《迷えるセカンドシングルウーマンへ》4、友人たち
夫の不満について、妻はしばしば友人たちと
話す。
お互いに「だよね!」「うちも同じだよ」
「離婚したい!」そう話し合っては家に帰っていく。
そう、家に帰っていく。
当時、それを不思議に思った。
あんなに嫌いな夫のために食事を作り、洗濯をし、掃除をするために
結局帰っていくのだ。
(私は夫が嫌い、というわけではなかった。
一緒にいると不安だった。)
アメリカに転勤した夫と共にアメリカ中部で暮らしていた日本人女性が
奥様だけの会合で、
「今日、夫は休みをとってるの。
残念だけどもうお昼ごはんだから帰らなくちゃ。」
と言って帰ろうとすると
「ご主人は、食事するときに介護が必要なのか?」と尋ねられたらしい。
「妻の自立」ってなんだろうと考えたが
当時は答えが出なかった。
そして友人たちは8割が 私の離婚に賛成し
2割が反対していた。
まるで自分たちの代理戦争のように。
私は今も離婚は正解だったのかと振り返ることがある。
当時もかなり考え込んだ。
その時、ひとりの人が言った
「自分の決めた答えが正しい答え。」という
言葉を握りしめて決心したのだ。
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