしまいますが、頑張って読み進めます。 本日もよろしくお願いいたします。 誰でもアニメが作れる!新しいトレンドはたいてい新しい技術がより広く利用できるようになった時点で生まれます。 これはL