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#マンガ感想文 記事まとめ

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マンガ感想文や、おすすめのマンガの紹介について書かれた記事をまとめた公式マガジンです。
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#今こそ読みたい神マンガ

『薫る花は凛と咲く』はきっと誰が読んでもピンとくる漫画

『薫る花は凛と咲く』は、誰が読んでもピンとくる高校生ラブストーリーのど真ん中のような漫画です。 はじめはタイトルと表紙が気になり、この作品を読み始めました。 ストーリーとしては、隣り合った高校に通う二人の話です。 主人公の凛太郎くんは男子校に、薫子ちゃんはお嬢様学校に通っており、 タイトルの『薫る花は凛と咲く』は二人の名前から取られたものだと思います。 一巻を読み、これほで典型的な設定は久しぶりだなと感じました。 ただ、最新刊まで読み進めると、この漫画は単なる恋愛

手塚医療漫画の傑作「きりひと讃歌」はこうして生まれた!

今回は手塚医療漫画の傑作「きりひと讃歌」をご紹介いたします。 ブラックジャックの原型とも言われる本作には医者手塚治虫が描く 医学会の闇が鮮烈に描かれております。その闇に翻弄される主人公の 目を覆いたくなるショッキングな描写が数多くあるにも拘わらず 傑作とよばれる所以はなんなのでしょうか。 その魅力をたっぷりと解説いたしますので 是非最後までお付き合いください。 本作は1970年4月から「ビッグコミック」に連載されました。 あらすじは 人間の顔や身体が犬のような外見になり呼

今の時代に必要なのはキン肉マン味だ!!ポストドラゴンボール!?

どうも主に姫路にいるhideです。 毎日好き勝手な事書いて、友達の仕事を手伝って、あんまり働かずにチンタラ頑張って生きてます。漫画とゲームと音楽好きです♬ 僕へのアクセスや活動まとめはこちら それでは本編へGO 今が全盛期の面白さのキン肉マン!!キン肉マンって知ってます? 多分知名度だけなら〇〇マンの中でもベスト5に入るぐらい有名なんじゃないでしょうか? なんと連載開始は1979年!! 44歳のオッサンの僕ですらまだ生まれてません!!(1980年生まれ) 幼少期に同

社内イラストレーターに聞いた「何度も読み返した漫画」5選

以前、イラストレーター3人に聞いた「仕事をする上で影響を受けた本」という記事を公開したところ、多くの方にアクセスいただきました。私たち自身も、お互いがどんな本に影響を受けて仕事をしているのかを知ることができて、興味深かったです。 ▼関連記事 そこで今回は、「有名作や長篇に限らず、人生のバイブルみたいになっている漫画ってあるよね?」ということで、イラストレーター4人に「何度も読み返した漫画」を聞いてみました。 ①総員玉砕せよ!/水木しげる 「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの

【通勤・通学の時間にオススメ】ジャンプ+のおすすめ読切 4選!!

こんにちは!美琴です🌞 最近だんだん暖かくなってきて、外にお出かけすることも増えてきましたよね。 そこで、今回は通勤・通学などのちょっとした時間に読める「読切マンガ」をご紹介します! (「ジャンプ+」の作品は、アプリをインストールすれば無料で読むことができちゃいます✨💞) 少しでも気になった方は、ぜひ読んでみて下さい(*^-^*) 1. 『写して』by山本登 【ストーリーの概要】 思春期真っ盛りの高3女子(洲崎和)が“卒アル写真”の撮影に臨む話。 普段まじめな主人公だ

読書好き女子が選ぶ!これから来そうな漫画20選!

今回は読書好き漫画好きの梨の木が選んだ、これから人気が出そうな漫画を20作紹介していこうと思います! 今はまだバカ売れしているわけではないけど、近いうちに誰もが知る作品になるはず!というものを集めました。kindleで期間限定無料になっているものもあるので、気になったものはぜひ無料分だけでも読んでみてください! 「極楽街」 佐乃夕斗絵が上手すぎる中華風バトルファンタジー 獣人や異形の生き物が人間と共存している社会で、トラブル解決を請け負う「問題解決屋」の毎日を描いたバト

『葬送のフリーレン』13巻が切なすぎないかい?

『葬送のフリーレン』12巻の破壊力にやられ、ほぼ毎晩のように12巻を読み続けている人間がいる。それは誰か。私だ。 何度読んでも素晴らしすぎる。楽しい旅のはずなのに、切なさと郷愁を感じてしまう。 そして先日、13巻が発売されてしまった。12 巻により情緒が乱れまくった人間は、続巻を読んだときどうなってしまうのか。 前回の感想は極力ネタバレなしで書いたので、今回はストーリーに触れながら感想を綴っていこうと思う。 13巻をまだ読んでない人――いないとは思うがもし仮に万が一い

【キミの目を見て話せない】こそコロコロ最強のラブコメ漫画。令和キッズを清く正しいラブコメへ導く光がここにある

好きがバレるのは恥ずかしい? 好きなものを好きだと言うのはもっと恥ずかしい? いいや、どんなに茶化されようとも「好き」がブレない姿はかっこよくて、眩しい。 好きな子の目は見て話せないが、好きであることに対して嘘はつかない。この誠実さだけが令和ラブコメ界で覇を唱えられる。 これがなにを意味するか分かるか? そう、その通りだ。 【キミの目を見て話せない】こそが現代最強のラブコメ漫画であるということだ。 人よ、【キミの目を見て話せない】1巻を買え。2024年4月26日に発売だ。

久井諒子さんの画業が凄いという感想記事

序文 大変素晴らしい結末で、先日見事に完結した久井諒子さんの漫画『ダンジョン飯』には2つの副読本があるのはご存知でしょうか それはこちらです 『ダンジョン飯 冒険者バイブル』 『久井諒子らくがき本 デイドリームアワー』 どちらも読み応えたっぷりの傑作資料集であり、画集でもあり、書き下ろし短編漫画ありと、大変盛り沢山の内容となってます こちらの記事は、この2冊の解説というか感想というか、凄すぎる絵力に対する思い入れをそのまま書いた怪文書というか、そんな内容になってます ダ

『葬送のフリーレン』12巻の破壊力がすごすぎて頭を抱えている

今さらながら、『葬送のフリーレン』を読んだ。最新刊12巻(2024年3月時点)まで読んだ。そしてタイトルの通りである。 素晴らしい作品に出会って、頭を抱えた経験はあるだろうか。私は何度かある。最近では映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観てそうなった。あの映画は、人の心をどろりとかき乱しては、行き場のない思いを植え付けてくるとんでもねぇ作品だった。 一方、『葬送のフリーレン』12巻は大谷翔平の163.2キロなみの剛速球で、僕の心のやわらかいところにダイレクトアタックしてきた。

将棋漫画が熱い今日この頃、「バンオウ-盤王-」(綿引智也、春夏冬画楽 著)が面白過ぎる件について(hasegawonderの月刊漫画2024年2月号)

漫画の題材に色々なものがあれど、対決するなら1対1がやっぱ盛り上がるワケじゃないですか(唐突)。だから長いことスポーツ漫画は1対1が描きやすく、静と動が分かりやすい野球が隆盛を極め、他の集団スポーツは描き方が考えられるまで時間がかかった的な記事を昔なんかで読んだことある気がするよね(テキトー)。 その理屈で言えば、スポーツじゃないにしろ「将棋」なんて非常に漫画に向いてるんじゃなかろうかと思っていたワケよ。俺がティーンエイジャーの頃、将棋漫画といえば「月下の棋士」くらいしかな

#人生を狂わせたマンガ4作品(完結済み)

Xのハッシュタグで、「人生を狂わせた作品5つ挙げる」を見つけた。「人生を狂わせた」なんて大袈裟なものではなく、私の心の支えになってる作品について書きたい。アニメ編は以下の記事に書いた。 コタローは一人暮らし(全10巻)簡単なあらすじ 4歳の子が一人暮らし?そんなこと可能?という疑問から気になったマンガ。しっかり者のコタローと、ご近所さんとの関わりにホッコリする。でも明らかになっていくコタローの悲しい過去。 自分の境遇に重ねてしまい、コタローに感情移入が止まらない。何回読

【「進撃の巨人」キャラ語り】「友達とは何か?」を描いた「進撃の巨人」第69話「友人」が好きすぎる。

「創作はすべて作者の願望」の亜流みたいな雑な話だし、例えもズレている(サウザーは愛情の喪失に傷ついたのであって友情ではない……台詞もそうなっているし)  ジャンルの特徴について話したい、ということはわからないでもないが、それを踏まえても持論のために触れるものすべてを雑に扱いすぎだと思う。「その論が正しいかどうか」以前の問題だ。  友達は 二人が「相手は友達」と思っていることだけが、成り立つ要件ではないだろうか。  上記にまとめについてはそれ以上の感想はない。  この記事

ぱんだごろごろお奨めマンガ4選!【「異世界転生」と「悪役令嬢」】

こんにちは、ぱんだごろごろです。 ここのところ、狂ったようにマンガを読みまくっています。 どれくらい読んでいるかと言うと、 一日のうち、仕事と家事以外の自由時間の、ほぼすべてを注ぎ込んでいます。 去年は、「三浦梅園生誕300年」ということで、学会もありましたし、その関係で、論文や学術書もそれなりに読んでいました。 それが、今年になって、たがが外れたように、マンガにのめり込んでいます。 それも、ほぼ電子書籍で、コミックシーモアに課金しては、無料漫画や試し読みをしたものの中