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月報(2021年6月)

■ 動き出す

 6月。長く休園を続けていた都立動物園・水族館が開き、立ち止まった状態で始まった2021年がようやく動き出したような感覚があります。多摩動物公園へ足を運んだとき、多摩モノレールで少しだけ涙ぐんでしまいました。本降りの雨でしたが、涙雨であるような気がしていました。

 その後も足立区生物園、サンシャイン水族館、ジャパン・スネークセンター……と、再開した施設に足を運んでいます。予断を許さない状況はまだまだ続きますが、動物園や水族館の現場から得られる発見や心躍る感覚が私の活動力の大きな源泉なので、今後も色々と気を付けながら訪問機会を作っていきたいです。

■ マーダーミステリーに呼んでもらった

 6月は音声通話アプリ「mocri」を通じて仲良くしている方々に誘っていただき、2本のマーダーミステリーにプレイヤーとして参加させてもらいました。

 楚々としたお嬢様とブラック企業のパワハラ部長、まったく異なる役柄でしたが楽しんで参加できたので良かったです。

 TRPGやマーダーミステリーは、「非言語的な言語スキル」(語義矛盾していますが、正直な実感です)を相当程度問われるゲームであるような気がしています。私にとってかなり苦手な部分もあるけれど、ゲームの形式なら楽しみながら参加できます。またタイミングが合う時に参加できたらいいなと思っています。

■ インタビュー記事「『サル』が好きすぎて」第2回公開

 「本屋しゃん」ことなかむらしょうこさんにインタビューして頂いている記事の第2回も、この6月にリリースされています。

 この記事では、私が頻繁につぶやいている「おらんうーたんになりたい。」というフレーズについても掘り下げが行われました。いったいどういうことなのか、ぜひ読んでみて下さい。

 なかむらさんとの対話が深まるにつれ、紹介して頂いた様々な人やアート作品、展覧会のイメージが万華鏡のように広がり、私自身の世界も解像度が高まってきたような気がします。今後のこのインタビューの展開を楽しみにしています。

■ 財務関係の勉強に本腰を入れ始める

 最近は財務関係の本や記事を読んだり、少しずつ独学を始めています。今後の仕事で役に立つ、というのもありますが、動物園・水族館を探究していく中で、財務分析がもっとできるようになりたい、という欲求に気づいていったからです。

 クラウドファンディングで食糧費を賄う施設が現れたり、閉館を公にする水族館が相次ぐなど、コロナ禍で苦しい状況にある全国の動物展示施設。

 来園者・ファンとしての私たちにできることは限られているけれど、もう少しクリアに現状を見つめられるのであれば、理不尽に惑うのではなく、冷静に未来を考えることができるかも知れない。財務分析はそのための武器になりうると考えています。

 ……と、大言壮語しましたが実態はまだまだ下手の横好きレベルです。mocri等を通じて知り合った人たちには財務会計分野でがんばっている人も何人かいるので、刺激を受けながら学習を進めていきたいです。

■ 霊長類フリーマガジン、次のステージへ

 先月の「月報」で「制作の本格化」について触れた霊長類フリーマガジンは、7月を前にすべての原稿が初稿出来となりました。寄稿して下さった皆さん、お忙しいなかたくさん連絡してしまいごめんなさい。おかげで全体の見取り図が描けるようになりました。

表紙:告知用

 表紙イラストは前回に引き続いてねんねんさんに描いて頂き、正式タイトルを「【EN】ZINE Re:Boost!!」に決定しました。

 ここから1ヵ月は微調整を重ね、入稿前最終稿を確定させるために編集パートで動きます。細かい作業が続きますが隙間時間を見つけてなるべく早めに進めていけたらと思います。


 6月、密度の高い1ヵ月でした。これから夏が進んでいく中で、世相ももう少しだけ明るくなればいいな、と思います。やれることやれる範囲でやっていきます。