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【気になる生態】🦉

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動物の生態をメインに紹介していきます🤓気軽に読んでいってくださいね🦖この鳥を取り上げて欲しいなどあれば是非。
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#鳥

【気になる生態】 #6 生粋のスズメバチハンター 「ハチクマ」

【気になる生態】 #6 生粋のスズメバチハンター 「ハチクマ」

木の実を食べる鳥、魚を食べる鳥、鳥にも食べ物に好みがありますが、蜂を食べる猛禽類がいると聞いて驚きました。

その名もハチクマ。

名の通り蜂の巣を襲い、サナギや幼虫を好んで食します。

最初はハチミツを食べるのが好きな熊のような鳥から名前の由来がきているかと思っていました。蜂を食べるのが好きというのは合っていたのですが、”クマタカ”という鳥に似ているというところからみたいです。クマタカありきの名

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【気になる生態】 #5 干潟に集まる黒い影 「カワウ」

【気になる生態】 #5 干潟に集まる黒い影 「カワウ」

黒い体に黄色い口角、そして緑の瞳。異様な雰囲気を持つあの鳥。

今回はカワウについて書きたいと思います。

カワウは魚を食べる大型の水鳥です。

都市ではあまり見かけにくい鳥ですが、川や海に近いところに多くみられます。

名古屋には藤前干潟というラムサール条約に登録された干潟があります。

ここには自然豊かな生態系が広がっており、沢山の渡り鳥が姿を現します。

そして、その干潟を見渡せる場所には野

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【気になる生態】 #4 兄弟間闘争 「イヌワシ」

【気になる生態】 #4 兄弟間闘争 「イヌワシ」

生態系のトップに位置するイヌワシ。

全国でも500羽程度しかいない大変貴重な大型猛禽類です。

そんなイヌワシの自然界での戦いは生まれた時から始まっています。

イヌワシは繁殖期に卵を2つほど産みますが、2匹の雛が育つことは99%ないと言われています。

卵は一度にふたつ産むだけではないので、先に生まれた雛が必然的に大きくなります。

そして。2〜3日早く生まれた雛は、後から生まれてきた雛を嘴で

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【気になる生態】 #3  羽ばたかない怪鳥 「アンデスコンドル」

【気になる生態】 #3 羽ばたかない怪鳥 「アンデスコンドル」

動物園で必ずじっくりみてしまう鳥。それは”コンドル”です。

特に翼を広げた時のデカさには毎度驚かされます。

現存する鳥類の最大はダチョウですが、飛行する鳥の中で最大なのはコンドルです。なんと体重は大きいもので15kgにもなります。

ちなみに寿命も長く50年〜60年くらい生きるそうです。

「鶴は千年、亀は万年」と言われていますが、そんな鶴でも寿命は20〜30年ということで、もし日本にコンドル

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【気になる生態】 #2 親を知ることのない鳥 「カッコウ」

【気になる生態】 #2 親を知ることのない鳥 「カッコウ」

カッコウの生態ほど探究したくなるものはないかもしれません。

古くは童謡、今では横断歩道の効果音で鳴き声が使われている耳馴染みのある鳥ですが、その生態はなかなかファンキーです。そして何より謎が多いのです。

カッコウの生態における最大の特徴は「托卵」です。

托卵とは他の鳥の巣に卵を産みつけ、その鳥に子供育てさせる行為を指します。

まずカッコウは狙いを定めた巣にいくと、もともとあった卵を捨てて自

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